throbber
(57)【要約】
`【課題】 車載用オーディオ機器により携帯型オーディ
`オ機器の音声を出力するシステムにおける、ユーザイン
`ターフェイス機能の使い勝手の向上。
`【解決手段】 携帯型オーディオ機器のヘッドフォン端
`子部と車載用オーディオ機器とのAUX端子部とを接続
`する。これにより、ユーザインターフェイス情報とし
`て、表示情報と操作情報信号の通信が可能となる。そし
`て、車載用オーディオ機器では、自身の操作部に対して
`行われた操作に応じて操作情報信号を携帯型オーディオ
`機器に出力してコントロールする。また、携帯型オーデ
`ィオ機器から出力される表示情報に基づいて、自身の表
`示部において携帯型オーディオ機器の動作状況を示す表
`示を行う。これにより、携帯型オーディオ機器のユーザ
`インターフェイス機能は車載用オーディオ機器側で実現
`することができる。
`
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`(2)
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`特開2001−128280
`
`【特許請求の範囲】
`【請求項1】 外部オーディオ機器から出力されるオー
`ディオ信号を入力するためのオーディオ信号入力端子
`と、
`上記オーディオ信号入力端子から入力されたオーディオ
`信号を出力可能な出力手段と、
`上記外部オーディオ機器と当該オーディオ機器間とでの
`所定のユーザインターフェイス情報の入力又は出力が行
`われるためのユーザインターフェイス入出力端子と、
`上記ユーザインターフェイス入出力端子を介した所定の
`ユーザインターフェイス情報の出力、又は上記ユーザイ
`ンターフェイス入出力端子を介して入力される所定のユ
`ーザインターフェイス情報に基づいた所要の制御処理、
`を実行可能な制御手段と、
`を備えていることを特徴とするオーディオ機器。
`【請求項2】 上記制御手段は、
`当該オーディオ機器に備えられる操作手段に対して行わ
`れた操作に基づいて生成した、上記外部オーディオ機器
`を制御するための制御情報を、上記ユーザインターフェ
`イス情報として出力可能に構成されていることを特徴と
`する請求項1に記載のオーディオ機器。
`【請求項3】 上記制御手段は、
`上記ユーザインターフェイス入力手段を介して入力し
`た、上記外部オーディオ機器から出力される上記インタ
`ーフェイス情報としての表示情報に基づいて、当該オー
`ディオ機器に備えられる表示手段において所要の表示が
`行われるための制御を実行可能に構成されることを特徴
`とする請求項1に記載のオーディオ機器。
`【請求項4】 上記外部オーディオ機器において、上記
`オーディオ信号入力端子と接続される端子と、上記ユー
`ザインターフェイス入出力端子と接続される端子とから
`成る端子群は、1つのコネクタと接続可能な形態で配置
`されており、
`当該オーディオ機器の上記オーディオ信号入力端子と上
`記ユーザインターフェイス入出力端子から成る端子群
`は、上記外部オーディオ機器の上記端子群が接続される
`コネクタとケーブルを介して連結する他方の1つのコネ
`クタと接続可能な形態で配置されることを特徴とする請
`求項1に記載のオーディオ機器。
`【請求項5】 上記外部オーディオ機器において、上記
`オーディオ信号入力端子と接続される端子と、上記ユー
`ザインターフェイス入出力端子と接続される端子とから
`成る端子群は、
`この外部オーディオ機器から出力されるオーディオ信号
`を音声として出力すると共に、所定のユーザインターフ
`ェイス情報の入出力に対応した所定のユーザインターフ
`ェイス機能を有するユーザインターフェイス機能付音声
`出力手段のコネクタと接続されるものであることを特徴
`とする請求項1に記載のオーディオ機器。
`【請求項6】 当該オーディオ機器は車載用機器とされ
`
`ることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ機器。
`【発明の詳細な説明】
`【0001】
`【発明の属する技術分野】本発明は、外部オーディオ機
`器が接続されることで、この外部オーディオ機器から出
`力されるオーディオ信号を入力して、例えばスピーカな
`どに対して音声として出力することのできるオーディオ
`機器に関するものである。
`【0002】
`【従来の技術】近年においては、オーディオ機器とし
`て、携帯に適した構成を採る携帯型オーディオ機器が広
`く知られている。このような携帯型オーディオ機器は、
`例えばテープカセット、CD(Compact Disc)、MD(Min
`i Disc)などのメディアに対応しての再生が可能とされ
`ており、更には記録可能なメディアに対応する場合に
`は、記録も可能に構成されたものが知られている。
`【0003】また、このような携帯型オーディオ機器で
`は、一般には、ヘッドフォンを携帯型オーディオ機器本
`体に接続し、この音声出力機器を聞くようにしている。
`上記ヘッドフォンとしては、例えば携帯型オーディオ機
`器とヘッドホンのイヤドライバ間のケーブルに操作部を
`設けたものが知られている。ユーザはこの操作部に対し
`て操作を行うことで、携帯型オーディオ機器に対して例
`えば再生等に関する各種操作を行うことができるように
`なっている。またヘッドフォンにあっては、上記した操
`作部と共に例えば液晶ディスプレイなどによる小型の表
`示部を設けたものも知られており、ユーザはこの表示部
`に表示される表示内容をみて、現在の携帯型オーディオ
`機器の再生状況を知ることができる。例えば、現在再生
`されているトラックナンバや、トラックの再生進行時間
`などをはじめとする各種状況を知ることができる。
`【0004】また、近年においては、車載用のオーディ
`オ機器が広く普及している。車載用オーディオ機器の1
`つとして、例えば、いわゆるヘッドユニットといわれる
`オーディオ機器が知られている。このヘッドユニットに
`は、例えばチューナ及び所定の記録媒体に対応した再生
`装置などのオーディオ装置が搭載されて、これらのオー
`ディオ装置から出力されたオーディオ信号をスピーカに
`よって音声として出力できる。また、これらのオーディ
`オ装置を統括的にコントロールするための操作パネル、
`及びまたその動作状況を表示するための表示部が備えら
`れている。また、ユーザは必要があれば、例えば他のオ
`ーディオ装置をこのヘッドユニットに対して接続するこ
`とで、このヘッドユニットを介して音声が再生されるよ
`うにオーディオシステムを組むことができる。
`【0005】
`【発明が解決しようとする課題】ところで、ユーザによ
`っては、携帯型オーディオ機器により再生する音声を車
`内で聴きたいという要望のあることは当然考えられる。
`このような要望に応え、上記したヘッドユニットのよう
`
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`(3)
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`な車載用オーディオ機器においては、例えばケーブル等
`によって携帯型オーディオ機器を接続することで、この
`携帯型オーディオ機器から出力されたオーディオ信号を
`入力できるように構成されたものが知られている。そし
`て、ヘッドユニットでは、この入力されたオーディオ信
`号を例えばスピーカから音声として出力するように動作
`する。
`【0006】但し現状においては、携帯型オーディオ機
`器とヘッドユニットとを接続して入出力が行われるの
`は、上記したオーディオ信号のみとされている。これは
`換言すれば、携帯型オーディオ機器とヘッドユニット間
`では、例えばユーザインターフェイスに関する制御情報
`等の入出力を行ってはいないことを意味している。
`【0007】このため、次のような問題が生じてくる。
`つまり1つには、携帯型オーディオ機器にて再生されて
`いる音声をヘッドユニットにより出力させる場合におい
`て、携帯型オーディオ機器側の動作をコントロールする
`には、携帯型オーディオ機器側の操作部に対して行わな
`ければいけない。また、再生状況を確認するのにあたっ
`ては、携帯型オーディオ機器側の表示部を見る必要が生
`じることになる。この表示部は小さいものであるため
`に、ユーザにとっては見づらい。この携帯型オーディオ
`機器側の表示部のなかにはバックライトを備えていない
`ものもあり、このような表示部であれば、夜間に表示内
`容を見ることはほとんど不可能となる。更に、携帯型オ
`ーディオ機器によっては、前述したヘッドフォンのケー
`ブルの途中にのみ表示部が備えられて、機器本体には表
`示部が備えられていないタイプのものがある。そして、
`このようなタイプの機器において音声出力端子がこのヘ
`ッドフォン端子のみである場合には、このヘッドフォン
`端子における音声出力端子をヘッドユニットとの接続に
`使用してしまうため、再生状況を確認することはまった
`くできなくなる。
`【0008】このように、現状においては、携帯型オー
`ディオ機器にて再生されるオーディオ信号をヘッドユニ
`ット等のオーディオ機器により出力させる場合、その再
`生に関する操作や表示などのユーザインターフェイス
`は、携帯型オーディオ機器側に対して行われることにな
`るために、使い勝手がよくないという問題を有してい
`る。
`【0009】
`【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
`課題を考慮して、外部オーディオ機器から出力される音
`声をオーディオ機器によって音声として出力するように
`システムを構築する場合、このオーディオ機器側で、外
`部オーディオ機器に関するユーザインターフェイス機能
`が実現されるようにして、使い勝手の向上を図ることを
`目的とする。
`【0010】このため、オーディオ機器として次のよう
`に構成することとした。外部オーディオ機器から出力さ
`
`れるオーディオ信号を入力するためのオーディオ信号入
`力端子と、このオーディオ信号入力端子から入力された
`オーディオ信号を出力可能な出力手段と、外部オーディ
`オ機器と当該オーディオ機器間とでの所定のユーザイン
`ターフェイス情報の入力又は出力が行われるためのユー
`ザインターフェイス入出力端子と、このユーザインター
`フェイス入出力端子を介した所定のユーザインターフェ
`イス情報の出力又はユーザインターフェイス入出力端子
`を介して入力される所定のユーザインターフェイス情報
`に基づいた所要の制御処理を実行可能な制御手段とを備
`えることとした。
`【0011】上記構成によれば、本発明のオーディオ機
`器と外部オーディオ機器とは、外部オーディオ機器から
`出力される音声を入力して音声として出力する機能に加
`えて、本発明のオーディオ機器と外部オーディオ機器間
`で入出力されるユーザインターフェイス情報に基づい
`て、例えば外部オーディオ機器に対応する所定のユーザ
`インタフェイス機能を、本発明のオーディオ機器側に有
`させることが可能になる。
`【0012】
`【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
`て説明していくこととする。ここで、本発明の実施の形
`態のオーディオ機器は、ヘッドユニットといわれる車載
`用オーディオ機器を例に挙げることとする。また、本実
`施の形態の車載用オーディオ機器に対して接続される外
`部オーディオ機器としては特に限定される必要は無いの
`であるが、ここでは、MD(Mini Disc)といわれる光磁
`気ディスクにオーディオデータを記録再生可能なMDレ
`コーダ/プレーヤとする。また、このMDレコーダ/プ
`レーヤは、携帯型の構成を採っているものとする。
`【0013】ここで先ず、図1及び図2により本実施の
`形態としてのオーディオシステムの概要を説明する。本
`発明のオーディオシステムは、上記したヘッドユニット
`としての車載用オーディオ機器と、携帯型MDレコーダ
`/プレーヤであるものとする。
`【0014】先ず図1に、外部オーディオ機器である携
`帯型MDレコーダ/プレーヤの外観を示す。この図に示
`すMDレコーダ/プレーヤ1は、携帯型としての所定の
`サイズ形状を有しているものとされる。そして、このM
`Dレコーダ/プレーヤ1に対しては、MD90を格納し
`て構成されるディスクカートリッジ91を装填すること
`ができるようになっている。MDレコーダ/プレーヤ1
`では、この装填されたディスクカートリッジ内のMD9
`0に対して記録又は再生を行うようにされる。なお、こ
`の場合のMDレコーダ/プレーヤ1の本体には、ヘッド
`フォン端子部21として備えられる所定の端子群の他に
`も、例えばマイクロフォン端子やライン入力端子などの
`記録のための音声信号を入力可能な音声信号入力端子等
`の他、例えば必要に応じて、再生音声信号を出力するラ
`イン出力が備えられるのであるが、ここでは、その図示
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`を省略している。また、例えば記録再生等に関する所定
`の操作を行うための操作部、及び表示部が設けられても
`よいのであるが、ここではそれらの図示も省略してい
`る。ヘッドフォン端子部21は、次に説明するヘッドフ
`ォン30を接続するために設けられている。
`【0015】ヘッドフォン30は、MDレコーダ/プレ
`ーヤ1の再生音声をユーザが聴くために付属される。こ
`の場合のヘッドフォン30は、例えば図示するように、
`ケーブル31の一方の端部にコネクタ部32が設けら
`れ、また、他方の端部には、右耳用と左耳用の一対のイ
`ヤドライバから成るイヤドライバ部34が設けられる。
`そして、コネクタ部32をMDレコーダ/プレーヤ1の
`ヘッドフォン端子部21に対して嵌合するようにして接
`続する。そして、MDレコーダ/プレーヤ1においてデ
`ィスク再生を行うと、その再生音声がイヤドライバ部3
`4にて出力されるようになっている。
`【0016】また、ヘッドフォン30のケーブル31に
`おける途中位置には、操作/表示部33としての部位が
`設けられる。この操作/表示部33は、例えばMDレコ
`ーダ/プレーヤ1に対して再生等に関する所定の操作を
`行うための各種操作子が実際には設けられており、例え
`ばユーザはこの操作/表示部33を持って所定操作を行
`うことで、MDレコーダ/プレーヤ1に対する操作を行
`うことができる。また、操作/表示部33には、表示パ
`ネル33aとしての小さな小窓が設けられている。この
`表示パネル33aは例えば液晶ディスプレイなどにより
`構成される。この表示パネル33aに対しては、トラッ
`クナンバ、又はトラックネームが登録されていればこの
`トラックネームが文字等によって表示される。また、再
`生トラックの進行時間や、リピート,シャッフル,プロ
`グラム再生などの再生モードの設定状況も表示される。
`ユーザは、この表示パネル33aを見ることで、MDレ
`コーダ/プレーヤ1の再生状況を把握することができ
`る。
`【0017】このような操作/表示部33の機能は、ヘ
`ッドフォン端子部21とコネクタ部32とを介して、少
`なくともMDレコーダ/プレーヤ1にて再生された音声
`信号(アナログオーディオ信号)をイヤドライバ部34
`に伝送する経路と、操作/表示部33に対して行われた
`操作に基づく操作情報信号をMDレコーダ/プレーヤ1
`に対して伝送する経路と、MDレコーダ/プレーヤ1か
`ら操作/表示部33に対して表示のための表示情報を伝
`送する経路が形成されていることで得られるものであ
`る。
`【0018】図2は、上記図1に示した外部機器として
`のMDレコーダ/プレーヤ1と、本実施の形態のオーデ
`ィオ機器である車載用オーディオ機器とから成るシステ
`ムを示す斜視図である。この図に示す車載用オーディオ
`機器50は、例えば実際には自動車内のフロントコンソ
`ールに対して、フロントパネル51がユーザ側に表出す
`
`るようにして取り付けられて使用される。この場合、車
`載用オーディオ機器50のフロントパネル51には操作
`部54、表示部53が配置して設けられることで、ユー
`ザインターフェイスとしての機能を有する。
`【0019】操作部54としては、当該車載用オーディ
`オ機器50の動作を操作するための各種キー、ジョグダ
`イヤルなどの操作子がフロントパネル51上の所定位置
`に配置される。
`【0020】表示部53には、当該車載用オーディオ機
`器50の動作状況に応じて所要の表示が行われる。例え
`ば車載用オーディオ機器50は、後述するようにしてオ
`ーディオソースとして、CD音声,チューナ音声、及び
`車載用オーディオ機器50に接続される外部オーディオ
`機器の入力音声であるAUX音声を選択することが可能
`とされるが、表示部53では、これらのオーディオソー
`スの何れが選択されているのかを表示させる。また、こ
`の選択されたソースに応じた動作状況を表示する。例え
`ばCD音声を選択しているときには、再生しているCD
`のトラックやその再生時間などを表示させる。
`【0021】また、フロントパネル51には、CDを挿
`入するCD挿入口52が設けられる。ユーザは、このC
`D挿入口52に対してCDを挿入し、また排出させるこ
`とができるようになっている。
`【0022】上記してもいるように、車載用オーディオ
`機器50では、オーディオソースの出力源として、CD
`を再生するCDプレーヤ部と、チューナ部とを備えてい
`る。また、外部オーディオ機器に対応するためのAUX
`音声を入力可能とされている。そして、操作部54に対
`する所定操作によってこれらのオーディオソースのうち
`の何れかを選択し、ここでは図示しない車内のスピーカ
`からその音声を出力させることができるようになってい
`る。
`【0023】そして本実施の形態の車載用オーディオ機
`器50においては、外部オーディオ機器である携帯型の
`MDレコーダ/プレーヤ1との接続を可能とするため、
`フロントパネル51の側面に対してAUX入力端子部5
`5が設けられている。そして、この車載用オーディオ機
`器50のAUX入力端子部55と、MDレコーダ/プレ
`ーヤ1のヘッドフォン端子部21とをアダプタケーブル
`40により接続することで、MDレコーダ/プレーヤ1
`がAUX音声のソースとして車載用オーディオ機器50
`に対して接続されることになる。
`【0024】この場合、アダプタケーブル40は、ケー
`ブル41の両端に対してコネクタ部42,42が取り付
`けられて構成される。ここで、AUX入力端子部55の
`形状はヘッドフォン端子部21と同一とされており、こ
`れに対応して、アダプタケーブル40のコネクタ部4
`2,42も共に同一のプラグ形状を有している。本発明
`としては、例えばAUX入力端子部55の形状をヘッド
`フォン端子部21と同一とする必要は必ずしもないので
`
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`あるが、このようにすれば、アダプタケーブルを使用し
`て接続を行う際、ユーザは、MDレコーダ/プレーヤ側
`のヘッドフォン出力端子と車載用オーディオ機器50側
`のAUX入力端子部の形状の相違に応じてアダプタケー
`ブルのコネクタ部の形状を確認するというような手間が
`省かれるものである。
`【0025】先にも述べたように、MDレコーダ/プレ
`ーヤ1のヘッドフォン端子部21は、本来はヘッドフォ
`ン30を接続するためのものであり、MDレコーダ/プ
`レーヤ1のヘッドフォン端子部21を介しては、MDレ
`コーダ/プレーヤ1にて再生された音声信号出力と、M
`Dレコーダ/プレーヤ1からの表示情報の出力と、MD
`レコーダ/プレーヤ1に対する操作情報信号の入力が行
`われる。
`【0026】従って、上記のようにして車載用オーディ
`オ機器50に対してMDレコーダ/プレーヤ1を接続し
`た場合には、MDレコーダ/プレーヤ1から車載用オー
`ディオ機器50に対してAUX音声としてのオーディオ
`信号を供給することができるのに加え、MDレコーダ/
`プレーヤ1から車載用オーディオ機器50に対して表示
`情報を出力するための経路を形成することが可能とな
`る。また、MDレコーダ/プレーヤ1側では車載用オー
`ディオ機器50から操作情報信号を入力するための経路
`を形成することが可能になる。そして、本実施の形態で
`は、この経路を形成するのにあたって、1本のアダプタ
`ケーブル40によって賄うことができるものである。
`【0027】例えば本来、車載用オーディオ機器50の
`操作部54は、車載用オーディオ機器50に対しての操
`作を行うものとされている。つまりは、例えば内蔵のC
`Dプレーヤ部及びチューナ部等に対する操作を主体とす
`るものである。また、表示部53としても、例えば前述
`したような、車載用オーディオ機器50における各種動
`作に対応した内容の表示を本来は行うものとされる。例
`えば前述もしたように、内蔵されるCDプレーヤ部やチ
`ューナ部等の何れかが音声ソースとして選択されている
`ときに、これらの部位の動作状況に応じた表示を行うよ
`うにするものである。
`【0028】その上で本実施の形態では、アダプタケー
`ブル40を介して車載用オーディオ機器50に接続され
`たMDレコーダ/プレーヤ1の音声、つまりAUX音声
`をソースとして選択しているときには、次のようなシス
`テム的な動作が得られるように構成される。1つには、
`車載用オーディオ機器50の操作部54に対して行われ
`た操作のうち、例えば再生動作等に関連する所定の操作
`が行われた場合には、車載用オーディオ機器50側から
`MDレコーダ/プレーヤ1に対して、この操作に応じた
`操作情報信号を出力する。これによって、車載用オーデ
`ィオ機器50の操作部54に対して行われた操作によっ
`て、MDレコーダ/プレーヤ1における所定の再生動作
`を制御することが可能になる。
`
`【0029】ところで、例えば操作部54には、CDに
`対応した各種再生機能に関する操作を行うための操作子
`が設けられているのであるが、MDレコーダ/プレーヤ
`1は、CDと同様、ディスクメディアに対して再生可能
`な機器であり、その再生機能には共通したところが多
`い。そこで、このCDに対応して設けられた操作子に対
`する操作が、MDレコーダ/プレーヤ1に対する操作と
`なるようにされればよい。このようにすれば、例えば外
`部機器としてのMDレコーダ/プレーヤ1を操作するた
`めの操作子を追加的に設ける必要はなくなる。
`【0030】更に1つには、MDレコーダ/プレーヤ1
`の動作状況に応じた表示を、車載用オーディオ機器50
`の表示部53において表示するものである。MDレコー
`ダ/プレーヤ1では、図1によっても説明したように、
`ヘッドフォンの表示パネル33aにて表示を行うための
`表示情報をヘッドフォン端子部21を形成する所定端子
`から出力できるようにしている。そこで、車載用オーデ
`ィオ機器50においては、このMDレコーダ/プレーヤ
`1から出力される表示情報を入力し、この表示情報に応
`じた内容の表示が表示部53にて行われるように動作す
`る。
`【0031】例えば従来では、車載用オーディオ機器に
`対して携帯型MDレコーダ/プレーヤなどの外部オーデ
`ィオ機器を接続した場合においては、外部オーディオ機
`器から車載用オーディオ機器に対して音声信号のみを出
`力するようにされる。このため、外部オーディオ機器の
`再生動作などを操作するためには、外部オーディオ機器
`側に設けられている操作部に対して操作を行う必要があ
`った。このような操作は例えば車内という状況では面倒
`であり、また、ユーザが運転者である場合には、運転の
`安全性の点で問題がある。また、車載用オーディオ機器
`の表示は、外部オーディオ機器とは連携しないことか
`ら、このときの外部オーディオ機器の動作状況を確認す
`るためには、外部オーディオ機器側の表示を見る必要が
`ある。これは、従来の問題としても前述したように、特
`に自動車内という状況ではユーザにとっては見にくく、
`運転の安全性が阻害される可能性がある。また、例えば
`表示部が本体部に備えられないなどの機器の構成上の都
`合や、夜間であるなどの条件によっては、外部オーディ
`オ機器側の表示を見るのは実質不可能な場合も生じる。
`【0032】これに対して本実施の形態では、上述した
`システムの動作が得られるようにすることで、外部オー
`ディオ機器に対する操作も車載用オーディオ機器50側
`で行えるようになり、また、外部オーディオ機器の動作
`状況を示す表示も車載用オーディオ機器50側で行うこ
`とが可能となる。これにより、上記した問題が解消さ
`れ、車載用オーディオ機器により外部オーディオ機器の
`音声を出力させる際の使い勝手は向上される。また、特
`に本実施の形態のような車載機器であれば、運転の安全
`性が阻害されるのを避けることができる。
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`【0033】なお、図2においては車載用オーディオ機
`器50のAUX入力端子部55は、フロントパネル51
`の側面に設けるようにされているが、これに限定される
`ものではない。例えば実際の使用にあたっての使い勝手
`を考えれば、車載用オーディオ機器50が自動車のフロ
`ントコンソールに適正に取り付けられた状態のもとで、
`ユーザがMDレコーダ/プレーヤ1を接続しやすいよう
`な位置にAUX入力端子部55が表出しているような位
`置状態で配置されていればよいものである。従って、例
`えば図3において破線で括って示すように、車載用オー
`ディオ機器50のフロントパネルの前面の所定位置に対
`してAUX入力端子部55が設けられるようにしてもよ
`いものである。または、同じ図3に示すように、例えば
`所定長のケーブル56を車載用オーディオ機器50の背
`面側から引き出すようにして設け、このケーブル56の
`端部に対してAUX入力端子部55が備えられるような
`構成としてもよいものである。
`【0034】続いて以降、上記した車載用オーディオ機
`器50とMDレコーダ/プレーヤ1とのシステム動作を
`実現するための構成について説明していくこととし、先
`ず、外部オーディオ機器であるMDレコーダ/プレーヤ
`1の構成について説明する。
`【0035】図4は携帯型としてのMDレコーダ/プレ
`ーヤ1のブロック図である。MDレコーダ/プレーヤ1
`は先にも述べたように、光磁気ディスクであるMD90
`に対してオーディオデータの記録及び再生動作が可能と
`される。
`【0036】MD90はカートリッジ内に収納されて、
`カートリッジに設けられているシャッター機構を記録時
`又は再生時に開閉することで光学ピックアップ(光学ヘ
`ッド3)からの光を照射したり、磁気ヘッドからの磁界
`を印加することができるように構成されている。MD9
`0はスピンドルモータ2によってCLV(線速度一定:cons
`tant liner velocity)に回転制御される。
`【0037】光学ヘッド3は、磁気ヘッド6aに対し
`て、装填されたMD90を挟んで対向する位置に設けら
`れている。この光学ヘッド3は対物レンズ3aと2軸機
`構4と、図示しない半導体レーザ及び半導体レーザの出
`射光が上記光磁気ディスクの表面で反射して、その反射
`光を受光する受光部を有して構成されている。2軸機構
`4は、対物レンズ3aをMD90に接離する方向に駆動
`するフォーカス用コイルと、対物レンズ3aを光磁気デ
`ィスクの半径方向に駆動するトラッキング用コイルとを
`有している。また、光学ヘッド3全体をMD90の半径
`方向に大きく移動させるスレッド機構5を更に備えてい
`る。
`【0038】光学ヘッド3内の受光部にて検知した反射
`光情報は、RFアンプ7に供給され、電流−電圧変換さ
`れた後、マトリクス演算処理が行われ、フォーカスエラ
`ー信号FE、トラッキングエラー信号TEが生成される
`
`とともにRF信号も生成される。再生信号であるRF信
`号は、MD90上に記録時より低いレーザパワーで光を
`照射した際に、反射光の磁気Kerr効果を利用して磁界ベ
`クトルを検知して、検知した磁界ベクトルに基づいて生
`成されることになる。
`【0039】RFアンプ7で生成されたフォーカスエラ
`ー信号FE、トラッキングエラー信号TEはサーボ回路
`9にて位相補償、利得調整等をされたのちにドライブア
`ンプ(図示せず)を介して2軸機構4のフォーカス用コ
`イルと、トラッキング用コイルとに印加される。さらに
`トラッキングエラー信号TEからは、サーボ回路9内に
`てLPF(lowpass filter )を介してスレッドエラー
`信号が生成され、スレッドドライブアンプ(図示せず)
`を介してスレッド機構5に印加される。更にRFアンプ
`7にて生成されたRF信号は、EFM/CIRCエンコ
`ーダ・デコーダ8にて、2値化されてEFM復調(eight
` to fourteen modulation ) されるとともに、CIRC
`(cross interleave read solomon coding)エラー訂正
`処理が行なわれて、メモリコントローラー12に供給さ
`れる。
`【0040】MD90には予めグルーブ(溝)が所定周
`波数にて蛇行して(本例の場合は22.05KHz)設けられ
`ており、FM変調にてアドレスデータが記録されてい
`る。このアドレスデータはアドレスデコーダ10にて所
`定周波数のみを通過するBPF(バンドパスフィルタ
`ー)を介してFM復調することで抽出される。EFM/
`CIRCエンコーダ・デコーダ8では2値化したEFM
`信号もしくはアドレスデコーダ10にて抽出されたアド
`レスデコーダに基づいてディスクを回転制御するための
`スピンドルエラー信号を生成してサーボ回路9を介して
`スピンドルモーター2に印加する。更にEFM/CIR
`Cエンコーダ・デコーダ8では2値化したEFM信号に
`基づいてPLL(Phase Locked Loop )の引き込み動作
`を制御し、デコード処理のための再生クロックを生成さ
`せる。
`【0041】メモリコントローラ12によって、エラー
`訂正後の2値化データは1.4Mbit/sec の転送レ
`ートでバッファメモリ13に書き込まれる。メモリコン
`トローラ12は、バッファメモリ13に所定量以上のデ
`ータが蓄積されたら、バッファメモリ13から書き込み
`の転送レートより十分遅い0.3Mbit/sec の転送
`レートにて読み出しを行い、オーディオデータとしての
`出力に供する。このようにバッファメモリ13に一旦デ
`ータを蓄えてからオーデイオデータとして出力するよう
`にているため、例えば振動等の外乱に対して不要なトラ
`ックジャンプ等が生じて光学ヘッド3からの連続したデ
`ータ読み出しが途絶えたとしても、光学ヘッド3のトラ
`ックジャンプが発生したアドレスへの再配置に要する時
`間に相当するデータは予めバッファメモリ13に蓄積さ
`れているので、オーデイオ出力の音声としては連続した
`
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`
`

`
`(7)
`
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`
`(音のとぎれのない)出力が実現できる。本例の場合、
`バッファメモリ13として4MbyteのRAMを用いた場
`合には、バッファメモリ13に書き込まれたデータが満
`杯の状態で約10秒のオーデイオデータを蓄えることが
`可能とされる。なお、メモリコントローラ12の動作は
`システムコントローラ11によって制御されている。
`【0042】MD90から読み出されたデータは記録時
`に所定の圧縮方法(本例では例えばATRAC (Acoustic tr
`ansferred adapted coding )方式)にて圧縮が施されて
`おり、メモリコントローラ12によってバッファメモリ
`13から読み出されたデータは、オーデイオ圧縮エンコ
`ーダ・伸張デコーダ14にて圧縮が解かれたデジタルデ
`ータとされ、D/A変換器15に入力される。
`【0043】D/A変換器16ではオーデイオ圧縮エン
`コーダ・伸張デコーダ14にて圧縮が解かれたデジタル
`データをアナログオーデイオ信号AUに変換する。この
`アナログオーディオ信号AUは、ヘッドフォン端子部2
`1を構成するオーディオ端子tAUに対して出力され
`る。例えばヘッドフォン端子部21に対してヘッドフォ
`ン30が接続されている場合には、このオーディオ端子
`tAUから出力されたアナログオーディオ信号AUがヘ
`ッドフォン30に供給され、イヤドライバ部34にて音
`声として出力される。また、この場合には、ナログオー
`ディオ信号AUは音声信号出力端子16に対しても分岐
`して出力されるようになっている。
`【0044】このような再生動作時においては、システ
`ムコントローラ11は、操作部19の操作に応じて各種
`サーボ用のコマンドをサーボ回路9に転送したり、メモ
`リコントローラ12に対してバッファメモリ13の制御
`の指令を与えたり、演奏経過時間や再生しているプログ
`ラムのタイトル等の文字情報の表示を表示部20に実行
`させるように制御を行ったり、EFM/CIRCエンコ
`ーダ・デコーダ8でのスピンドルサーボ制御やデコード
`処理制御を行う。例えば操作部19に対する操作とし
`て、再生、早送り、巻き戻し、AMS等の操作が行われ
`たのであれば、これらの動作が得られるように所要の機
`能回路部を制御する。また、各種モード操作に応じてプ
`レイモード(例えば1曲リピート、全曲リピート、シャ
`ッフルなど)やサウンドモードの設定も行う。更に記録
`のための操作が行われたのであれば、入力されている音
`声信号をデジタルデータとしてMD90に記録するため
`の制御を実行する。
`【0045】このMDレコーダ/プレーヤ1において楽
`曲等の音声をMD90に記録する場合、その音声信号は
`オーディオ信号入力端子17に供給される。この場合の
`オーディオ信号入力端子17には、例えばここでは図示
`しないマイクロフォンにより収音して得られたアナログ
`オーディオ信号、又は外部のCDプレーヤ等の再生装置
`のアナログ出力端子から出力されたアナログオーディオ
`信号が入力される。そしてA/D変換器18にてデジタ
`
`ル信号に変換され、オーデイオ圧縮エンコーダ・伸張デ
`コーダ14に供給される。
`【0046】オーデイオ圧縮エンコーダ・伸張デコーダ
`14に入力されたデジタルオーディオ信号はATRAC (Aco
`ustic transferred adapted coding )方式にて圧縮エン
`コードが施され、圧縮されたデジタルオーディオ信号は
`転送レート0.3Mbit/secにてメモリコントロ
`ーラ12を介してバッファメモリ13に一旦蓄積され
`る。メモリコントローラ12はバッファメモリ13に蓄
`積された圧縮されたデータが所定量蓄積されたことを検
`知してバッファメモリ13からの読み出しを許可する。
`【0047】バッファメモリ13から読み出された圧縮
`データはEFM/CIRCエンコーダ・デコーダ8にて
`CIRC方式のエラー訂正符号付加、EFM変調等の処
`理が施されて磁気ヘッド駆動回路6に供給される。磁気
`ヘッド駆動回路6は供給されたデータに応じて磁気ヘッ
`ド6aのN極又はS極の磁界印加駆動を行う。またこの
`ような磁界印加を行う記録時には、システムコントロー
`ラ11は光学ヘッド3の図示しない半導体レーザの出射
`パワーを再生時のときよりも高パワーに制御して光磁気
`ディスクの表面をキューリー温度まで加熱するようにす
`る。これにより磁気ヘッド6aから印加された磁界情報
`がディスク記録面に固定されていくことになる。つまり
`データが磁界情報として記録される。
`【0048】記録時にもシステムコントローラ11は、
`各種サーボ用のコマンドをサーボ回路9に転送したり、
`メモリコントローラ12に対してバッファメモリ13の
`制御の指令を与えたり、記録経過時間や記録しているプ
`ログラムのトラックナンバ等の表示を表示部20に実行
`させるように制御を行ったり、EFM/CIRCエンコ
`ーダ・デコーダ8でのスピンドルサーボ制御やエンコー
`ド処理制御を行う。
`【0049】また、この場合には、ヘッドフォン端子部
`21を構成する端子のうち、電源端子tVDD、コモン
`端子tCOM,表示情報端子tDD,操作情報端子tS
`Sが、システムコントローラ11と接続される。システ
`ムコントローラ11は、例えば、VDD端子及び端子t
`COMによって電源電圧を供給する。これにより、図1
`に示したヘッドフォン30の操作/表示部33が動作す
`るための電源が得られる。また、システムコントローラ
`11から表示情報端子tDDに対しては、本来、操作/
`表示部33の表示パネル33aにおいて表示を実行させ
`るための表示情報DDを出力する。従って、システムコ
`ントローラ11は、そのときの動作状況に応じて必要と
`される表示情報DDを生成して出力するようにされる。
`また、操作情報端子tSSを介しては、システムコント
`ローラ11に対して操作情報信号SSが入力される。こ
`の操作情報信号SSは、本来、ヘッドフォン端子部21
`に対して接続されたヘッドフォン30の操作/表示部3
`3に対して行われた操作に応じて、操作/表示部33か
`
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`ら出力されるものとされるが、ヘッドフォン端子部21
`を介して車載用オーディオ機器50が接続される場合に
`は、車載用オーディオ機器50側から出力されるコマン
`ド信号CMDを、操作情報端子tSSを介して操作情報
`信号SSとして入力するようにされる。なお、操作/表
`示部33においては、詳しい説明は省略するが、操作/
`表示部33に対して行われた操作に応じた操作情報信号
`SSを発生するための機能回路部が設けられる。この回
`路部は、システムコントローラ11側から供給される電
`源電圧によって動作する。
`【0050】そして、システムコントローラ11は、操
`作部19に対して操作が行われた場合と同様に、操作情
`報端子tSSを介して入力された操作情報信号SSに基
`づいて各種動作制御を行うこともできるようにされてい
`る。
`【0051】またこれらの操作情報信号SSはウエイク
`アップ信号ともなる。つまりコントローラ11は、電源
`オフ中(スタンバイ中)でも図示しないスタンバイ電源
`によりスリープ状態としてウエイクアップ入力の確認は
`行っており、何らかの操作情報信号SSの入力、もしく
`は操作部19による何らかの操作があった場合は、ウエ
`イクアップ入力があったとして電源オンとする。
`【0052】このようにして、ヘッドフォン端子部21
`は、先に述べたオーディオ端子tAUと共に、上記各端
`子を備えることで、再生信号であるアナログオーディオ
`信号の出力と、表示情報DDの出力、操作情報信号SS
`の入力、操作/表示部33に対する電源供給のための接
`続部位として構成される。
`【0053】また補足的に説明しておくと、このデータ
`再生及び記録が可能なMDレコーダ/プレーヤ1では、
`音声データの他に、その音声データとしての各プログラ
`ム(1曲、トラック)や、ディスク全体に対応する文字
`情報、つまりトラックネームやディスクネーム(ネー
`ム)の文字情報をMD90に記録することができる。こ
`のためには、操作部19として、ユーザーがネーム登録
`としての文字情報入力を行うことが可能とされる。
`【0054】システムコントローラ11は、操作部19
`により入力された文字をRAM24上で保持していき、
`決定操作により文字列が決定されることで、その文字列
`を、そのとき選択されているプログラムに対応させた状
`態で登録する。選択されているプログラムとは、そのと
`き再生・記録・一時停止などの状態とされているプログ
`ラムである。もしこのような状態でなく、プログラムが
`選択されていない状態の場合は、入力文字列はディスク
`全体に対応する文字情報と扱われる。
`【0055】登録された文字情報は、後述するU−TO
`Cセクター1のデータとしてMD90に書き込まれるこ
`とでMD90上で確定することになる。U−TOCデー
`タの更新は記録動作の後や文字入力動作の後において所
`定のタイミングで行われる。
`
`【0056】但し、MD90に対して記録/再生動作を
`行なう際には、MD90に記録されている管理情報、即
`ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−TOC
`(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。システムコ
`ントローラ11はこれらの管理情報に応じてMD90上
`の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエリアの
`アドレスを判別することとなる。この管理情報はバッフ
`ァメモリ13に保持される。このためバッファメモリ1
`3は、後述するようにして、記録データ/再生データの
`バッファエリア(データエリア)と、これら管理情報を
`保持するエリア(TOCエリア)とが分割設定されてい
`る。そして、システムコントローラ11はこれらの管理
`情報を、MD90が装填された際に管理情報の記録され
`たディスクの最内周側の再生動作を実行させることによ
`って読み出し、バッファメモリ13に格納しておき、以
`後そのMD90に対する記録/再生/編集動作の際に参
`照できるようにしている。
`【0057】また、U−TOCはデータの記録や各種編
`集処理に応じて書き換えられるものであるが、システム
`コントローラ11は記録/編集動作のたびに、U−TO
`C更新処理をバッファメモリ13に記憶されたU−TO
`C情報に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタ
`イミングでMD90のU−TOCエリアについても書き
`換えるようにしている。
`【0058】また、この図には電源部22が示される。
`この電源部22は、例えば図示しないバッテリにより得
`られる所定レベルの直流電圧を動作電源として各機能回
`路部に対して供給する。また、この場合の電源部22は
`例えばメイン電源のオン/オフに対応して動作するメイ
`ン電源部と、このメイン電源部がオフとなって動作が停
`止しているときでも、システムコントローラ11におけ
`る所要の動作は可能なように電源供給を行うスタンバイ
`電源部とにより構成される。また、メイン電源部のオン
`/オフはシステムコントローラ11によって制御可能と
`される。
`【0059】なお、携帯型のMDレコーダ/プレーヤ1
`の構成としては上記した構成に限定されるものではな
`い。例えばここでは記録再生が可能な構成を示している
`が、携帯型のMDレコーダ/プレーヤとしては再生専用
`のものも広く知られており、このようなMDレコーダ/
`プレーヤとされてもよい。つまり、図1に示した構成か
`らオーディオ信号入力端子17、A/Dコンバータ1
`8、及び磁気ヘッド駆動回路6、磁気ヘッド6aなど
`の、記録に対応して必要となる構成を削除すると共に、
`他の機能回路部も再生専用に対応した構成とするもので
`ある。また、更なる小型軽量化の促進のために、操作及
`び表示はヘッドフォン30の操作/表示部33において
`行われるようにして、本体側に設けられる操作部19、
`表示部20を省略することなども考えられる。更に、こ
`れと共にライン出力端子としてのオーディオ信号出力端
`
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`

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`子16を省略して、オーディオ信号出力はヘッドフォン
`端子部21からのみとすることも考えられる。
`【0060】続いて、本実施の形態の車載用オーディオ
`機器50の内部構成例を図5に示す。この図に示す車載
`用オーディオ機器50に備えられるシステムコントロー
`ラ60は、例えば、マイクロコンピュータを備えて構成
`され、主としては、内部の各機能回路部に対する制御を
`実行する。また、操作部54に対して操作が行われたと
`きには、その操作に応じた動作が得られるように各種所
`要の制御処理を実行する。この場合には、システムコン
`トローラ60は、ROM60a,RAM60bを備えた
`ものとして示されている。ROM60aには、システム
`コントローラ60が動作するためのプログラムの他、各
`種制御処理に必要な情報などが記憶されている。また、
`ユーザが所定操作により設定した各種情報も記憶可能と
`される。例えば、チューナ部におけるプリセットチュー
`ニングのためのデータなどが記憶される。RAM60b
`は、システムコントローラ60が演算処理を実行すると
`きの作業領域として使用される。なお、本実施の形態の
`特徴に関連するシステムコントローラ60の制御処理動
`作については、以降の説明において適宜述べていくこと
`とする。
`【0061】先にも述べたように、本実施の形態の車載
`用オーディオ機器50自体にあっては、オーディオソー
`スの出力源としてチューナ音声とCD音声を出力可能と
`されており、これに対応して、図のようにチューナ部6
`1,CDプレーヤ部62が備えられる。
`【0062】チューナ部61は、例えばAM,FMの各
`バンドの放送を受信選局可能とされる。このチューナ部
`61では。例えば図示しないアンテナによって受信した
`放送波を入力し、所要の周波数の放送局を選局する。そ
`して、この選局した放送局の信号について所要の処理を
`施し、この場合にはアナログオーディオ信号によりチュ
`ーナ音声を出力する。このチューナ音声は、ソースセレ
`クタ63のチューナ音声入力端子T・TNinに対して
`出力される。
`【0063】CDプレーヤ部62は、図2に示したCD
`挿入口52から挿入されたCDに対して再生を行うため
`の記録部位とされる。そしてここでは、CDから再生し
`たデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号
`に変換して。ソースセレクタ63のCD音声入力端子T
`・CDinに対して入力するようにされる。
`【0064】また、ソースセレクタ63には、AUX音
`声入力端子T・AUXinも備えられており、後述する
`AUX入力端子部55の端子t5を介して得られたAU
`X音声としてのアナログオーディオ信号AUが入力され
`る。つまり、この場合におけるソースセレクタ63に
`は、チューナ音声、CD音声、AUX音声が入力され
`る。
`【0065】そして、システムコントローラ60は、例
`
`えば操作部54に対して行われたソース選択操作に応じ
`て、ソースセレクタ63に入力された音声信号のうちか
`ら1つを選択して、後段の電子ボリューム/アンプ部6
`4に対して出力する。電子ボリューム/アンプ部64で
`は、電子ボリュームにより入力された音声信号のレベル
`を可変し、アンプにより増幅した後、例えばスピーカ出
`力端子Toutに対して出力する。スピーカ出力端子T
`outに対しては、例えば図示しない車載のスピーカが
`接続されており、このスピーカから、現在選択されてい
`る音声ソースの音声が出力されることになる。なお、上
`記電子ボリュームの可変は、例えば操作部54に対して
`行われたボリューム調整操作に応じて、システムコント
`ローラ60が電子ボリュームを制御することで行われ
`る。
`【0066】AUX入力端子部55は、先にも述べたよ
`うに、その構造としてはMDレコーダ/プレーヤ1側の
`ヘッドフォン端子部21と同一とされており、従って、
`例えば図示するように端子t1〜t5の5つの端子を備
`えている。なお、この図においては、説明を分かりやす
`くするため、MDレコーダ/プレーヤ1側のヘッドフォ
`ン端子部21も示し、このヘッドフォン端子部21と、
`AUX入力端子部55とがアダプタケーブル40により
`接続された状態を示している。
`【0067】車載用オーディオ機器50のAUX入力端
`子部55の端子t1に対しては、MDレコーダ/プレー
`ヤ1のヘッドフォン端子部21の端子tAUを介して出
`力されたアナログオーディオ信号AU、つまり、MDか
`ら再生されたオーディオ信号が入力される。そしてこの
`アナログオーディオ信号AUは、ソースセレクタ63の
`AUX音声入力端子T・AUXinに対して入力され
`る。つまり、MDからの再生音声であるアナログオーデ
`ィオ信号AUは、当該車載用オーディオ機器50にてA
`UX音声として扱われる。
`【0068】また、AUX入力端子部55の端子t2に
`対しては、MDレコーダ/プレーヤ1のヘッドフォン端
`子部21の端子tDDを介して出力された表示情報が入
`力される。この表示情報はシステムコントローラ60に
`対して入力される。なお、この表示情報DDの入力に応
`じたシステムコントローラ60の制御処理については後
`述する。
`【0069】AUX入力端子部55の端子t1は、操作
`情報信号SSに対応して設けられている。先にも述べた
`ように、システムコントローラ60では操作部54に対
`して行われた所定操作を、AUX音声ソースとして接続
`されたMDレコーダ/プレーヤ1に対する操作であると
`して扱うことができる。つまりは、次に述べるような構
`成によって、操作部54に対して行われた操作に応じ
`て、MDレコーダ/プレーヤ1をコントロールすること
`ができる。
`【0070】操作部54では、これに対して行われた操
`
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`

`
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`
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`
`作に応じた操作信号SCをシステムコントローラ60に
`出力するようにしている。ソースセレクタ63において
`AUX音声を選択している状態のもとでは、システムコ
`ントローラ60は、入力された上記操作信号SCがMD
`レコーダ/プレーヤ1をコントロールすべき種類のもの
`である場合、この操作信号SCの内容に応じたMDレコ
`ーダ/プレーヤ1のコントロールを可能とするコマンド
`CMDを発生させる。つまり、例えばコマンドCMD
`は、ヘッドフォン30の操作/表示部33から出力され
`る操作情報信号SSに従ったフォーマットとされればよ
`いものである。そしてこのコマンドCMDを端子t1を
`介して出力する。
`【0071】このようにして出力されたコマンドCMD
`は、MDレコーダ/プレーヤ1側のヘッドフォン端子部
`21の端子tSSを介して、操作情報信号SSとしてM
`Dレコーダ/プレーヤ1のシステムコントローラ11に
`対して入力されることになる。MDレコーダ/プレーヤ
`1のシステムコントローラ11では、このようにして入
`力された操作情報信号SSに基づいて前述のようにして
`所要の制御処理を行うようにされる。これにより、車載
`用オーディオ機器50の操作部54に対して行われた操
`作に応じてMDレコーダ/プレーヤ1が動作することに
`なる。つまり、車載用オーディオ機器50側での操作に
`よるMDレコーダ/プレーヤ1のコントロールが可能と
`なる。
`【0072】なお、この場合には、MDレコーダ/プレ
`ーヤ1から車載用オーディオ機器50に対して電源電圧
`供給を行う必要はないので、MDレコーダ/プレーヤ1
`側(ヘッドフォン端子部21)の端子tDD,端子tC
`OMと接続される、車載用オーディオ機器5側(AUX
`入力端子部55)の端子t3,t4はダミーとされてい
`る。
`【0073】システムコントローラ60は、表示部53
`に対する表示制御も実行する。そして本実施の形態で
`は、表示部53において、AUX音声ソースであるMD
`レコーダ/プレーヤ1の動作状況に応じた内容の表示を
`行わせることが可能とされる。つまり、前述したよう
`に、車載用オーディオ機器50のシステムコントローラ
`60に対しては、本来はヘッドフォン30の表示パネル
`33aに対する表示を制御するための表示情報DDがM
`Dレコーダ/プレーヤ1側から入力される。そして、ソ
`ースセレクタ63においてAUX音声を選択している状
`態のもとでは、システムコントローラ60は、入力され
`た表示情報DDの情報内容に応じて表示部53に対する
`制御を実行する。これにより、表示部53において表示
`される内容は、入力された表示情報DDの情報内容に対
`応したものとなる。つまり、ヘッドフォン30の表示パ
`ネル33aに表示されるべき内容が、車載用オーディオ
`機器50の表示部53において表示されるものである。
`【0074】なお、当然のこととして、例えばチューナ
`
`音声若しくはCD音声がソースセレクタ63において選
`択されているときには、チューナ部61,CDプレーヤ
`部62の動作状況に応じた表示が行われる。
`【0075】また、電源部66は、例えば図示しない車
`載バッテリから供給される電源を入力して直流電源電圧
`を生成可能とされる。そして、各機能回路部に対して所
`要のレベルの直流電源電圧を供給する。また、この電源
`部66も、メイン電源部と、このメイン電源部がオフ時
`におけるシステムコントローラ60の動作が可能なよう
`に電源供給を行うスタンバイ電源部とにより構成され
`る。また、メイン電源部のオン/オフはシステムコント
`ローラ60によって制御可能とされる。
`【0076】続いて、上記したMDレコーダ/プレーヤ
`1側のユーザインターフェイス機能を車載用オーディオ
`機器50にて実現するためのシステムコントローラ60
`の処理動作を図6に示す。
`【0077】この図に示す処理にあっては、先ずステッ
`プS101において、操作部54に対する操作としてメ
`イン電源オンのための操作が行われている状態にあるか
`否かが判別される。ここで、メイン電源オンのための操
`作が行われていないとされれば、このままこのルーチン
`を終了するが、メイン電源オンのための操作が行われて
`いると判別された場合には、ステップS102に進むよ
`うにされる。
`【0078】システムコントローラ60においては、操
`作部54に対してユーザが行った音声ソース選択操作に
`応じて、ソースセレクタ63にて選択して出力すべき音
`声ソースを何れとするのかが設定されるのであるが、ス
`テップS102では、現在選択設定されている音声ソー
`スが、AUX音声であるか否かを判別する。
`【0079】例えばチューナ音声又はCD音声が選択さ
`れているとして、ステップS102にて否定結果が得ら
`れた場合には、ステップS116に進む。このステップ
`S116では、現在音声ソースとして選択されているA
`UX音声以外の音声ソースが音声として出力されるよう
`に制御を実行する。この場合、実際に選択されている音
`声ソースとしてはチューナ音声又はCD音声の何れかと
`なるが、システムコントローラ60は、選択されている
`音声ソースに対応したオーディオ信号がソースセレクタ
`63に対して入力されるように、チューナ部61又はC
`Dプレーヤ部62の動作を制御する。また、ソースセレ
`クタ63において、選択されている音声ソースのオーデ
`ィオ信号がスピーカ出力端子Toutに出力されるよう
`にも制御を実行する。そしてステップS101に戻るよ
`うにされる。
`【0080】これに対して、現在AUX音声が選択され
`ていることでステップS102にて肯定結果が得られた
`場合にはステップS103に進むようにされる。ステッ
`プS103においては、AUX音声ソースとして接続さ
`れている機器(図ではAUX機器として表記してい
`
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`
`

`
`(11)
`
`特開2001−128280
`
`る)、つまりMDレコーダ/プレーヤ1に対して、電源
`オンのためのコマンドCMDを出力する。このコマンド
`CMDはMDレコーダ/プレーヤ1に対しては操作情報
`信号SSとして入力される。なお、前述したように操作
`情報信号SSは、MDレコーダ/プレーヤ1側に対して
`はウェイクアップ信号としても機能する。従って、電源
`オンのためのコマンドCMDとしては、MDレコーダ/
`プレーヤ1が操作情報信号SSとして受け付け可能な信
`号であればよく、電源オンを指示するコマンド以外で適
`切とされるコマンドを使用してもよいものである。
`【0081】上記のようにして電源オンのためのコマン
`ドCMDを出力した場合、MDレコーダ/プレーヤ1が
`車載用オーディオ機器50に対して接続されていれば、
`例えばこのコマンドCMDとしての操作情報信号SSに
`応答して、メイン電源がオンとなる。そして、電源オン
`となって起動したのに応じて、MDレコーダ/プレーヤ
`1のシステムコントローラ11では、本来は表示パネル
`33aを表示させるための表示情報DDをヘッドフォン
`端子部21の端子tDDを介して出力する。逆に、MD
`レコーダ/プレーヤ1が車載用オーディオ機器50に対
`して接続されていなければ、このとき表示情報は出力さ
`れないことになる。従って、この表示情報DDの出力の
`有無を監視することで、車載用オーディオ機器50側で
`は、MDレコーダ/プレーヤ1についての認識を行うこ
`とができる。つまり、AUX音声ソースとしての機器で
`あるMDレコーダ/プレーヤ1が、AUX入力端子部5
`5を介して接続されているか否かを判定することができ
`る。
`【0082】そこで、ステップS104では、例えば上
`記したようにして表示情報DDの出力の有無に基づい
`て、AUX音声ソースとしての機器であるMDレコーダ
`/プレーヤ1を認識できたか否かを判別する。そして、
`MDレコーダ/プレーヤ1を認識できない、つまりMD
`レコーダ/プレーヤ1が接続されていないという判別結
`果が得られた場合には、ステップS117に進んで、表
`示部53に対してAUX音声ソースとしてのMDレコー
`ダ/プレーヤ1が接続されていないことを示す内容の表
`示が行われるように制御を実行する。この時の表示形態
`については特に限定しないが、例えば図にも記している
`ように「NO AUX」などのようにして文字で表示す
`ることが考えられる。これに対して、MDレコーダ/プ
`レーヤ1が接続されていることで認識が得られた場合に
`はステップS105に進む。
`【0083】なお、ステップS104におけるAUX機
`器(MDレコーダ/プレーヤ1)についての認識処理
`は、上記した表示情報DDの出力の有無に基づいた判定
`以外の方法も考えられるものである。例えば、先の説明
`ではオープンとなっているものとして説明したAUX入
`力端子部55の端子t2,端子t3に対して電圧検出が
`可能な回路を設け、この電圧検出回路における検出結果
`
`に基づいて判定するように構成することも考えられる。
`つまり、MDレコーダ/プレーヤ1のメイン電源がオン
`となれば、システムコントローラ11からは、ヘッドフ
`ォン端子部21の電源端子tVDD、コモン端子tCO
`Mを介して電源電圧を供給開始する。そこで、車載用オ
`ーディオ機器50のシステムコントローラ60は、上記
`電圧検出回路において電圧が検出されるか否かを監視す
`ることで、AUX機器の認識を行うことができるもので
`ある。
`【0084】ステップS105においては、音声ソース
`としてAUX音声が選択されるように、ソースセレクタ
`63に対する制御を実行してステップS106に進む。
`【0085】ステップS106では、コマンドCMDと
`して再生コマンドをMDレコーダ/プレーヤ1に対して
`出力するようにされる。MDレコーダ/プレーヤ1側の
`システムコントローラ11では、上記のようにして出力
`された再生コマンドを再生のための操作情報信号SSと
`して受信し、MDの再生を開始させる。つまり、本実施
`の形態では車載用であることを配慮して、AUX音声が
`ソースとして選択されていれば、自動的に再生が開始さ
`れるようにコントロールしているものである。そして、
`MDを再生して得られたアナログ音声信号AUは、車載
`用オーディオ機器50に対してAUX音声として入力さ
`れ、最終的には車載のスピーカから音声として出力され
`ることになる。
`【0086】上記のようにして再生が開始されると、M
`Dレコーダ/プレーヤ1のシステムコントローラ11で
`は、その再生状況に応じた内容の表示情報DDを発生し
`て出力するようにされる。次のステップS107では、
`上記のようにしてMDレコーダ/プレーヤ1(AUX機
`器)から出力される表示情報DDを入力して取得する。
`そして、次のステップS108において、この取得した
`表示情報DDに基づいて、表示部53に対する表示制御
`を実行する。これにより、例えば表示部53において
`は、MDレコーダ/プレーヤ1でのディスク再生状況に
`応じた内容の表示が行われる。例えば、トラックナン
`バ、トラックネームなどの再生トラックを示す情報や、
`再生進行時間、及び現在設定されているプレイモード等
`の表示が行われるものである。
`【0087】次のステップS109においては、操作部
`54に対する操作が行われたか否かを判別している。こ
`こで、操作部54に対して操作が行われない限りはステ
`ップS107の処理に戻るようにされる。つまり、現在
`の再生状況に応じて表示部53における表示を変化させ
`ながら、操作部54に対して操作が行われるのを待機し
`ている。そして操作部54に対して何らかの操作が行わ
`れたのであれば、その操作の種類に応じて、ステップS
`110,S112,S114の何れかに対して移行する
`ようにされる。
`【0088】例えば、上記ステップS109にて判別さ
`
`Petitioner Unified - Exhibit 1016 - Page 11
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`(12)
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`特開2001−128280
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`れた操作として、例えばAMS(トラックの頭出し)、
`1曲リピート又は全曲リピートモードの指定、又はシャ
`ッフル再生モードの指定など、再生系に関する類の操作
`であった場合には、ステップS110においてこの操作
`信号についての認識を行って、次のステップS111に
`おいて、認識した操作に対応したコマンドCMDを出力
`するようにされる。MDレコーダ/プレーヤ1のシステ
`ムコントローラ11では、このコマンドCMDとしての
`操作情報信号SSの入力に応じて、AMS制御、プレイ
`モードの変更などの所要の再生関連動作が得られるよう
`に制御処理を実行する。そして、ステップS107の処
`理に戻るようにされる。
`【0089】また、ステップS109にて判別された操
`作が、表示の切り換え指示のための操作であった場合に
`は、この操作信号についての認識をステップS112に
`て行った後に、ステップS113に進む。そして、この
`ステップS113において、表示切換のためのコマンド
`CMDを出力する。この表示切換のためのコマンドCM
`Dを操作情報信号SSとして入力したMDレコーダ/プ
`レーヤ1のシステムコントローラ11は、変更すべき表
`示内容に対応する表示情報DDを出力することになる。
`そしてこの表示情報DDが車載用オーディオ機器50の
`システムコントローラ60に入力されることになる。そ
`して、上記ステップS113の処理終了後は、ステップ
`S107に戻るようにされるが、ステップS113の処
`理を経て、ステップS107→S108の処理を再度実
`行することで、表示部53には、変更された表示内容に
`対応する表示情報DDに基づいて表示が行われる。つま
`り、表示内容が変更されるものである。なお、ここでい
`う表示の切り換えとは、例えば再生時間の表示切換など
`がこれに対応する。例としては、再生時間を進行時間に
`沿って示す表示と残り時間によって示す表示との間で切
`り換えたり、また、トラック単位での再生時間の表示
`を、ディスク全体の単位での再生時間の表示に切り換え
`たりするものである。
`【0090】また、ステップS109にて判別された操
`作が、上記した以外の、例えばソース切り換え、及び当
`該車載用オーディオ機器50についての電源オフのため
`の操作であったような場合には、この操作信号について
`の認識をステップS114にて行う。また、ここでは、
`この認識した操作信号に応じて車載用オーディオ機器5
`0内部に対して所要の制御処理を実行する。つまり、ソ
`ース切り換えの操作が行われたのであれば、その操作に
`よって指定される音声ソースが選択されるように、ソー
`スセレクタ63を制御する。また、電源オフのための制
`御が実行されたのであれば当該車載用オーディオ機器5
`0のメイン電源をオフとするための制御を実行する。但
`し、メイン電源のオフ制御は、例えば実際には、次に述
`べるステップS115の処理を実行した後に実行されて
`もよいものである。そして、ステップS115の処理が
`
`終了するとステップS101以降の処理に戻るようにさ
`れる。
`【0091】なお、本発明は上記した実施の形態の構成
`に限定されるものではなく他にも考えられるものであ
`る。例えば、上記実施の形態では、車載用オーディオ機
`器50に接続される外部機器(AUX機器)をMDに対
`応した携帯型のオーディオ機器とされているが、例え
`ば、テープカセットやCD、更にはフラッシュメモリな
`どのメモリ素子を備えたメディアに対応する携帯型オー
`ディオ機器を対象としても構わない。また、特に携帯型
`の機器に限定されるものではなく、例えば据え置き型で
`あっても表示情報や操作情報信号等のユーザインターフ
`ェイス情報を本体外部に出力する構成を採っているもの
`であれば外部機器としての接続が可能とされる。また、
`本発明のオーディオ機器は上記実施の形態として示した
`車載用オーディオ機器50に限定されるものではなく、
`その構成は適宜変更可能である。また、本発明のオーデ
`ィオ機器は、車載用であればその効果が特に有効となる
`のであるが、車載用に限定される必要もないものであ
`る。
`【0092】
`【発明の効果】以上説明したように本発明は、オーディ
`オ機器に対して外部オーディオ機器を接続して、この外
`部オーディオ機器から出力された音声をオーディオ機器
`側で出力するシステムを構築した場合において、この外
`部オーディオ機器のユーザインターフェイス情報が入出
`力される端子を介しても、オーディオ機器側と接続を行
`うようにしたことで、外部オーディオ機器のユーザイン
`ターフェイス機能がオーディオ機器側において実現され
`るように構成される。この構成によればシステムとして
`のユーザインターフェイス機能はオーディオ機器側に集
`約されることになる。つまり、外部オーディオ機器のイ
`ンターフェイス機能を利用するときにも、メインとなる
`オーディオ機器側で行うことができるようになる。これ
`により、システムとしての使い勝手の向上が図られる。
`【0093】そして上記発明のもとで、オーディオ機器
`に備えられる操作部に対して行われた操作に応じた操作
`情報信号(ユーザインタフェイス情報)を外部オーディ
`オ機器に対して出力するようにされる。外部オーディオ
`機器はこの操作情報信号に応じて動作を行う。このよう
`な構成であれば、ユーザインターフェイス機能として外
`部オーディオ機器に対する操作をオーディオ機器側で行
`うことが可能になり、操作面での使い勝手の向上が図ら
`れる。
`【0094】また、上記ユーザインターフェイス機能と
`しては、外部オーディオ機器側からその動作状況に応じ
`て出力される表示情報をオーディオ機器側で入力し、こ
`の入力した表示情報に基づいて、オーディオ機器に備え
`られる表示部に表示を行うようにされる。これによって
`は、ユーザインタフェイス機能として、表示機能がオー
`
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`特開2001−128280
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`ディオ機器側で統合されることになる。つまり、ユーザ
`としては、システムの動作状況を把握するのに、オーデ
`ィオ機器の表示部だけを見ればよいことになる。これに
`よっても、システムとしての使い勝手、利便性の向上が
`図られる。
`【0095】また、オーディオ機器側のオーディオ信号
`入力端子とユーザインターフェイス情報が入出力される
`ユーザインターフェイス入出力端子から成る端子群と、
`外部オーディオ機器側のオーディオ出力端子とユーザイ
`ンターフェイス入出力端子から成る端子群は、それぞれ
`1つのコネクタによって接続され、このコネクタはケー
`ブルによって連結されているものとされる。つまり、本
`発明としては、オーディオ機器と外部オーディオ機器間
`で、オーディオ信号とユーザインターフェイス情報を入
`出力するのに、1本のコネクタケーブルによって接続す
`るようにされる。これにより、例えばオーディオ信号の
`ラインと、ユーザインターフェイス情報とを、それぞれ
`別のケーブルによって接続するような場合よりも、簡単
`に接続作業を行うことができるものである。
`【0096】また、外部オーディオ機器のオーディオ出
`力端子とユーザインターフェイス入出力端子としては、
`操作部と表示部が備えられたヘッドフォン(ユーザイン
`ターフェイス機能付音声出力手段)を接続するためのも
`のとされる。つまりヘッドフォン端子部として本来は機
`能するものとされる。そして、オーディオ機器側では、
`このヘッドフォン端子部を利用して接続を行うようにさ
`れる。ヘッドフォントと外部オーディオ機器のヘッドフ
`ォン端子部とは、通常は1本のケーブルによって接続さ
`れる構造を採ることから、この場合にも、オーディオ機
`器と外部オーディオ機器とは1本のケーブルで接続する
`構成を採ることが容易に可能になる。また、このような
`ヘッドフォン端子部が設けられる外部オーディオ機器と
`は一般には可搬型とされ、従って、外部オーディオ機器
`として可搬型のオーディオ機器を使用する場合に特にそ
`
`の効果が発揮される。
`【0097】そして、本発明のオーディオ機器が車載用
`機器の構成を採る場合には、例えば上記したような効果
`に加え、運転の安全性を確保することが可能になるもの
`である。
`【図面の簡単な説明】
`【図1】本実施の形態の外部オーディオ機器である携帯
`型のMDレコーダ/プレーヤを示す斜視図である。
`【図2】本実施の形態の車載用オーディオ機器と外部オ
`ーディオ機器から成るシステム構成を示す斜視図であ
`る。
`【図3】本実施の形態のオーディオ機器におけるAUX
`入力端子部の取り付けの形態例を示す斜視図である。
`【図4】携帯型のMDレコーダ/プレーヤとしての内部
`構成例を示すブロック図である。
`【図5】本実施の形態の車載用オーディオ機器の内部構
`成例を示すブロック図である。
`【図6】本実施の形態としての車載用オーディオ機器に
`おけるユーザインターフェイス機能を実現するための処
`理動作を示すフローチャートである。
`【符号の説明】
`1 MDレコーダ/プレーヤ、11 システムコントロ
`ーラ、21 ヘッドフォン端子部、22 電源部、 3
`0 ヘッドフォン、31 ケーブル、32 コネクタ
`部、33 操作/表示部、33a 表示パネル、34
`イヤドライバ部、40 アダプタケーブル、41 ケー
`ブル、42 コネクタ部、50 車載用オーディオ機
`器、53 表示部、54 操作部、55 AUX入力端
`子部、60システムコントローラ、61 チューナ部、
`62 プレーヤ部、63 ソースセレクタ、64 電子
`ボリューム/アンプ部、66 電源部、90 MD、9
`1ディスクカートリッジ、t1〜t5 端子、tAU
`オーディオ端子、tCOMコモン端子、tDD 表示情
`報端子、tSS 操作情報端子、tVDD 電源端子
`
`【図1】
`
`Petitioner Unified - Exhibit 1016 - Page 13
`
`

`
`(14)
`
`【図2】
`
`特開2001−128280
`
`【図3】
`
`【図4】
`
`Petitioner Unified - Exhibit 1016 - Page 14
`
`

`
`(15)
`
`【図5】
`
`特開2001−128280
`
`Petitioner Unified - Exhibit 1016 - Page 15
`
`

`
`(16)
`
`【図6】
`
`特開2001−128280
`
`Petitioner Unified - Exhibit 1016 - Page 16
`
`

`
`J P 2 0 0 1 - 1 2 8 2 8 0 A 5 2 0 0 6 . 5 . 1 1
`
`【 公 報 種 別 】 特 許 法 第 1 7 条 の 2 の 規 定 に よ る 補 正 の 掲 載
`【 部 門 区 分 】 第 7 部 門 第 3 区 分
`【 発 行 日 】 平 成 1 8 年5月1 1 日( 2 0 0 6 . 5 . 1 1 )
` 
`【 公 開 番 号 】 特 開 2 0 0 1 - 1 2 8 2 8 0 ( P 2 0 0 1 - 1 2 8 2 8 0 A )
`【 公 開 日 】 平 成 1 3 年5月1 1 日( 2 0 0 1 . 5 . 1 1 )
`【 出 願 番 号 】 特 願 平 1 1 - 3 0 9 6 6 3
`【 国 際 特 許 分 類 】
`
`
`
`
` 3/00 (2006.01) 3/00 (2006.01)H04R 3/00 (2006.01) H04RH04RH04R 3/00 (2006.01)H04R 3/00 (2006.01)H04RH04RH04R 3/00 (2006.01) 3/00 (2006.01) 3/00 (2006.01)
`
`
`
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`
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`
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`
`
`
`
` 31/00 (2006.01) 31/00 (2006.01)G11B 31/00 (2006.01) G11BG11BG11B 31/00 (2006.01)G11B 31/00 (2006.01)G11BG11BG11B 31/00 (2006.01) 31/00 (2006.01) 31/00 (2006.01)
`
`
`
`
`【 F I 】
` H 0 4 R 3 / 0 0 3 1 0
` G 1 1 B 3 1 / 0 0 5 1 1 Z
` G 1 1 B 3 1 / 0 0 5 1 9 A
` G 1 1 B 3 1 / 0 0 5 2 5 Z
` 
`【 手 続 補 正 書 】
`【 提 出 日 】 平 成 1 8 年3月1 4 日( 2 0 0 6 . 3 . 1 4 )
`【 手 続 補 正 1 】
`【 補 正 対 象 書 類 名 】 明 細 書
`【 補 正 対 象 項 目 名 】 特 許 請 求 の 範 囲
`【 補 正 方 法 】 変 更
`【 補 正 の 内 容 】
`【 特 許 請 求 の 範 囲 】
`    【 請 求 項 1 】   外 部 オ ー デ ィ オ 機 器 か ら 出 力 さ れ る オ ー デ ィ オ 信 号 を 入 力 す る た め の
`オ ー デ ィ オ 信 号 入 力 端 子 と 、
`  上 記 オ ー デ ィ オ 信 号 入 力 端 子 か ら 入 力 さ れ た オ ー デ ィ オ 信 号 を 出 力 可 能 な 出 力 手 段 と 、
`  上 記 外 部 オ ー デ ィ オ 機 器 と 当 該 オ ー デ ィ オ 機 器 間 と で の 所 定 の ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス
`情 報 の 入 力 又 は 出 力 が 行 わ れ る た め の ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス 入 出 力 端 子 と 、
`  上 記 ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス 入 出 力 端 子 を 介 し た 所 定 の ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス 情 報 の
`出 力 、 又 は 上 記 ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス 入 出 力 端 子 を 介 し て 入 力 さ れ る 所 定 の ユ ー ザ イ ン
`タ ー フ ェ イ ス 情 報 に 基 づ い た 所 要 の 制 御 処 理 、 を 実 行 可 能 な 制 御 手 段 と 、
`  を 備 え て い る こ と を 特 徴 と す る オ ー デ ィ オ 機 器 。
`    【 請 求 項 2 】   上 記 制 御 手 段 は 、
`  当 該 オ ー デ ィ オ 機 器 に 備 え ら れ る 操 作 手 段 に 対 し て 行 わ れ た 操 作 に 基 づ い て 生 成 し た 、
`上 記 外 部 オ ー デ ィ オ 機 器 を 制 御 す る た め の 制 御 情 報 を 、 上 記 ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス 情 報
`と し て 出 力 可 能 に 構 成 さ れ て い る こ と を 特 徴 と す る 請 求 項 1 に 記 載 の オ ー デ ィ オ 機 器 。
`    【 請 求 項 3 】   上 記 制 御 手 段 は 、
`  上 記 ユ ー ザ イ ン タ ー フ ェ イ ス 入 力 手 段 を 介 し て 入 力 し た 、 上 記 外 部 オ ー デ ィ オ 機 器 か ら
`出 力 さ れ る 上 記 イ ン タ ー フ ェ イ ス 情 報 と し て の 表 示 情 報 に 基 づ い て 、 当 該 オ ー デ ィ オ 機 器
`に 備 え ら れ る 表 示 手 段 に お い て 所 要 の 表 示 が 行 わ れ る た め の 制 御 を 実 行 可 能 に 構 成 さ れ る
`こ と を 特 徴 と す る 請 求 項 1 に 記 載 の オ ー デ ィ オ 機 器 。
`    【 請 求 項 4 】   上 記 外 部 オ ー デ ィ オ 機 器 に お い

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