throbber
(57)【要約】
`【目的】 液晶パネル等の表示板の近接距離に関係な
`く、表示面の輝度を均一に保つ表示面のバックライト装
`置の提供を目的とする。
`【構成】 光源ホルダー1の周面に形成した溝部2内に
`光源3を取り付け、該溝部2内に透光性を備え背面側に
`反射面8を有する板状の導光体7の端部を固定し、上記
`導光体7の表面側に発光面となるフィルム又は板状材よ
`りなる整光板9を配置した装置において、該整光板9が
`背面側に鋸歯状断面の凹凸条11からなる凹凸面を形成
`してなる。
`
`Sony Corp. Exhibit 1017
`
`SONY_000737
`
`

`
`(2)
`
`特開平6−242731
`
`【特許請求の範囲】
`【請求項1】 光源ホルダー(1)の周面に形成した溝
`部(2)内に光源(3)を取り付け、該溝部(2)内に
`透光性を備え背面側に反射面(8)を有する板状の導光
`体(7)の端部を固定し、上記導光体(7)の表面側に
`発光面となるフィルム又は板状材よりなる整光板(9)
`を配置した装置において、該整光板(9)が背面側に凹
`凸面を形成してなる表示面のバックライト装置。
`【請求項2】 凹凸面が鋸歯状断面の凹凸条(11)か
`らなる請求項1に記載の表示面のバックライト装置。
`【請求項3】 溝部(2)の内面が反射面である請求項
`1に記載の表示面のバックライト装置。
`【発明の詳細な説明】
`【0001】
`【産業上の利用分野】本発明は液晶表示面や写真フィル
`ムや図面の透視板等の背面に光を照射するためのバック
`ライト装置に関する。
`【0002】
`【従来の技術】従来液晶表示面や透視板等における表示
`面のバックライト装置としては、図3,図4に示すよう
`な複数の発光素子(LED)等の光源3を装着した光源
`ホルダー1にアクリル板等からなる導光板7を取り付
`け、該導光板7の表面側に一定間隔を空けて拡散板(図
`示しない)を組み合わせたものが知られていた。
`【0003】
`【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来例で
`は、導光板7は光源3に近い基端部側から先端側へ向か
`って順次輝度が低くなって輝度むらが生ずるほか、導光
`板7の基端部側と中間部において、各光源3の照射部5
`a,光が照射されない非照射部5b,隣接する光源3の
`投光範囲が重なる重複照射部5cとの間において輝度差
`が生じるため、全体として輝度むらが生じて表示面の輝
`度の均一性が保てなかった。このため表示面の輝度を均
`一に保つためにはバックライト装置の導光板7から液晶
`板を離さなければならず、バックライト装置の厚みが大
`きくなるほか光源の輝度を保つために無用のコスト高を
`招くという欠点があった。
`【0004】
`【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
`決するため本発明は、光源ホルダー1の周面に形成した
`溝部2内に光源3を取り付け、該溝部2内に透光性を備
`え背面側に反射面8を有する板状の導光体7の端部を固
`定し、上記導光体7の表面側に発光面となるフィルム又
`は板状材よりなる整光板9を配置した装置において、該
`整光板9が背面側に凹凸面を形成してなることを第1の
`特徴としている。また上記凹凸面が鋸歯状断面の凹凸条
`11からなることを第2の特徴としている。さらに上記
`溝部2の内面が反射面であることを第3の特徴としてい
`る。
`【0005】
`
`【作用】光源3より投光された光は、導光体7に直接又
`は反射面8若しくは凹凸面に照射されて導光体7内で屈
`折や反射を繰り返し、最終的に凹凸条11によって整光
`板9に対して直角な方向で正面側に均一な輝度で透過
`し、整光板9の正面側を照射される。その結果整光板9
`の表面側に液晶パネル等の表示板を設置する場合であっ
`ても表示板の近接距離の大小に関係なく、表示面の輝度
`が均一に保たれる。
`【0006】
`【実施例】以下図示する実施例につき詳述すると、白色
`のポリカーボネート等により形成された断面コ字状の光
`源ホルダー1(全長60mm)は、その内側面の一方端
`部から他方端部にかけて長手方向に溝部2が設けられ、
`該溝部2内にLED等からなる発光素子(光源)3が複
`数配設され、各発光素子3は光源ホルダー1の外側面に
`付設された中空ガイド部材4内に挿通されている配線6
`に接続されている。
`【0007】光源ホルダー1には平面視長方形(60m
`m×20mm)の透明アクリル板からなる導光板7(厚
`み1.5mm)が、溝部2内に嵌合固定されており、該
`導光板7の裏面には反射塗料の塗布、あるいは反射シー
`トの被着が施されて反射面8が形成されている。
`【0008】一方、導光板7と平面視同形の長方形(6
`0mm×20mm)で透明樹脂のプレート又はレンズフ
`ィルムからなる整光板9(厚み0.6mm)が、導光板
`7の表面に重合載置され、周縁が上記導光板7に熱融着
`により固着されている。該整光板9はその背面において
`深さ0.05mm〜0.1mm,ピッチ0.1mm〜
`0.2mm,山及び谷が90°の二等辺三角形をなすよ
`うな鋸歯状断面の凹凸条11が長手方向端縁と平行に形
`成されている。このようなバックライト装置本体12の
`整光板9上方側には、液晶板等からなる拡散板13が整
`光板9と平行に取り付けられている。
`【0009】上記構成によれば、発光素子3によって導
`光板7内に照射された光は整光板9の裏面の凹凸条11
`における屈折反射と導光板底面7bの反射面8における
`反射を繰り返し、整光板9は反射面8からの反射光を拡
`散板13側に直角且つ全面均一に透過させる。この結果
`拡散板13の表示面は背面側から均等に照射され、輝度
`むらのない均一な発光表示面となる。このため拡散板1
`3は整光板9の表面側に密着させて取り付けることも可
`能となる。
`【0010】上記構成において、導光板外周面から光が
`外部へ透過しないように導光板周面にも反射塗料を塗布
`し、あるいは反射シートを貼着して反射面8とすること
`が望ましい。さらに光源3から発光される光が正面側に
`集中して照射されるように、発光素子3の取付周囲であ
`る溝部2内の両側にも同様に反射面8を形成することが
`望ましいが、本実施例のように光源ホルダー1自体を白
`色材を用いた場合は光源ホルダー1の溝部2の内面その
`
`SONY_000738
`
`

`
`(3)
`
`特開平6−242731
`
`ものが反射面にできる。なお通常光源ホルダー1は導光
`板7の片側においてのみ取り付ければ足りるが、拡散板
`13が大きい場合には、図2の想像線で示すように、導
`光板7の両側に光源ホルダー1を取り付けて両側から照
`射すれば足りる。
`【0011】ちなみに本発明の光源ホルダー1と導光板
`7及び整光板9の取付構造として、図5(A),
`(B),(C)に示すような構造によってバックライト
`効果を確認したが、これらのいずれの構造よりも図2に
`示す実施例によるものが輝度の大小及び均一性の面で性
`能が優れていた。その理由は導光板7の端部の幅狭の溝
`部2内からの投光の方が、導光板7内でより遠くまで光
`を投光できる点及び溝部2の内面の反射効果がある点が
`推測される。
`【0012】
`【発明の効果】以上の如く構成される本発明の装置によ
`れば、従来の装置に比して導光板において光源から離れ
`た位置でも光が届くので幅広の発光面を得ることがで
`き、しかも発光面の輝度むらが防止され均一な明るさを
`得ることができる利点がある。このため液晶表示面に応
`用した場合、液晶板を整光板に密着させて取り付けるこ
`
`とができ、バックライト部分又はバックライト利用機器
`全体の薄型化も可能となる。
`【図面の簡単な説明】
`【図1】(A)はバックライト装置の側面図であり、
`(B)は同じく平面図である。
`【図2】本発明の一実施例を示すバックライト装置の拡
`大断面図である。
`【図3】光源ホルダーの構造を示す拡大斜視図である。
`【図4】従来例におけるバックライト装置の輝度分布を
`示す平面図である。
`【図5】(A)〜(C)は本発明の失敗例を示す断面図
`である。
`【符号の説明】
`1 光源ホルダー
`2 溝部
`3 光源
`7 導光体
`8 反射面
`9 整光板
`11 凹凸
`13 拡散板
`
`【図1】
`
`【図2】
`
`【図3】
`
`【図4】
`
`SONY_000739
`
`

`
`(4)
`
`【図5】
`
`特開平6−242731
`
`
`
`─────────────────────────────────────────────────────
`フロントページの続き
`
`(72)発明者 権田 誠
` 東京都品川区南大井5−17−9 黒田電気
` 株式会社東京支店内
`
`(72)発明者 関山 繁利
` 横浜市港南区大久保2−32−27
`
`SONY_000740

This document is available on Docket Alarm but you must sign up to view it.


Or .

Accessing this document will incur an additional charge of $.

After purchase, you can access this document again without charge.

Accept $ Charge
throbber

Still Working On It

This document is taking longer than usual to download. This can happen if we need to contact the court directly to obtain the document and their servers are running slowly.

Give it another minute or two to complete, and then try the refresh button.

throbber

A few More Minutes ... Still Working

It can take up to 5 minutes for us to download a document if the court servers are running slowly.

Thank you for your continued patience.

This document could not be displayed.

We could not find this document within its docket. Please go back to the docket page and check the link. If that does not work, go back to the docket and refresh it to pull the newest information.

Your account does not support viewing this document.

You need a Paid Account to view this document. Click here to change your account type.

Your account does not support viewing this document.

Set your membership status to view this document.

With a Docket Alarm membership, you'll get a whole lot more, including:

  • Up-to-date information for this case.
  • Email alerts whenever there is an update.
  • Full text search for other cases.
  • Get email alerts whenever a new case matches your search.

Become a Member

One Moment Please

The filing “” is large (MB) and is being downloaded.

Please refresh this page in a few minutes to see if the filing has been downloaded. The filing will also be emailed to you when the download completes.

Your document is on its way!

If you do not receive the document in five minutes, contact support at support@docketalarm.com.

Sealed Document

We are unable to display this document, it may be under a court ordered seal.

If you have proper credentials to access the file, you may proceed directly to the court's system using your government issued username and password.


Access Government Site

We are redirecting you
to a mobile optimized page.





Document Unreadable or Corrupt

Refresh this Document
Go to the Docket

We are unable to display this document.

Refresh this Document
Go to the Docket