`
` 【課題】パネルを開いた状態でノート型パソコンを手で
`
` 持って操作する場合の使い勝手の向上。
`
` 【解決手段】本体の後辺を軸として360度回転可能に
`
` 取り付けられたディスプレイパネルが本体1の上面を開
`
` 閉する。パネルセンサ14が検出したディスプレイパネ
`
` ルの回転角度は監視システム13に送られ、監視システ
`
` ム13は、このパネルセンサ14の検出角度がシステム
`
` 制御設定部12に登録された設定回転角度になった時
`
` は、その設定回転角度に対応してシステム制御設定部1
`
` 2に登録されたシステム制御を実行すべくPCシステム
`
` 11を指令する。特に、ディスプレイパネルの回転角度
`
` が360度の時のディスプレイパネルに設けられたタッ
`
` チパネル以外からの入力を禁止するようにシステム制御
`
` 設定部12に登録しておく。
`
`1
`
`Lenovo EX-1017, Page 001
`IPR2021-00821 (Lenovo Inc. v. LiTL LLC.)
`
`
`
` 【特許請求の範囲】
`
` 車と、前記中間ヒンジの前記本体または前記パネルに対
`
` 【請求項1】 本体と、この本体の側辺を中心に0度~
`
` する回転角度を検出するパネルセンサとを含むことを特
`
` 360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル
`
` 徴とするノート型情報処理装置。
`
` とを含むことを特徴とするノート型情報処理装置。
`
` 【請求項8】 本体と、この本体の側辺に設けられた本
`
` 【請求項2】 本体と、この本体の側辺を中心に0度~
`
` 体軸を中心に回転する中間ヒンジと、この中間ヒンジに
`
` 360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル
`
` 前記本体軸に平行に並設されたパネル軸を中心に回転し
`
` と、このパネルの前記操作面に対する回転角度が0度で
`
` 前記本体の操作面を開閉するパネルと、前記本体軸(ま
`
` ある閉じた状態に前記パネルを固定する閉ロック機構
`
` たは前記パネル軸)に同軸に設けられ前記本体(または
`
` と、前記パネルの前記操作面に対する回転角度が360
`
` 前記パネル)に対し固定の第1の歯車と、前記パネル軸
`
` 度である状態に前記パネルを固定する逆ロック機構とを
`
` (または前記本体軸)に同軸に設けられ前記第1の歯車
`
` 含むことを特徴とするノート型情報処理装置。
`
` に噛み合う前記第1の歯車と歯数が同じ第2の歯車と、
`
` 【請求項3】 本体と、この本体の側辺を中心に0度~
`
` 前記パネル(または前記本体)の前記第2の歯車に対す
`
` 360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル
`
` る回転角度を検出するパネルセンサとを含むことを特徴
`
` と、このパネルの回転角度が予め0度~360度から任
`
` とするノート型情報処理装置。
`
` 意に設定した角度となった時に予め設定されたシステム
`
` 【請求項9】 本体と、この本体の側辺を中心に0度~
`
` 制御を行う情報処理回路とを含むことを特徴とするノー
`
` 360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル
`
` ト型情報処理装置。
`
` とを含み、このパネルの回転角度が予め0度~360度
`
` 【請求項4】 本体と、この本体の側辺を中心に0度~
`
` から任意に設定した角度となった時に予め設定されたシ
`
` 360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル
`
` ステム制御を行うことを特徴とするノート型情報処理装
`
` と、このパネルが前記操作面を閉じた状態から360度
`
` 置の制御方法。
`
` 回転した状態では前記操作面からの入力を禁止する情報
`
` 【請求項10】 本体と、この本体の側辺を中心に0度
`
` 処理回路とを含むことを特徴とするノート型情報処理装
`
` ~360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネ
`
` 置。
`
` ルとを含み、このパネルが前記操作面を閉じた状態から
`
` 【請求項5】 本体と、この本体の側辺を中心に回転し
`
` 360度回転した状態では前記操作面からの入力を禁止
`
` て前記本体の操作面を開閉するパネルと、このパネルの
`
` することを特徴とするノート型情報処理装置の制御方
`
` 法。
`
` 回転角度を検出するパネルセンサと、この回転角度とし
`
` て1または複数の設定回転角度およびこの設定回転角度
`
` に対応するシステム制御を格納するシステム制御設定部
`
` と、前記パネルセンサが検出する前記パネルの回転角度
`
` が前記設定角度となった時に対応する前記システム制御
`
` を情報処理回路に行わせる監視システムとを含むことを
`
` 特徴とするノート型情報処理装置。
`
` 【請求項6】 本体と、この本体の側辺に設けられた本
`
` 体軸を中心に回転する中間ヒンジと、この中間ヒンジに
`
` 前記本体軸に平行に並設されたパネル軸を中心に回転し
`
` 前記本体の操作面を開閉するパネルと、前記本体に対す
`
` る前記中間ヒンジの回転角度を検出する本体側センサ
`
` と、前記中間ヒンジに対する前記パネルの回転角度を検
`
` 出するパネル側センサと、前記本体側センサの検出した
`
` 角度に前記パネル側センサが検出した角度を加えて前記
`
` パネルの前記本体に対する回転角度を検出するパネルセ
`
` ンサとを含むことを特徴とするノート型情報処理装置。
`
`発明説明書
`
` 【請求項7】 本体と、この本体の側辺に設けられた本
`
` 体軸を中心に回転する中間ヒンジと、この中間ヒンジに
`
` 前記本体軸に平行に並設されたパネル軸を中心に回転し
`
` 前記本体の操作面を開閉するパネルと、前記本体軸に同
`
` 軸に設けられ前記本体に対し固定の第1の歯車と、前記
`
` パネル軸に同軸に設けられ前記パネルに固定で前記第1
`
` の歯車に噛み合う前記第1の歯車と歯数が同じ第2の歯
`
` 【発明の詳細な説明】
`
` 【0001】
`
` 【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型情報処理
`
` 装置およびその制御方法に関し、特に本体の操作面にキ
`
` ーボード等を設け、回転して本体の操作面を開閉するデ
`
` ィスプレイパネルにタッチパネルを設けたノート型パソ
`
` コンおよび、その制御方法に関する。
`
` 【0002】
`
` 【従来の技術】ディスプレイパネルにタッチパネルを設
`
` けたノート型パソコンは、客先での保険業務や集金業務
`
` などのタッチパネル使用が前提である場面では、ディス
`
` プレイパネルを開いた状態(図1に示すような状態)で
`
` 手で持ちながらタッチパネルを操作する場合が多い。
`
` 【0003】
`
` 【発明が解決しようとする課題】従来のノート型パソコ
`
` ンは、ディスプレイパネルを最大で開いても、ディスプ
`
` レイパネルがキーボード面に対し120度(図1に示す
`
` ような状態)または、せいぜい180度程度しか開か
`
` ず、ディスプレイパネルを開いた状態のノート型パソコ
`
` ンを手で持ってタッチパネルを操作するのは、使い勝手
`
` がとても悪かった。
`
` 【0004】
`
` 【課題を解決するための手段】本発明のノート型情報処
`
` 理装置は、本体(図1の1)と、この本体の側辺を中心
`
`2
`
`Lenovo EX-1017, Page 002
`IPR2021-00821 (Lenovo Inc. v. LiTL LLC.)
`
`
`
` に0度~360度回転可能で前記本体の操作面を開閉す
`
` と、この中間ヒンジに前記本体軸に平行に並設されたパ
`
` るパネル(図1の2)とを含むことを特徴とする。
`
` ネル軸(図9の7)を中心に回転し前記本体の操作面を
`
` 【0005】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` 開閉するパネル(図9の2)と、前記本体軸に同軸に設
`
` (図1の1)と、この本体の側辺を中心に0度~360
`
` けられ前記本体に対し固定の第1の歯車(図9の21)
`
` 度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル(図1
`
` と、前記パネル軸に同軸に設けられ前記パネルに固定で
`
` の2)と、このパネルの前記操作面に対する回転角度が
`
` 前記第1の歯車に噛み合う前記第1の歯車と歯数が同じ
`
` 0度である閉じた状態に前記パネルを固定する閉ロック
`
` 第2の歯車(図9の22)と、前記中間ヒンジの前記本
`
` 機構と、前記パネルの前記操作面に対する回転角度が3
`
` 体または前記パネルに対する回転角度を検出するパネル
`
` 60度である状態に前記パネルを固定する逆ロック機構
`
` センサ(図5の14)とを含むことを特徴とする。
`
` とを含むことを特徴とする。
`
` 【0011】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` 【0006】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` (図9の1)と、この本体の側辺に設けられた本体軸
`
` (図1の1)と、この本体の側辺を中心に0度~360
`
` (図9の8)を中心に回転する中間ヒンジ(図9の6)
`
` 度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル(図1
`
` と、この中間ヒンジに前記本体軸に平行に並設されたパ
`
` の2)と、このパネルの回転角度が予め0度~360度
`
` ネル軸(図9の7)を中心に回転し前記本体の操作面を
`
` から任意に設定した角度となった時に予め設定されたシ
`
` 開閉するパネル(図9の2)と、前記本体軸(または前
`
` ステム制御を行う情報処理回路(図5の11から14)
`
` 記パネル軸)に同軸に設けられ前記本体(または前記パ
`
` とを含むことを特徴とする。
`
` ネル)に対し固定の第1の歯車(図9の21)と、前記
`
` 【0007】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` パネル軸(または前記本体軸)に同軸に設けられ前記第
`
` (図1の1)と、この本体の側辺を中心に0度~360
`
` 1の歯車に噛み合う前記第1の歯車と歯数が同じ第2の
`
` 度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネル(図1
`
` 歯車(図9の22)と、前記パネル(または前記本体)
`
` の2)と、このパネルが前記操作面を閉じた状態から3
`
` の前記第2の歯車に対する回転角度を検出するパネルセ
`
` 60度回転した状態では前記操作面からの入力を禁止す
`
` ンサ(図5の14)とを含むことを特徴とする。
`
` る情報処理回路(図5の11から14)とを含むことを
`
` 【0012】本発明のノート型情報処理装置の制御方法
`
` 特徴とする。
`
` は、本体(図1の1)と、この本体の側辺を中心に0度
`
` 【0008】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` ~360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネ
`
` ル(図1の2)とを含み、このパネルの回転角度が予め
`
` (図1の1)と、この本体の側辺を中心に回転して前記
`
` 本体の操作面を開閉するパネル(図1の2)と、このパ
`
` 0度~360度から任意に設定した角度となった時に予
`
` ネルの回転角度を検出するパネルセンサ(図5の14)
`
` め設定されたシステム制御を行うことを特徴とする。
`
` と、この回転角度として1または複数の設定回転角度お
`
` 【0013】本発明のノート型情報処理装置の制御方法
`
` よびこの設定回転角度に対応するシステム制御を格納す
`
` は、本体(図1の1)と、この本体の側辺を中心に0度
`
` るシステム制御設定部(図5の12)と、前記パネルセ
`
` ~360度回転可能で前記本体の操作面を開閉するパネ
`
` ンサが検出する前記パネルの回転角度が前記設定角度と
`
` ル(図1の2)とを含み、このパネルが前記操作面を閉
`
` なった時に対応する前記システム制御を情報処理回路
`
` じた状態から360度回転した状態では前記操作面から
`
` (図5の11)に行わせる監視システム(図5の13)
`
` の入力を禁止することを特徴とする。
`
` とを含むことを特徴とする。
`
` 【0014】
`
` 【0009】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
`
` (図7の1)と、この本体の側辺に設けられた本体軸
`
` を参照して説明する。
`
` (図7の8)を中心に回転する中間ヒンジ(図7の6)
`
` 【0015】図1は、本発明の実施の形態のノート型パ
`
` と、この中間ヒンジに前記本体軸に平行に並設されたパ
`
` ソコンの斜視図である。
`
` ネル軸(図7の7)を中心に回転し前記本体の操作面を
`
` 【0016】本実施の形態のノート型パソコンは、本体
`
` 開閉するパネル(図7の2)と、前記本体に対する前記
`
` 1の後辺を軸として回転可能に取り付けられたディスプ
`
` 中間ヒンジの回転角度を検出する本体側センサと、前記
`
` レイパネル2が本体1の上面を開閉する。本体1の上面
`
` 中間ヒンジに対する前記パネルの回転角度を検出するパ
`
` は、キーボート4およびトラックボード5が設けられた
`
` ネル側センサと、前記本体側センサの検出した角度に前
`
` 操作面となっている。ディスプレイパネル2の本体1の
`
` 記パネル側センサが検出した角度を加えて前記パネルの
`
` 操作面に対向する面には、タッチパネル付の液晶表示パ
`
` 前記本体に対する回転角度を検出するパネルセンサ(図
`
` ネル3が設けられている。図1は、ディスプレイパネル
`
` 5の14)とを含むことを特徴とする。
`
` 2が半開きでの状態を示している。ディスプレイパネル
`
` 【0010】本発明のノート型情報処理装置は、本体
`
` 2は、本体1の操作面に液晶パネル3の面を合わせた閉
`
` (図9の1)と、この本体の側辺に設けられた本体軸
`
` じた状態である操作面に対する回転角度が0度の状態か
`
` (図9の8)を中心に回転する中間ヒンジ(図9の6)
`
` ら、ディスプレイパネル2の液晶パネル3の反対側の面
`
`3
`
`Lenovo EX-1017, Page 003
`IPR2021-00821 (Lenovo Inc. v. LiTL LLC.)
`
`
`
` と本体1の操作面の反対側の面とを合わせた状態の回転
`
` 従って回転角度が180度とは本体1とディスプレイパ
`
` 角度が360度の状態まで回転できる。
`
` ネル2とが一平面上にある状態)となった時に、監視シ
`
` 【0017】図2および図3は、ディスプレイパネル2
`
` ステム13は、システム制御設定部12の登録内容に従
`
` を操作面に対し360度回転させた状態の斜視図で、そ
`
` い「画面反転、アプリケーション自動起動」のシステム
`
` れぞれディスプレイパネル2の方から見た図および本体
`
` 制御をPCシステム11に指令する。
`
` 1の方から見た図である。
`
` 【0025】ディスプレイパネル2を、さらに展開し、
`
` 【0018】図4は、ディスプレイパネル2を360度
`
` 回転角度が360度(図2、3に示す状態)となった時
`
` 回転させたノート型パソコンを人が手で支持してスタイ
`
` に、「タッチパネル以外の入力禁止、アプリケーション
`
` ラスペン9でタッチパネルを操作しながら、他人に液晶
`
` の自動起動、OS切り替え」のシステム制御をPCシス
`
` パネル3を見せている状態の斜視図である。この場合
`
` テム11に指令する。従って、キーボード4およびトラ
`
` に、ディスプレイパネル2を360度回転させて完全に
`
` ックパッド5からの入力は禁止され、タッチパネルのみ
`
` 開ききり、本体1およびデイスプレイパネル2を通常の
`
` から入力できることとなる。
`
` 閉じた状態とは逆に折りたたんだ状態になっているの
`
` 【0026】このような回転角度が360度の時に「タ
`
` で、図1のように半開きの状態で使用するよりも格段に
`
` ッチパネル以外の入力禁止」を行わないと、図4に示す
`
` 使用勝手が良い。すなわち、PDAと同じような感覚で
`
` ようにディスプレイパネル2を360度回転させてノー
`
` タッチパネルを操作することができる。
`
` ト型パソコンを手で持つと、指が誤ってキーボード4等
`
` 【0019】本実施の形態のノート型パソコンは、デイ
`
` に触れ、誤入力される虞がある。また、ディスプレイパ
`
` スプレイパネル2の回転角度に応じて、入力制御、アプ
`
` ネル2を360度回転した状態でディスプレイパネル2
`
` リケーション起動、OS切り替え等を行うシステム制御
`
` を上にして机上等に置けばキーボード4が机の上面に触
`
` が可能である。図5は、このような制御を行うためのシ
`
` れ、この場合も誤入力が生じる虞がある。本実施の形態
`
` ステム構成を示すブロック図である。
`
` では「タッチパネル以外の入力禁止」のシステム制御の
`
` 【0020】パネルセンサ14は、ディスプレイパネル
`
` 設定により、このような誤入力を防止できる。
`
` 2の本体1の操作面に対する回転角度を検出する。PC
`
` 【0027】この後にディスプレイパネル2を閉じ、回
`
` システム11は、ノート型パソコンのプログラムを処理
`
` 転角度を0度とすると、「スリープ、ディスプレイ電源
`
` するCPU等からなる部分を示す。システム制御設定部
`
` OFF」の状態になる。
`
` 【0028】なお、他の例として起動に時間のかかるア
`
` 12には、予め図6に示すように設定回転角度とこれに
`
` 対応するシステム制御の種別を登録しておく。
`
` プリケーション、OSの場合は、起動させようとする回
`
` 【0021】パネルセンサ14が検出した回転角度は監
`
` 転角度より起動時間を見込んだ角度だけずらした回転角
`
` 視システム13に送られ、監視システム13は、このパ
`
` 度で起動を指令するような設定回転角度をシステム制御
`
` ネルセンサ14の検出角度がシステム制御設定部12に
`
` 設定部12に登録した方が良い場合もある。例えば、設
`
` 登録された設定回転角度に一致するかを監視する。シス
`
` 定回転角度を200度とし、これに対応してアプリケー
`
` テム監視部13は、パネルセンサ14の検出角度がいず
`
` ション自動起動のシステム制御をシステム制御設定部1
`
` れかの設定角度になった時は、その設定角度に対応して
`
` 2に設定し、ディスプレイパネル2を開けていくとき
`
` システム制御設定部12に登録されたシステム制御を実
`
` に、ディスプレイパネル2が回転角度200度に開いた
`
` 行すべくPCシステム11を指令する。
`
` 時にアプリケーションの起動を開始し、回転角度360
`
` 【0022】次に、本実施の形態の使用方法、動作につ
`
` 度になった時に起動がほぼ終了するようにするような場
`
` いて説明する。
`
` 合である。
`
` 【0023】予め、キーボード4等を用いて、システム
`
` 【0029】ディスプレイパネル2を閉じた状態に固定
`
` 制御設定部12に設定回転角度および対応するシステム
`
` するロック機構を設けることができ、同様にディスプレ
`
` 制御を識別する名称等を登録しておく。図6に示す例で
`
` イパネル2を360度回転させた状態に固定するロック
`
` は、設定回転角度に0度、180度および360度を登
`
` 機構も設けることができる。ディスプレイパネル2を3
`
` 録し、これらに対応するシステム制御として「スリー
`
` 60度回転させた状態にロックすることで図4に示すよ
`
` プ、電源OFF」、「画面反転、アプリケーション自動
`
` うなノート型パソコンの使い勝手がさらに良くなる。こ
`
` 起動」および「タッチパネル以外の入力禁止、他のアプ
`
` のようなロック機構としては、弾性を有する爪を相手側
`
` リケーション起動、OS切り替え」を登録している。図
`
` の凹部または凸部に引っ掛ける構造や、ディスプレイパ
`
` 6は一例で、これ以外の設定も、何も設定しないことも
`
` ネル2と本体1との対応部分に磁石を設けておく構造が
`
` 可能であるが、以下、図6の例に従って説明する。
`
` ある。
`
` 【0024】ディスプレイパネル2を開き電源を入れ、
`
` 【0030】図7および図8は、ディスプレイパネル2
`
` デイスプレイパネル2を開き、回転角度が180度(デ
`
` を本体1に回転支持する構造を示すノート型パソコンの
`
` ィスプレイパネル2を閉じた時の回転角度を0度とし、
`
` 側面図で、それぞれディスプレイパネル2を閉じた状態
`
`4
`
`Lenovo EX-1017, Page 004
`IPR2021-00821 (Lenovo Inc. v. LiTL LLC.)
`
`
`
` の図および360度回転した状態の図である。本体1の
`
` る。
`
` 後辺に設けた軸8に中間ヒンジ6が軸支され、軸8に並
`
` 【0037】また、本発明のノート型情報処理装置は、
`
` んで並行に中間ヒンジ6に設けられた軸7にデイスプレ
`
` パネルの任意の回転角度に応じて種々のシステム制御を
`
` イパネル2の後辺が軸支されている。
`
` 行わせることができる。特に、本体の操作面をパネルで
`
` 【0031】本体1に対する中間ヒンジ6の回転角度を
`
` 開閉するノート型パソコンで、パネルを360度回転し
`
` 検出する本体側センサ(図示せず)および中間ヒンジ6
`
` た状態での操作面からの入力を禁止することにより、パ
`
` に対するディスプレイパネル2の回転角度を検出するデ
`
` ネルを360度回転して折りたたんだ状態での操作面か
`
` ィスプレイパネル側センサ(図示していないが、例えば
`
` らの誤入力を防止できる効果がある。
`
` エンコーダを用いることができる。)を設け、本体側セ
`
` 【図面の簡単な説明】
`
` ンサの検出角度とディスプレイパネル側センサの検出角
`
` 【図1】本発明の実施の形態のノート型パソコンのディ
`
` 度とを加算する加算器(図示せず)を設ければ、この加
`
` スプレイパネル2を途中まで開いた状態の斜視図であ
`
` 算器の出力がディスプレイパネル2の回転角度になるの
`
` る。
`
` で、この加算器を図5に示すパネルセンサ14とするこ
`
` 【図2】図1に示すノート型パソコンのディスプレイパ
`
` とができる。
`
` ネル2を閉じた状態から360度回転させた状態のディ
`
` 【0032】また、本発明の他の実施の形態として図9
`
` スプレイパネル2の側から見た斜視図である。
`
` に示すように、軸8に同軸に本体1に固定の歯車21を
`
` 【図3】図1に示すノート型パソコンのディスプレイパ
`
` 設け、歯車21と歯数が同じで軸7に同軸でディスプレ
`
` ネル2を閉じた状態から360度回転させた状態の本体
`
` イパネル2に固定の歯車22を設け、中間ヒンジ6の本
`
` 1の側から見た斜視図である。
`
` 体1に対する回転角度を検出するセンサ(図示せず)ま
`
` 【図4】図1に示すノート型パソコンのディスプレイパ
`
` たはディスプレイパネル2の中間ヒンジ6に対するセン
`
` ネル2を閉じた状態から360度回転させて人が手に持
`
` サを設け、このどちらかのセンサの出力を2倍する変換
`
` って操作している状態の斜視図である。
`
` 器をパネルセンサ14とするようにすることもできる。
`
` 【図5】図1に示すノート型パソコンのディスプレイパ
`
` もっとも、システム制御設定部12にディスプレイパネ
`
` ネル2の制御系の構成を示すブロック図である。
`
` ル2の回転角度の半分を設定回転角度として登録するよ
`
` 【図6】図5に示すシステム制御設定部12の登録内容
`
` うにすれば、2倍する変換器は不要で中間ヒンジ6の本
`
` を示す図である。
`
` 体1に対する回転角度を検出するセンサ等をパネルセン
`
` 【図7】図1に示すノート型パソコンのディスプレイパ
`
` サ14とすることができる。
`
` ネル2の閉じた状態の側面図である。
`
` 【0033】さらに、図9で、歯車21は本体1に固定
`
` 【図8】図1に示すノート型パソコンのディスプレイパ
`
` するが歯車22をデイスプレイパネル2に対し回転自在
`
` ネル2の閉じた状態から360度回転させた状態の側面
`
` とし、ディスプレイパネル2の歯車22に対する回転角
`
` 図である。
`
` 度を検出するセンサをパネルセンサ14とすることがで
`
` 【図9】本発明の他の実施の形態における図7に示すヒ
`
` きる。逆に、歯車21は本体1に回転自在とするが歯車
`
` ンジ6の部分の拡大図である。
`
` 22をデイスプレイパネル2に対し固定とし、本体1の
`
` 歯車21に対する回転角度を検出するセンサをパネルセ
`
` 【符号の説明】
`
` 1 本体
`
` ンサ14とすることもできる。
`
` 【0034】なお、図5でシステム制御設定部12およ
`
` び監視システム13をPCシステム11と分けて描いて
`
` あるが、ノート型パソコンのPCシステム内にソフトウ
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` ェアとしてシステム制御設定部12および監視システム
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` 13を設けるようにすることもできる。
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` 【0035】本発明は、モバイルノート型パソコンのほ
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` 2 ディスプレイパネル
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` 3 液晶パネル
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` 4 キーボード
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` 5 トラックパッド
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` 6 中間ヒンジ
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` 7 軸
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` 8 軸
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` か、本体とパネル(蓋)のように折り畳む構造のある種
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` 11 PCシステム
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` 々の携帯用端末、情報装置に適用できる。
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` 【0036】
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` 【発明の効果】本発明のノート型情報処理装置は、パネ
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` ルを本体に対し360度まで回転でき、パネルを開いた
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` 状態で手に持って操作する場合の使い勝手が優れてい
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` 12 システム制御設定部
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` 13 監視システム
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` 14 パネルセンサ
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` 21 歯車
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` 22 歯車
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`5
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`Lenovo EX-1017, Page 005
`IPR2021-00821 (Lenovo Inc. v. LiTL LLC.)
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` 【図1】
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` 【図2】
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` 【図3】
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` 【図4】
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` 【図5】
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` 【図7】
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` 【図9】
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` 【図6】
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` 【図8】
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`6
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`Lenovo EX-1017, Page 006
`IPR2021-00821 (Lenovo Inc. v. LiTL LLC.)
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