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`
`(57)【要約】
`【目的】画面回動軸を有するテレビ、モニタの画面を外
`部振動に対し静止させ使い勝手を向上させ、かつ画面回
`動操作、前記外部振動による液晶パネル面に応力の伝達
`されることを防ぎ、テレビ、又はモニタのMTBF(平
`均故障間隔)を大幅に向上させることにある。
`【構成】回動体22の第1の回転軸8をフレーム2に具備
`された第1の回転軸9と軸方向に移動可能に係合させ、
`第1の回転軸8の回動半径上に第2の回転軸10を具備
`し、左右両面より複数の加圧ワッシャ14で加圧する部材
`とチルトプレート6を貫通する制動ボス11と前記第2の
`回転軸10を軸方向に移動可能に係合させ、前記回動体22
`が第1の回転軸8を中心に回動すると回動方向に対し制
`動力が働き画面5を静止させたものである。
`
`KAWASAKI-1027
`
`
`P. 1
`
`
`
`1
`
`【特許請求の範囲】
`【請求項1】鉄道車輌、バス等の走行体に搭載され、受
`信器、分配器、変調器、ビデオ、増幅器、混合器の入力
`機器より送出される映像、音声信号を椅子、又は壁に固
`定されてなるテレビ又はモニタの画像表示部、又はヘッ
`ドホンスピーカに出力するテレビシステム、又はモニタ
`システムにおいて、(以下略してテレビシステム、又は
`モニタシステムをテレビと記す)、テレビの画像表示面
`の水平方向と平行な軸を回転中心として前記画像表示部
`を含むテレビ本体を前記走行体中の椅子又は壁の固定部
`に対して前後方向に画像表示部を回動させる第1の回転
`軸を前記テレビ本体の左右の側面に設け、同じ側面に第
`1の回転軸を中心に回転する半径上に第2の回転軸を設
`けてなり、前記椅子又は壁に固定され前記テレビ本体の
`左右の側面と対向するフレームの側面に軸方向に移動可
`能にかつ、回動可能な第1の回転軸と系合する左右一対
`の第1の回転軸受けを設けてなり、前記フレームに第2
`の回転軸が第1の回転軸を中心としてその半径上を回動
`する軌跡に溝を具備したプレートを固定し、この溝に制
`動ボスを貫通させ、制動ボスの両側又は片側にプレート
`の溝の近傍の面と当接する制動ワッシャを設け制動ボス
`に貫通させ、さらに前記ワッシャをウエッブスプリング
`又はコイルスプリングで加圧するよう制動ボスに貫通さ
`せ、制動ボスにウエッブスプリング、又はコイルスプリ
`ングの弾性変形量を規制するストッパーを設け、前記制
`動ワッシャとプレートが加圧接触させ、前記制動ボスに
`前記テレビ本体に具備された第2の回転軸と軸方向に移
`動可能に、回転可能に系合させ、前記第1の軸を中心に
`前記テレビ本体を回動させると前記ウエッブスプリン
`グ、コイルスプリングで加圧されたプレートと制動ワッ
`シャの面接触により前記テレビ本体の回動と静止に制動
`力をあたえたことを特徴とする画面支持装置。
`【請求項2】請求項1において前記テレビ本体の周囲を
`金属ケースで囲み系合させ前記金属ケースの左右側面に
`前記第1の回転軸、第2の回転軸を具備させたことを特
`徴とする画面支持装置。
`【請求項3】請求項1又は2の装置において前記第1の
`軸又は前記制動ボスに前記テレビ本体の重力に抗し重力
`による回動力をゼロに近づけるように前記テレビ本体の
`重力に抗する方向にスプリングによる抗力をあたえてな
`ることを特徴とする画面支持装置。
`【請求項4】請求項1,2又は3の装置において前記テ
`レビ本体の液晶板より隙間を設けてプラスチックケース
`を前記テレビ本体の周囲を囲んでなる金属に固定的に系
`合させたことを特徴とする画面支持装置。
`【発明の詳細な説明】
`【0001】
`【産業上の利用分野】本発明は鉄道車輌、バス等の走行
`体の座席、壁等に据付けられる、回動可能なテレビ、デ
`ィスプレイの画像表示部を走行時の外部振動に抗し、静
`
`(2)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開平5−42853
`2
`止支持させる装置の機構に関する。
`【0002】
`【従来の技術】従来の鉄道車輌、バス等の座席の背面に
`据付けられている、テレビ、ディスプレイの画像表面部
`(以下画像表示部を略して画面と記す)は人間が見容い
`位置見れるように上下方向を回動可能にしてかつ走行時
`の振動に抗して静止できるように画面は座席の背面の固
`定部に回動軸を回動方向に制御力を加えるようになって
`いる。
`【0003】この種の構造を有する装置の例を図に沿っ
`て説明する。
`【0004】図14,15はバス又は鉄道車輌の座席の背面
`に据付けられたときの部分断面図を含む正面図を示し、
`図14において101は椅子、102はフレーム、103はテレビ
`を収納しているケース、104はリベットでカシメられた
`回転軸を示し、105はゴム等の材質でなる粘弾性をもつ
`制動部材、106はテレビ又はモニタの画面を示す。
`【0005】本図は回転軸104を中心に制動部材105にて
`フレーム102の側面ケース103の側面により制動力、つま
`り抵抗をうけながらケース103の下部を人の手により引
`き上げることにより回動するようになっている。
`【0006】次に図15においては先の図と同じものには
`同じ符号が付してあり、その他107は金属でできたワク
`を示し、ワク107にケース103が固定されてい、前記図14
`と同様ケース103とワク107はフレーム102に対して人の
`手により回転軸104を中心に回動できるようになってい
`る。
`【0007】また図14,15に示すような車載用ではない
`が一般家庭に据付けられる、据付形のテレビで画面を回
`動静止できる装置の例としては、NEC技法VOL.43
` No.9/1990ページ17,18に記載の「生活空間提案
`型デザインテレビ」「4.チルト機構について」を挙げ
`ることができる。
`【0008】
`【発明が解決しようとする課題】図14の従来例において
`第1の問題としてフレーム102の側面とケース103の側面
`で粘弾性部材105を圧縮してケース103を手前に回動させ
`静止させるのに制動力をあたえているので粘弾性部材10
`5のもつクリープ特性により制動力の働きが時間経過に
`比例し鈍くなり、走行時の振動により制動しきれなくな
`り画面は回動してしまう。
`【0009】第2の問題としてケース103がプラスチッ
`ク等の弱い力で塑性変形を有する部材であると、前記リ
`ベット104をカシメルとき、またケース103の歪又はそし
`てケース103の下部をもち前記制動力に抗し画面106をフ
`レーム102に対して回動させるときケース103に歪を生
`じ、ケース103に固定的に系合されている画面106に歪が
`伝達され、画面106を接続する半田面の接触不良となり
`画面106に縦線等が発生し画像の不具合となってあらわ
`れる。
`
`
`P. 2
`
`
`
`3
`【0010】第3の問題として画面106を見易い任意の
`位置に静止させるのにケース103、画面106でなるテレビ
`ユニットの重力の回動力に1:1に対応する走行時の振
`動の強さに対して制動力の大きさを設定しなければなら
`ないので、画面106を手で回動操作させる力が大きくな
`ってしまい、結果として使い勝手を悪くする問題があっ
`た。
`【0011】次に図15の従来例においてはテレビ画面の
`ケース103を金属ワク107で囲むことによりケース103の
`回動にともなう歪は金属の剛性の大きさにより防ぎ、第
`2の問題である画像の不具合は改善できできるが、走行
`時の振動により画面が移動する第1の問題と操作力が大
`きく使い勝手が長くなる第3の問題には対処できない。
`【0012】また「生活空間提案型デザインテレビ」の
`例ではモートルを画面の回動力にしているので線材の布
`線、歯車等の連結機構に空間が必要とブラウン管式テレ
`ビであるので椅子内に容易に実装できない問題があっ
`た。
`【0013】そこで本発明の目的は走行体の移動による
`振動が存在しても回動可能に任意の位置に静止でき、画
`面の回動力も一定でケースの剛性を高くして歪を液晶パ
`ネルに伝えない操作性の良い、信頼性の高い画面支持装
`置を提供するにある。
`【0014】
`【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
`画面の静止機能を保つ制動力を発生させる粘弾性特性を
`もつ部材がクリープする第1の問題に対しては、テレビ
`をケース内に収納固定し、ケースの左右の側面に第1の
`回転軸と第2の回転軸を設け各々の軸の長手方向が平行
`にかつ画面の左右側面と垂直になるように配備させ、座
`席の背面に固定的に係止された前記ケースの左右側面と
`平行な部分を具備したフレームを設け、前記フレームの
`左右側面に前記ケースに具備された第1の回転軸と回動
`可能にかつ軸の長手方向に遊びを有する第1の軸受を設
`け、第2の回転軸は、複数の金属材料のウェッブスプリ
`ングを軸方向に許容応力以内に弾性変形させるようスト
`ッパを設け、弾性力で静止した制動板の溝を第2の回転
`軸が通過するよう貫通し溝の近傍の面を両面よりワッシ
`ャではさみこんだボスの穴と軸方向に遊びを設けて系合
`させ、第1の軸を中心に回動させると回動方向に第2の
`軸と係合するボスとワッシャが制動板に対しウェッブス
`プリングの力により制動力を得ながら回動するようにし
`たものである。
`【0015】第2の問題に対しては、前記ケースを金属
`材料で構成し、前記画面を前記ケースにスプリング等の
`弾性材料で係止し、前記画面より間隔を保ちフロントパ
`ネルを前記ケースに係止したものである。
`【0016】次に、従来例のように回動軸の近くで制動
`力を加えようとすると、制動力を大きく設定しなければ
`ならないので画面を回動させる力が大きくなってしまう
`
`(3)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開平5−42853
`4
`第3の問題に対しては前記画面,テレビユニット等の回
`動体の動力に略抗する方向にスプリングで力を加え、動
`力方向の回動体の動により第1の軸に加わる力をゼロに
`近ずけるようにしたものである。
`【0017】
`【作用】画面の静止機能を保つ制動力を発生させる部材
`を金属材料の複数枚のウエッブスプリングを軸方向に許
`容応用以内に弾性変形させて用いているのでウエッブス
`プリングは塑性変形することなくその数により制動力を
`発生でき、かつ制動板をワッシャで両面よりはさみこん
`でいるので片面にワッシャを押しつけるより2倍の制動
`力がとれる。このことかにより制動力は長期使用に対し
`て一定となる。
`【0018】次に、画面の回動操作は金属ケースに収納
`された画面を回動することになるので操作力は金属ケー
`スに伝達され金属ケースの剛性により呼吸されるので歪
`が画面に伝達されることがなく画面の不具合はなくな
`る。
`【0019】次に走行体の振動により加振れる重力の大
`きさは回動体の重力に比例するので動に対してスプリン
`グで抗力をあたえゼロに近づける方法を行なっているの
`で画面を静止止させる制動力は少なくてすむので、回動
`させる操作力も小さく設定できる。
`【0020】
`【実施例】本発明の一実施例を図に沿って説明する。
`【0021】図1は本発明の一実施例である画面支持装
`置をバス等の座席の背面に取付けたときの部分断面図を
`含む外観の斜視図を示す。
`【0022】図2は本発明の要部である図1のI−I線
`に沿った断面を上部から見た略図を示し、図3は本発明
`の要部である図1の部分断面部を図中矢印(イ)方向から
`見た略図を示し、図4は本発明の要部である図1のII
`−II線に沿った断面を図中矢印(ロ)方向から見た略図
`を示す。
`【0023】各々の図において1はバスの座席シート、
`2はフロントフレーム、3は止めねじ、4はフロントパ
`ネル、5は画面、6はチルトプレート、7はチルトプレ
`ト固定ねじ、8は第1の回転軸、9は第2の回転軸、10
`は第1の回転軸受、11は制動ボス、12は第1の制動ワッ
`シャ、13は第2の制動ワッシャ、14は加圧ワッシャ、15
`は加圧ボス、16は加圧ワッシャー固定ねじ、17はU字形
`バランススプリング、18はU字形バランススプリングの
`コイル部を固定しているスプリングボス、19はチルトプ
`レート6に具備されたバネ掛け部、20はバックカバー、
`21は液晶テレビユニットを示し、22はフロントパネル
`4、画面5、第1の回転軸8、第2の回転軸9、バック
`カバー20、液晶テレビユニット21でんある回動体で、23
`はテレビユニット21をバックカバー20に固定するテレビ
`ユニット固定ねじを示す。
`【0024】図1〜4において第1の回転軸8、第1の
`
`
`P. 3
`
`
`
`5
`回転軸受10を中心として回転するようになってい、第1
`の回転軸9より一定距離をもって配備された第2の回転
`軸9は第1のワッシャ12と第2のワッシャ13でチルトプ
`レート6の溝の周囲の面を複数の加圧ワッシャ14でたわ
`みが許容応力をこえないように、加圧力は必要なだけそ
`の枚数を設定しているので前記第1の回転軸を中心とし
`て前記回動体22を手でその下部を持ち手前又は後方に回
`動させると、回動方向に制動力を生じ、回動体22をその
`位置で静止させることとなる。
`【0025】同図において回動体22と座席シート1に固
`定されているフレーム2とチルトプレート6には第1の
`回転軸8と第1の回転軸受10、第2の回転軸9と制動ボ
`ス11は軸方向に隙間(図3中S1)を設けてあるので軸方
`向に移動でき、回動体22を回動させる回動力による軸方
`向の弾性変形を吸収でき前記フレーム2に伝達させない
`ことになると共に、フレーム2の座席シート1の取付時
`又はフレーム2自身の歪も逆に回動体22に伝達されな
`い。
`【0026】また同図において液晶テレビユニット21は
`金属でなるバックカバー20にテレビユニット固定ねじ23
`で固定され、その液晶面はフロントパネル4の裏面と隙
`間(図2中S2)を保ち固定されてなり、バックカバー20
`の下端を手で引き上げることにより画面5は前方向に回
`動でき、フロントパネル4の下端を押すことにより画面
`5は後方に後退し、画面5を自由に見容い位置に回動で
`きる。このとき押すとフロントパネル4は液晶テレビユ
`ニット21の前面と隙間を保っているので液晶テレビユニ
`ット21の液晶面21aには力が伝達される、またバックカ
`バー20は金属でできているので引き上げても液晶テレビ
`ユニット21は力が伝達されない。
`【0027】また、回動体22に系止されている第2の軸
`9は制動ボス11に系合し制動ボス11は加圧ボス15に固定
`的に系合されU字形バランススプリング18の力により前
`記回動体22の重力をゼロに近づけている。
`【0028】以上の構成でなる装置の回動動作により回
`動体22の重力をU字形バランススプリング18の力により
`ゼロに近づけ走行体の外力による振動に抗して回動体22
`を静止し、すなわち画面5を静止する機能動作について
`図5〜図7に沿って説明する。
`【0029】図5は前記回動体22が座席に収納された状
`態を側面から見た略図を示し、図6は回動体22が座席よ
`り略前ストロークの半分回動された状態を側面から見た
`略図を示し、図7は回動体が全ストローク回動された状
`態を側面から見た略図を示す。図5〜図7に示すように
`回動体22は任意の位置に回動でき、各々の状態において
`先の図と同じものみは同じ符号が付してあり、その他W
`は回動体22の動、×印は回動体22の重心位置、XG ,
`X′G ,X″G は第1の軸中心より回動体22の重心までの
`水平方向の垂直距離、P1 ,P2 ,P3 はバランススプリ
`ングのスプリング力と方向を示しQは第2の回転軸9と
`
`(4)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開平5−42853
`6
`バランススプリングの着力点を示しl1 ,l2 ,l3 は前
`記スプリング力の第1の回転軸8中心までのモーメント
`の宛の長さを示す。
`【0030】図5において、回動体22の重力Wによる第
`1の回転軸8を軸とするモーメントは、反時計方向を+
`方向とし時計方向を−と定義するとWXG となり、この
`モーメントと均合うようにU字形バランススプリング17
`のモーメント−P1 l1 を略あたえることにより、前記回
`動体22の動力による第1の回転軸8を中心に回動する力
`をゼロに近づけ、さらにゼロにならない残留分のモーメ
`ント△M=WXG −P1 l1 に対し前記加圧ワッシャ14の
`力により第1の制動ワッシャ12と第2の制動ワッシャ13
`でチルトプレート6を加圧し各々の摺動の摩擦により制
`動力を働かさ回動体22を本図の位置に走行体の外部振動
`に対し静止させ、結果において画面5を静止させる。次
`にU字形バランススプリング17の宛部17aが略U字形を
`しているのは、トーションスプリングというものは宛の
`長さが短いほど力は大きくなるので宛部を二重にして宛
`の位置によりその反力が大幅にずれないようにしたもの
`である。
`【0031】図6,7においてさらに回動体22を第1の
`軸8を中心に回動させたもので、先の図と同じように回
`動体22の動力Wによるモーメント−WX′G ,−WX″G
`をバランススプリング17の反力によるモーメントP
`2 l2 ,P3 l3 と均合うように略P2 ,P3 をあたえて前記
`同様にその残留分のモーメント△M2 ,△M3 を加圧ワッ
`シャ14の力で制動力をかけ結果において画面5を走行体
`の外部振動より静止させるようにしたものである。
`【0032】以上の例により回動体22の動力Wによるモ
`ーメントとU字形バランススプリング17の抗力により、
`略モーメントの均合をとるように図っているので、実際
`の回動体に発生する回動力はモーメントすなわち残留分
`のモーメント△M1 ,△M2 ,△M3 は回動体の動によるモ
`ーメントより格段に小さくなっているので、画面5は大
`きな外部振動に抗して静止させることができ、かっこの
`残留分のモーメントに対して制動を加えているので回動
`体22を手で回動させる力も少なくてすむ。
`【0033】次に本発明の位置実施例の第1の応用実施
`例について図8,9,10,に沿って以下に説明する。
`【0034】図8は前記回動体22が座席に収納された状
`態を側面から見た略図を示し、先の例では図5と対応す
`るものである。図9は回動体22が座席より約全ストロー
`クの半分回動された状態を側面から見た略図を示し、先
`の例では図6と対応するものである。図10は回動体22が
`座席より約全ストローク回動された状態を側面から見た
`略図を示し、先の例では図7と対応するものである。
`【0035】図8〜10において先の図と同じものには同
`じ符号が付してあり、その他24はくの字形バランススプ
`リング、P4 ,P5 ,P6 は各々の状態における前記くの
`字型バランススプリング24の抗力を示し、l4 ,l5 ,l
`
`
`P. 4
`
`
`
`7
`6 は第1の軸8を回動中心とした前記くの字形バランス
`スプリング24の抗力によるモーメントと宛の長さを各々
`示したものである。
`【0036】図8,9,10において回動体22の動力Wに
`よる第1の軸8を中心として発生するモーメントW
`XG ,WX′G ,WX″G を各々前記バランススプリング2
`4を抗力とするモーメントP4 l4 ,P5 l5 ,P6 l6 でバ
`ランスさせ、前記回動体22重力のみによる回動モーメン
`トより回動力モーメントを格段に少なくしていることが
`わかる。
`【0037】本例では、くの字形バランススプリング24
`の宛部24aの変曲部24bに第2の軸がさしかかると、前
`後して回動体22の回動力にクリック感が出て操作感をは
`っきりさせている特徴がある。
`【0038】次に本発明の一実施例の第2の応用実施例
`について図11,12,13に沿って以下に説明する。
`【0039】図11は前記回動体22が座席に収納された状
`態を側面から見た略図を示し、先の例では図5,8と対
`応するものである。図12は回動体22が座席より約全スト
`ロークの半分回動された状態を側面から見た略図を示
`し、先の例では図6,9と対応するものである。図13は
`回動体22が座席より約全ストローク回動された状態を側
`面から見た略図を示し、先の例では図7,10と対応する
`ものである。
`【0040】図11〜13において先の図と同じものには同
`じ符号が付してあり、その他25はコイルスプリング
`P7 ,P8 ,P9 は各々の状態における前記コイルスプリ
`ング25の抗力を示し、l7 ,l8 ,l9 は第1の軸8を回
`動中心とした前記コイルスプリング25の抗力によるモー
`メントとの宛の長さを各々示したものである。
`【0041】図11,12,13において回動体22の動力Wに
`よる第1の軸8を中心として発生するモーメントW
`XG ,WX′G ,WX″G を各々前記コイルスプリング25
`を抗力とするモーメント、P7 l7 ,P8 l8 ,P9 l9 でバ
`ランスさせ、前記回動体22重力のみによる回動モーメン
`トより回動力モーメントを格段に少なくしていることが
`わかる。
`【0042】本例ではコイルスプリング25は一般にその
`スプリング力がバラつかない特徴があるので、より回動
`体22の重力とバランスすることができる。
`【0043】
`【発明の効果】本発明によれば画面を静止させる回動体
`に制動力をあたえるのに金属スプリングワッシャの弾性
`変形を利用し許容応力内にその変形量すなわちたわみを
`規制し必要な制動力を得るのに金属スプリングの枚数を
`増加させているので長期使用に対して制動力が一定でそ
`の機能を保つことができ、制動力はチルトプレトの面を
`両側からはさみこみ両面で受けているので制動面積が片
`側の場合と比較して2倍となり、2倍の重力を有する回
`動体を静止できる。
`
`(5)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開平5−42853
`8
`【0044】このことにより長期の走行体による外部振
`動に体して画面を常に回動位置に静できる効果がある。
`【0045】次に回動体の回転軸と座席に固定されたフ
`レーム部は軸方向に隙間があるので取付字のフレームの
`歪、回動体の回動時の力による変形は各々この隙間ぶん
`変形できるので歪による応力は各々伝達されず回動体、
`フレーム部は各々無理な力が加わらないのでフレーム
`部、回動体の重量を軽減できるので構成部品の原価低滅
`を図ることができる。
`【0046】次に液晶テレビユニットは金属部材に収納
`固定され前面のフロントパネルとは隙間を設けてあり、
`画面を回動する力は金属部材で吸収されることになるの
`で液晶面には伝達されず、長期回動操作による液晶面の
`半田部等のはし離による不具合をなくし、かつフロント
`パネルをたたいたりする以上操作からも液晶面を保護す
`る効果がある。
`【0047】次に回動体はその重量をスプリングで押し
`上げられていることにより画動体を支持している部分の
`軸受荷重を大幅に低滅できるので軸,軸受,支持部の構
`成部品の小形化,軽量化による原価低滅と、軸,軸受の
`寿命を大幅に低滅できる効果がある。
`【0048】また回動体の重量をスプリングで押し上げ
`ているので重量により回動体を回動させる力が低滅され
`るので画面は走行体の外部振動に対して大きな力で制動
`でき、より大きな外部振動に対し画面を静止できる効果
`がある。
`【図面の簡単な説明】
`【図1】本発明の一実施例によるう画面支持装置の外観
`を示す斜視図である。
`【図2】図1のI−I線に沿った断面の略図である。
`【図3】図1の部分断面部を図中矢印(イ)方向から見た
`略図である。
`【図4】図1のII−II線に沿った断面を図中矢印
`(ロ)方向から見た略図である。
`【図5】本発明の一実施例の動作を側面から見た略図で
`ある。
`【図6】同じく側面から見た略図である。
`【図7】同じく側面から見た略図である。
`【図8】本発明の一実施例の第1の応用実施例の動作を
`側面から見た略図である。
`【図9】同じく側面から見た略図である。
`【図10】同じく側面から見た略図である。
`【図11】本発明の一実施例の第2の応用実施例の動作
`を側面から見た略図である。
`【図12】同じく側面から見た略図である。
`【図13】同じく側面から見た略図である。
`【図14】従来例の外観の見取図である。
`【図15】従来例の外観の見取図である。
`【符号の説明】
`1…座席シート、
`
`
`P. 5
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`
`
`9
`
`2…フレーム、
`3…止めねじ、
`4…フロントパネル、
`5…画像、
`6…チルトプレート、
`7…チルトプレート固定ねじ、
`8…第1の回転軸、
`9…第2の回転軸、
`10…第1の回転軸受、
`11…制動ボス、
`12…第1の制動ワッシャ、
`13…第2の制動ワッシャ、
`14…加圧ワッシャ、
`15…加圧ボス、
`16…加圧ワッシャねじ、
`17…U字形バランススプリング、
`
` 特開平5−42853
`10
`
`18…スプリングボス、
`19…バネ掛け部、
`20…バックカバー、
`21…液晶テレビユニット、
`22…回動体、
`23…テレビユニット固定ねじ、
`24…くの字形バランススプリング、
`25…コイルスプリング、
`P1 ,P2 ,P3 …バランススプリングのスプリング力、
`Q…第2の回転軸とバランススプリングの着力点、
`l1 ,l2 ,l3 …スプリング力P1 ,P2 ,P3 の第1の回
`転軸を中心とするモーメントの宛の長さ、
`W…回動体22の重力、
`XG …回動体22の重心と第1の回転軸8までの垂直距
`離。
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`(6)
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`*
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`1010
`
`*
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`【図1】
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`【図2】
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`P. 6
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`(7)
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` 特開平5−42853
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`【図3】
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`【図4】
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`【図5】
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`【図6】
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`P. 7
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`(8)
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` 特開平5−42853
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`【図7】
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`【図8】
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`【図9】
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`【図10】
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`P. 8
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`(9)
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` 特開平5−42853
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`【図11】
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`【図12】
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`【図13】
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`【図14】
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`P. 9
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`(10)
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` 特開平5−42853
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`【図15】
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`P. 10
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