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`
`(57)【要約】
`【課題】クランプ作業性を維持しつつクランプ時におけ
`る一端部の幅方向へのずれを防止し、注意深くクランプ
`作業を行うことなく流体の流れを遮断することができる
`医療用可撓性チューブのクランプ装置を提供する。
`【解決手段】第1凸部13が形成された一端部12と、
`第2凸部15が形成された他端部14と、一端部12及
`び他端部14に連なる中間部16と、一端部12を係合
`させるストッパ17とを有した医療用可撓性チューブの
`クランプ装置11であって、一端部12をストッパ17
`に案内する突起部12aを設けたものである。
`
`Nipro Ex. 1029
`
`000001
`
`
`
`1
`
`【特許請求の範囲】
`【請求項1】第1凸部が形成された一端部と、
`前記第1凸部と対向する第2凸部が形成された他端部
`と、
`前記一端部及び他端部に連なる中間部と、
`前記他端部に形成され前記一端部を係合させる係合部
`と、
`前記他端部と中間部とに形成され、可撓性チューブを挿
`通し得る挿通孔と、を有し、前記中間部を撓ませて前記
`一端部を前記係合部に係合させると、前記第1凸部と第
`2凸部とが近接して前記2つの挿通孔に挿通された前記
`可撓性チューブをクランプし、その部位における流体の
`流れを遮断する医療用可撓性チューブのクランプ装置に
`おいて、
`前記一端部を前記係合部に案内するガイド部を設けたこ
`とを特徴とする医療用可撓性チューブのクランプ装置。
`【請求項2】前記ガイド部は、前記一端部の先端におけ
`る両端から突出した突起部であり、該突起部間を前記他
`端部が挿通するものであることを特徴とする請求項1記
`載の医療用可撓性チューブのクランプ装置。
`【請求項3】前記ガイド部は、前記一端部に形成された
`ガイド孔であり、該ガイド孔内を前記他端部が挿通する
`ものであることを特徴とする請求項1記載の医療用可撓
`性チューブのクランプ装置。
`【発明の詳細な説明】
`【0001】
`【発明の属する技術分野】本発明は、血液回路等の体外
`循環回路、補助回路、又は輸液回路等を構成する医療用
`可撓性チューブをクランプし、その部位における流体の
`流れを遮断するための医療用可撓性チューブのクランプ
`装置に関するものである。
`【0002】
`【従来の技術】一般に透析装置等における血液回路は、
`医療現場における患者の血液や生理食塩水又は投与する
`薬剤等を流動させる可撓性チューブから主に構成されて
`おり、ダイアライザーやチャンバーといった各構成要素
`間を連結するものである。かかる可撓性チューブの所望
`の部位を遮断するクランプ装置は、従来、図4に示すよ
`うに、一端部102と、挿通孔104a及びストッパ1
`07が形成された他端部104と、挿通孔106aが形
`成された中間部106とから主に構成されていた。
`【0003】また、上記クランプ装置101の一端部1
`02及び他端部104には、互いに対向する凸部103
`及び105が形成されており、中間部106を撓ませて
`一端部102を他端部104のストッパ107に係合さ
`せると、凸部103と105とが挿通孔104a及び1
`06aに挿通された可撓性チューブTをクランプし、そ
`の部位で流体の流動を遮断するよう構成されていた。
`【0004】
`【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
`
`(2)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開2001−353215
`2
`来のクランプ装置は、一端部102をストッパ107に
`係合させる際、使用者の一端側102に対する力の入れ
`方(クランプ方向)が悪いと、他端部104に対して一
`端部102が幅方向にずれて係合してしまう虞があっ
`た。このように、ずれた状態で一端部102が係合され
`ると、可撓性チューブTの遮断が不完全となる可能性が
`あるため、注意深く作業を行う必要があった。即ち、正
`確なクランプを行った場合、図5に示すように、可撓性
`チューブTのクランプ箇所において略完全な遮断が行わ
`れるのに対し、上記の如くずれた状態でのクランプで
`は、図6に示すように、可撓性チューブTのクランプ箇
`所の一部が開口した状態のままとなってしまう可能性が
`あり、遮断が不完全となるのである。
`【0005】特に、医療現場等においては早急な作業を
`必要としている場合が多く、クランプ装置の操作におい
`て注意深く正確な作業を行うことは、早急な作業を行う
`医療現場にとって大きな問題であった。
`【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
`たもので、クランプ装置の機能を維持しつつクランプ時
`における一端部の幅方向へのずれを防止し、注意深くク
`ランプ作業を行うことなく流体の流れを遮断することが
`できる医療用可撓性チューブのクランプ装置を提供する
`ことにある。
`【0007】
`【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
`第1凸部が形成された一端部と、前記第1凸部と対向す
`る第2凸部が形成された他端部と、前記一端部及び他端
`部に連なる中間部と、前記他端部に形成され前記一端部
`を係合させる係合部と、前記他端部と中間部とに形成さ
`れ、可撓性チューブを挿通し得る挿通孔と、を有し、前
`記中間部を撓ませて前記一端部を前記係合部に係合させ
`ると、前記第1凸部と第2凸部とが近接して前記2つの
`挿通孔に挿通された前記可撓性チューブをクランプし、
`その部位における流体の流れを遮断する医療用可撓性チ
`ューブのクランプ装置において、前記一端部を前記係合
`部に案内するガイド部を設けたことを特徴とする。
`【0008】かかる構成によれば、可撓性チューブをク
`ランプすべく前記一端部を前記係合部に係合させる際、
`前記一端部は前記ガイド部で案内されて前記係合部に達
`し、そこで係合される。ガイド部は、前記一端部、他端
`部、又は中間部のいずれに配設してもよい。
`【0009】請求項2記載の発明は、前記ガイド部が、
`前記一端部の先端における両端から突出した突起部であ
`り、該突起部間を前記他端部が挿通するものであること
`を特徴とする。
`【0010】かかる構成によれば、可撓性チューブをク
`ランプすべく前記一端部を前記係合部に係合させる際、
`前記一端部は、その幅方向への移動が前記突起部で規制
`されつつ前記係合部に達し、そこで係合される。
`【0011】請求項3記載の発明は、前記ガイド部は、
`
`Nipro Ex. 1029
`
`000002
`
`
`
`3
`前記一端部に形成されたガイド孔であり、該ガイド孔内
`を前記他端部が挿通するものであることを特徴とする。
`【0012】かかる構成によれば、可撓性チューブをク
`ランプすべく前記一端部を前記係合部に係合させる際、
`前記一端部は、その幅方向への移動が前記ガイド孔を成
`す両側面で規制されつつ前記係合部に達し、そこで係合
`される。
`【0013】
`【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
`図面を参照しながら具体的に説明する。本発明に係る第
`1の実施形態における医療用可撓性チューブのクランプ
`装置は、例えば図1に示す血液回路1に適用される。か
`かる血液回路1は、人工透析治療のため、患者の血液を
`体外循環させ、その途中において輸液(プライミング時
`の生理食塩水の補給であるが、透析する患者によって輸
`液剤を混入したものの補給も適宜行われる。)又は輸血
`(透析する患者によって適宜行われる。)、血液浄化等
`を行わせしめるものである。
`【0014】同図に示す血液回路1は、複数の可撓性チ
`ューブa〜fと、可撓性チューブa及びfの先端に固定
`された留置針接続コネクター2,3と、血液ポンプ4が
`当接される可撓性チューブ4aと、ドリップチャンバー
`5,6と、輸液ラインを成すべく接続されたチューブ
`g、hと、輸液チャンバー8とから主に構成され、可撓
`性チューブdとeとの間には、血液浄化器であるダイア
`ライザー7が配設されている。
`【0015】留置針接続コネクター2は、その先に留置
`針が接続され、該留置針を患者の動脈に穿刺して血液を
`採取するものであり、採取された血液は、それより下流
`に配設されたダイアライザー7等の各構成要素を経て浄
`化された後、留置針接続コネクター3の先端に接続され
`て患者の静脈に穿刺された留置針から体内に返血され
`る。
`【0016】可撓性チューブaの下流側先端にはT管9
`が接続されており、このT管9には可撓性チューブaの
`他、可撓性チューブbと輸液ラインの可撓性チューブg
`とが接続されている。可撓性チューブbと可撓性チュー
`ブcとの間には、径の比較的大きな可撓性チューブ4a
`が介在して接続されており、この可撓性チューブ4aを
`血液ポンプ4がしごきつつ回転することにより、血液回
`路1内に導入された血液を留置針接続コネクター2側か
`ら留置針接続コネクター3側に循環させている。
`【0017】可撓性チューブcと可撓性チューブdとの
`間及び可撓性チューブeと可撓性チューブfとの間に
`は、それぞれドリップチャンバー5、6が配設されてお
`り、これらドリップチャンバー5、6で血液回路1中の
`気泡を除去している。尚、ドリップチャンバー5を配設
`せず、ドリップチャンバー6のみが可撓性可撓性チュー
`ブeと可撓性チューブfとの間に配設された血液回路と
`してもよい。
`
`(3)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開2001−353215
`4
`【0018】また、可撓性チューブdと可撓性チューブ
`eとの間にはダイアライザー7が配設されており、血液
`回路1を流れる血液を浄化している。尚、適用されるダ
`イアライザー7として、例えば中空糸型血液浄化器が挙
`げられる。この中空糸型血液浄化器は、内在する中空糸
`膜の中に血液を通過させるとともに、透析液導入口7a
`から導入された透析液を中空糸膜の外と浄化器本体(筐
`体)との間で通過させ、透析液導出口7bから導出させ
`るものであり、体内過剰水分の除去、電解質の是正、尿
`毒症物質の除去等を行うものである。
`【0019】一方、T管9に接続された可撓性チューブ
`gの他端には輸液チャンバー8が配設されており、可撓
`性チューブh及び接続部10aを介して接続される輸液
`容器10中の輸液又は輸血を可撓性チューブa〜fが成
`す経路に導入する前に、制泡するよう構成されている。
`そして、これら可撓性チューブg、可撓性チューブh、
`及び輸液チャンバー8により輸液ラインが構成されてい
`る。
`【0020】また、可撓性チューブ4aとドリップチャ
`ンバー5との間の可撓性チューブcには、T管19を介
`して抗凝固剤送液ラインを成す可撓性チューブiが接続
`されており、その先端のコネクタ18に接続された供給
`手段から血液の凝固を防止するための薬剤を注入するよ
`う構成されている。
`【0021】ドリップチャンバー5及び6の上端には、
`先端にコネクタ20及び21を有するレベル調整ライン
`を成す可撓性チューブj及びlが接続されており、かか
`るラインによりドリップチャンバー5、6の液面を任意
`の位置に調整している。更に、ドリップチャンバー6の
`上端には、透析装置の圧モニター機構に接続されるコネ
`クタ22を先端に有する圧モニターラインを成すチュー
`ブkが接続されており、かかるラインにより血液回路1
`内の圧力をモニターするよう構成されている。
`【0022】ここで、本発明に係る第1の実施形態とし
`てのクランプ装置は、上記可撓性チューブa〜hのうち
`所望の箇所に取り付けられるものであって、これら可撓
`性チューブa〜lをクランプして、当該可撓性チューブ
`a〜l内を流れる血液、生理食塩水、又は輸液や抗凝固
`剤等の薬剤等を遮断するものである。以下、可撓性チュ
`ーブaをクランプする場合について説明するが、クラン
`プすべき可撓性チューブは他の可撓性チューブb〜lで
`あってもよい。
`【0023】かかる医療用可撓性チューブのクランプ装
`置は、図1に示すような各構成要素が樹脂により一体成
`形されたものであり、第1凸部13が形成された一端部
`12と、第2凸部15が形成された他端部14と、中間
`部16とからその外観が主に構成されている。尚、クラ
`ンプ装置11の材質は、ポリプロピレンであるが、他の
`材質(他のオレフィン系樹脂やポリアセタール又はポリ
`エチレン等)から成るものとしてもよい。
`
`Nipro Ex. 1029
`
`000003
`
`
`
`5
`【0024】一端部12は、その内側の面(下面)から
`下方に延びて形成された凸状の第1凸部13を有してお
`り、同図(a)で示すように、その先端側の幅方向の寸
`法mが、他端部14の幅方向の寸法nより大きくなるよ
`う設計されている。一端部12の先端における両端から
`は、ガイド部としての突起部12aがそれぞれ突出して
`成形されている。
`【0025】これら突起部12aの間隙寸法は、他端部
`14における幅方向の寸法nより若干大きく設計されて
`おり、突起部12aの間を他端部14が挿通し得るよう
`形成されている。これにより、一端部12が同図(b)
`における下方へ移動する際、その幅方向への移動が規制
`されている。
`【0026】他端部14は、同図(b)で示すように、
`略水平に延びた部位14bから一端部12側に起立した
`部位14cに亘って構成され、部位14bには、その内
`側の面(上面)から上方に延びて第1凸部13と対向す
`る第2凸部15が形成されている。尚、第2凸部15
`は、第1凸部13と同様、先端が断面弧形に形成されて
`おり、可撓性チューブaをクランプした際に剪断力が働
`かないように構成されている。
`【0027】また、他端部14の部位14cには可撓性
`チューブaを挿通し得る挿通孔14aが形成されるとと
`もに、その先端側に係合部としてのストッパ17が形成
`されている。このストッパ17は、一端部12を係合さ
`せるためのもので、内側(同図(b)中左側)に形成さ
`れた段差17aに一端部12の先端が当接し、一端部1
`2が中間部16の弾力により上方へ移動するのを規制し
`て係合するものである。
`【0028】中間部16は、一端部12及び他端部14
`とに連なって形成されており、他端部14に形成された
`挿通孔14aに対向する位置に、可撓性チューブaを挿
`通し得る挿通孔16aが形成されている。そして、一端
`部12にクランプのための力Fが加わると、一端部12
`が他端部14に近接すべく撓むようになっている。
`【0029】次に、上記クランプ装置11による作用に
`ついて説明する。まず、予めクランプが必要とされる可
`撓性チューブaを、挿通孔14a及び16aのそれぞれ
`に挿通しておく。そして、可撓性チューブa内を通る流
`体の遮断の必要が生じた際には、使用者が指先にて一端
`部12に力Fを加えることにより、中間部16を撓ませ
`て一端部12を他端部14側に移動させる。
`【0030】その時、突起部12a間に他端部14が挿
`通されているため、一端部12は他端部14の長手方向
`へ正確に案内され、その先端がストッパ17まで導かれ
`る。即ち、一端部12の他端部14に対する移動は許容
`されつつ、他端部14により一端部12の幅方向への移
`動が規制されるので、一端部12の先端がストッパ17
`に達するまで、その幅方向にずれるのを防止することが
`でき、正確な位置での係合が行われる。
`
`(4)
`
`10
`10
`
`20
`20
`
`30
`30
`
`40
`40
`
`50
`50
`
` 特開2001−353215
`6
`【0031】本実施形態によれば、一端部12に突起部
`12aを設けるだけで一端部12の係合時のずれを防止
`することができるので、クランプ装置の信頼性を向上
`し、それに伴う製造コストの上昇を低く抑えることがで
`きる。
`【0032】次に、本発明に係る第2の実施形態におけ
`る医療用可撓性チューブのクランプ装置について説明す
`る。尚、第1の実施形態と同様の構成要素には同一の符
`号を付してある。本実施形態に係るクランプ装置は、図
`2に示すように、第1凸部13が形成された一端部1
`2’と、第2凸部15が形成された他端部14と、中間
`部16とからその外観が主に構成され、これら構成要素
`は、第1の実施形態と同様、樹脂により一体成形されて
`いる。尚、本クランプ装置11’の材質についても第1
`の実施形態と同様である。
`【0033】ここで、本実施形態におけるクランプ装置
`11’は、その一端部12’の先端側略中央にガイド部
`としてのガイド孔12’aを有しており、該ガイド孔1
`2’aは、縦の寸法がo、横の寸法がqの矩形状開口と
`され、寸法oはストッパ17の幅方向の寸法nより若干
`大きく、且つ寸法qはストッパ17の厚み寸法pより若
`干大きく形成されたものである。
`【0034】ガイド孔12’aには、他端部14の先端
`が挿通するように構成されているので、一端部12’は
`他端部14の長手方向へ正確に案内され、その先端がス
`トッパ17まで導かれる。即ち、一端部12’の他端部
`14に対する移動は許容されつつ、他端部14により一
`端部12’の幅方向への移動が規制されるので、一端部
`12’の先端がストッパ17に達するまで、その幅方向
`にずれるのを防止することができ、正確な位置での係合
`が行われる。
`【0035】本実施形態によれば、一端部12’が他端
`部14の幅方向に移動するのを規制するのに加え、他端
`部14の厚さ方向に移動するのも規制するので、より正
`確に一端部12’の先端をストッパ17に案内すること
`ができる。尚、ストッパ17における段差17aが図示
`の180度反対側(即ち、図1(b)中右向き)になる
`よう形成してもよく、この場合、クランプ装置11とし
`てのクランプ機能は図示のものと同様である。
`【0036】以上、本実施形態について説明したが、本
`発明はこれに限定されるものではなく、例えば一端部を
`ストッパ(係合部)に案内するガイド部を第1凸部と第
`2凸部とに設けたものとしてもよく、他の部位に設けた
`ものとしてもよい。また、ガイド孔の形状は矩形に限定
`されるものではなく、他端部4を挿通し得る大きさであ
`れば、他の形状(例えば、楕円形状や異形等)であって
`もよい。
`【0037】更に、本実施形態では血液回路1に適用さ
`れるクランプ装置としているが、他の体外循環回路や補
`助回路又は輸液ライン、抗凝固剤送液ライン、レベル調
`
`Nipro Ex. 1029
`
`000004
`
`
`
`7
`整ライン、圧モニターライン等に適用してもよい。クラ
`ンプ装置を成す材質も既述した樹脂に限定されず、中間
`部が撓んで一端部の先端とストッパ(係合部)とが係合
`するように構成できるものであれば、他の材質から成る
`ものとしてもよい。
`【0038】
`【発明の効果】請求項1の発明によれば、一端部が前記
`ガイド部により案内されて係合部で係合されるので、ク
`ランプ作業性を維持しつつクランプ時における一端部の
`幅方向へのずれを防止し、クランプ装置の信頼性を向上
`することができる。
`【0039】請求項2の発明によれば、一端部に突起部
`を設けるだけで係合部への係合時のずれを防止すること
`ができるので、クランプ装置の信頼性を向上するのに伴
`う製造コストの上昇を低く抑えることができる。
`【0040】請求項3の発明によれば、一端部が他端部
`の幅方向に移動するのを規制するのに加え、他端部の厚
`さ方向に移動するのも規制するので、より正確に一端部
`の先端を係合部に案内することができる。
`【図面の簡単な説明】
`【図1】(a)本発明に係る第1の実施形態における医
`療用可撓性チューブのクランプ装置を示す平面図、
`(b)同正面図、(c)同左側面図
`【図2】(a)本発明に係る第2の実施形態における医
`療用可撓性チューブのクランプ装置を示す平面図、
`(b)同正面図、(c)同左側面図
`【図3】本発明が適用される血液回路を示す模式図
`【図4】(a)従来の医療用可撓性チューブのクランプ
`装置を示す平面図、(b)同正面図、(c)同左側面図
`【図5】従来の医療用可撓性チューブで正確なクランプ
`
`(5)
`
`*
`
`
`
`1010
`
`20
`20
`
`*
`
`30
`
` 特開2001−353215
`8
`を行った場合の可撓性チューブのクランプ箇所における
`断面を示す模式図
`【図6】従来の医療用可撓性チューブでずれた状態のク
`ランプを行った場合の可撓性チューブのクランプ箇所に
`おける断面を示す模式図
`【符号の説明】
`1…血液回路
`2、3…留置針接続コネクター
`4…血液ポンプ
`5、6…ドリップチャンバー
`7…ダイアライザー
`8…輸液チャンバー
`9…T管
`10…輸液容器
`10a…接続部
`11、11’、101…クランプ装置
`12、12’、102…一端部
`12a…突起部
`12’a…ガイド孔
`13…第1凸部
`14、104…他端部
`14a、16a、104a、106a…挿通孔
`15…第2凸部
`16、106…中間部
`17、107…ストッパ(係合部)
`17a…段差
`18、20〜22…コネクタ
`103、105…凸部
`a〜l、4a、T…可撓性チューブ
`
`【図5】
`
`【図6】
`
`Nipro Ex. 1029
`
`000005
`
`
`
`(6)
`
` 特開2001−353215
`
`【図1】
`
`【図2】
`
`Nipro Ex. 1029
`
`000006
`
`
`
`(7)
`
` 特開2001−353215
`
`【図3】
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`【図4】
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`─────────────────────────────────────────────────────
`フロントページの続き
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`Fターム(参考) 4C066 AA07 BB01 CC01 DD01 GG06
` GG20 QQ15
` 4C077 AA05 BB01 DD27 KK27 NN01
` PP08
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`Nipro Ex. 1029
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`000007