`
`(m)§§fifi4§ fififiMD
`
`(ll)¥$§$tfl§§é§fifiéfit%
`
`
`
`(43) fififi El $021005 (1998) 1 H23 El
`
`(Mumgfi
`
`fiwfl% Ewgm$%
`
`F1
`
`fifiififim
`
`mama—21224
`
`G06F wml
`
`G06F mflo
`
`580J
`564P
`
`570R
`570G
`
`fifififi xfifi fififiwfis OL 0%15H)
`
`
`(21) EHE$%
`
`fifims— 170449
`
`ammEH
`
`$fi8$fl%®6fi%fi
`
`(71) tHIEA 000003078
`fifiéfifii
`
`(72) fiflfifi
`
`figmfimfifi$EflMMW§fl
`1%1’5‘
`fifi‘
`figmfimfififififlmmfifl fifléfi
`figmm:%w
`
`Uflfiflk #fli fit fig (fl6fi)
`
`
`
`
`
`6®Ifiw®fifil
`
`fififlfifi%
`
`(57)【要約】
`wwI§fil
`【課題】メモリ容量が十分でなく、MMUなどの特別の
`[%%1X%Ufi§fi+fift<\MMUtE®%fl®
`ハードウェアを持たなくても、アプリケーションを完全
`A—FW17%%E%<T%\77U7—93V%%$
`に終了させることなく連続的にアプリケーション間の切
`wfi?éfi%ctt<fifimm77U#—93VEDW
`り替えが行えるようにする。
`bfiififiiogamfiéo
`【解決手段】文書ファイル104から読み込まれて文書
`[fifiiQ]£3774010406fi$flih1i2
`解析装置105により外部形式から変換された内部形式
`fifi§§105m;0fl%%fibgfifiéth%%fi
`の文書構造を文書構造管理装置103にてメモリ上に保
`®i§%fi&fi§%fi%fi%E1OSETX%ULKfi
`持し、表示装置106への表示に用いる。文書構造管理
`fibxfifi§§106m®§fimmméoiéfifififl
`装置103は文書を切り替えて表示する際には、その時
`£E103ufi§%m0§iffifiiéfimu\%®fi
`点において表示中の文書の状態を示すスクロール位置及
`fiafim1§fi$®i§®fifi%fiix7n—wmfifi
`びカーソル位置を含む文書状態情報を文書状態保存ファ
`Gt—vwmfiéfifliéfifififiéfiéfifififi77
`イル107に保存する。更に文書構造管理装置103
`40107mfifi05ofikiéfifififigfilos
`は、文書を切り替えて表示する際に、新たに表示する文
`fi\i?%fl9§if§fi?5%fit%kfififi?5i
`書の文書状態情報が文書状態保存ファイル107に保存
`§®fiéfififififiiéfifi%fi774»lo7m%fi
`されているならば、その文書状態情報に基づいて目的の
`éhfmétafi\%®fi§fi%fifimgdwfam®
`文書を切り替え表示する。
`fiéémbfizfifiiéo
`
`
`
`EXHIBIT
`Petitioner - Motorola
`
`PX 1005
`
`Motorola PX 1005_1
`
`Motorola PX 1005_1
`
`
`
`1
`
`2
`
`(2)
`
`特開平10−21224
`
`【特許請求の範囲】
`【請求項1】 ユーザからの入力を受け付ける入力手段
`と、
`文書を装置から独立した第1の形式で保存する文書保存
`手段と、
`前記文書保存手段に保存されている文書を解析し、当該
`文書の形式を前記第1の形式から装置内部で使用する画
`面表示に適した第2の形式に変換する文書解析手段と、
`前記文書解析手段により前記第2の形式に変換された文
`書構造を管理する文書構造管理手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造等
`をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、
`前記文書構造管理手段の管理対象となる前記第2の形式
`の情報を再構成するのに必要な文書状態情報を保存して
`おくための文書状態保存手段とを具備し、
`前記文書構造管理手段は、前記表示手段に表示中の文書
`とは別の文書への切り替えが要求された際には、それま
`で表示されていた文書の文書状態情報を生成して前記文
`書状態保存手段に保存する一方、前記要求された文書の
`文書状態情報が前記文書状態保存手段に保存されている
`ならば、その文書状態情報に基づいて目的の文書を切り
`替え表示することを特徴とする情報処理機器。
`【請求項2】 ユーザからの入力を受け付ける入力手段
`と、
`文書を装置から独立した第1の形式で保存する文書保存
`手段と、
`前記文書保存手段に保存されている文書を解析し、当該
`文書の形式を前記第1の形式から装置内部で使用する画
`面表示に適した第2の形式に変換する文書解析手段と、
`前記文書解析手段により前記第2の形式に変換された文
`書構造を管理する文書構造管理手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造等
`をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造中
`の各項目の表示座標値を含む文書の概略表示用の文書表
`示情報を生成する文書表示情報作成手段と、
`前記文書表示情報作成手段により生成された文書表示情
`報を保存しておくための表示文書保存手段と、
`前記表示手段に表示中の文書とは別の文書への切り替え
`が要求された際には、その要求された文書の文書表示情
`報が前記表示文書保存手段に保存されているならば、そ
`の文書表示情報をもとに当該文書の概略文書構造を表示
`するための概略文書構造表示データを生成し、当該表示
`データに基づいて目的文書の概略文書構造を切り替え表
`示する表示デー夕生成手段とを具備し、
`前記文書構造管理手段は、前記表示手段に表示中の文書
`とは別の文書への切り替えが要求された際には、その要
`求された文書の形式が前記文書解析手段により前記第2
`の形式に変換されるのを待って、その変換後の文書構造
`を前記表示手段に表示し、前記表示デー夕生成手段によ
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`る概略文書構造表示から切り替えることを特徴とする情
`報処理機器。
`【請求項3】 ユーザからの入力を受け付ける入力手段
`と、
`文書を装置から独立した第1の形式で保存する文書保存
`手段と、
`前記文書保存手段に保存されている文書を解析し、当該
`文書の形式を前記第1の形式から装置内部で使用する画
`面表示に適した第2の形式に変換する文書解析手段と、
`前記文書解析手段により前記第2の形式に変換された文
`書構造を管理する文書構造管理手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造等
`をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、
`前記文書構造管理手段の管理対象となる前記第2の形式
`の情報を再構成するのに必要な文書状態情報を保存して
`おくための文書状態保存手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造中
`の各項目の表示座標値を含む文書の概略表示用の文書表
`示情報を生成する文書表示情報作成手段と、
`前記文書表示情報作成手段により生成された文書表示情
`報を保存しておくための表示文書保存手段と、
`前記表示手段に表示中の文書とは別の文書への切り替え
`が要求された際には、前記要求された文書の文書状態情
`報が前記文書状態保存手段に、文書表示情報が前記表示
`文書保存手段にそれぞれ保存されているならば、その文
`書状態情報及び文書表示情報をもとに当該文書の概略文
`書構造を表示するための概略文書構造表示データを生成
`し、当該表示データに基づいて目的文書の概略文書構造
`を切り替え表示する表示デー夕生成手段とを具備し、
`前記文書構造管理手段は、前記表示手段に表示中の文書
`とは別の文書への切り替えが要求された際には、それま
`で表示されていた文書の文書状態情報を生成して前記文
`書状態保存手段に保存する一方、前記要求された文書の
`文書状態情報が前記文書状態保存手段に保存されている
`ならば、その文書状態情報に基づいて目的文書を前記表
`示手段に表示し、前記表示デー夕生成手段による概略文
`書構造表示から切り替えることを特徴とする情報処理機
`器。
`【請求項4】 ユーザからの入力を受け付ける入力手段
`と、
`文書を装置から独立した第1の形式で保存する文書保存
`手段と、
`前記文書保存手段に保存されている文書を解析し、当該
`文書の形式を前記第1の形式から装置内部で使用する画
`面表示に適した第2の形式に変換する文書解析手段と、
`前記文書解析手段により前記第2の形式に変換された文
`書構造を管理する文書構造管理手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造等
`をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書の文書
`
`Motorola PX 1005_2
`
`
`
`3
`
`4
`
`(3)
`
`特開平10−21224
`
`構造に対して重ね書きの注釈を書き加えるための注釈手
`段と、
`前記注釈手段により注釈が重ね書きされた注釈領域を前
`記文書構造管理手段により管理されている文書の文書構
`造中から抽出して、その抽出した注釈領域の文書構造部
`分を切り替え表示する注釈領域抽出手段とを具備し、
`前記文書構造管理手段は、前記注釈領域抽出手段により
`抽出された注釈領域の表示の後、自身が管理している文
`書構造の表示に切り替えることを特徴とする情報処理機
`器。
`【請求項5】 ユーザからの入力を受け付ける入力手段
`と、
`文書を装置から独立した第1の形式で保存する文書保存
`手段と、
`前記文書保存手段に保存されている文書を解析し、当該
`文書の形式を前記第1の形式から装置内部で使用する画
`面表示に適した第2の形式に変換する文書解析手段と、
`前記文書解析手段により前記第2の形式に変換された文
`書構造を管理する文書構造管理手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造等
`をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造中
`の各項目の表示座標値を含む文書の概略表示用の文書表
`示情報を生成する文書表示情報作成手段と、
`前記文書表示情報作成手段により生成された文書表示情
`報を保存しておくための表示文書保存手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書の文書
`構造に対して重ね書きの注釈を書き加えるための注釈手
`段と、
`前記注釈手段により注釈が重ね書きされた文書の文書表
`示情報が前記表示文書保存手段に保存されている場合、
`その文書表示情報から前記注釈が重ね書きされた注釈領
`域を抽出して、その注釈領域の概略文書構造部分を切り
`替え表示する注釈領域抽出手段とを具備し、
`前記文書構造管理手段は、前記注釈領域抽出手段により
`抽出された注釈領域の表示の後、自身が管理している文
`書構造の表示に切り替えることを特徴とする情報処理機
`器。
`【請求項6】 ユーザからの入力を受け付ける入力手段
`と、
`文書を装置から独立した第1の形式で保存する文書保存
`手段と、
`前記文書保存手段に保存されている文書を解析し、当該
`文書の形式を前記第1の形式から装置内部で使用する画
`面表示に適した第2の形式に変換する文書解析手段と、
`前記文書解析手段により前記第2の形式に変換された文
`書構造を管理する文書構造管理手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造等
`をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、
`前記文書構造管理手段の管理対象となる前記第2の形式
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`の情報を再構成するのに必要な文書状態情報を保存して
`おくための文書状態保存手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書構造中
`の各項目の表示座標値を含む文書の概略表示用の文書表
`示情報を生成する文書表示情報作成手段と、
`前記文書表示情報作成手段により生成された文書表示情
`報を保存しておくための表示文書保存手段と、
`前記文書構造管理手段により管理されている文書の文書
`構造に対して重ね書きの注釈を書き加えるための注釈手
`段と、
`前記注釈手段により注釈が重ね書きされた文書の文書状
`態情報が前記文書状態保存手段に保存されている場合、
`その文書状態情報に基づいて当該文書の前記第2の形式
`の文書構造を再構成する文書構造再構成手段と、
`前記文書構造再構成手段により再構成された文書構造中
`から前記注釈が重ね書きされた注釈領域を抽出して、そ
`の抽出した注釈領域の文書構造部分を切り替え表示する
`注釈領域抽出手段とを具備し、
`前記文書構造管理手段は、前記注釈領域抽出手段により
`抽出された注釈領域の表示の後、前記文書構造再構成手
`段により再構成された文書構造を切り替え表示すること
`を特徴とする情報処理機器。
`【請求項7】 前記文書状態情報は、表示文書が切り替
`えられる際の表示中文書のスクロール位置並びにカーソ
`ル位置の情報を含むことを特徴とする請求項1、請求項
`3または請求項6に記載の情報処理機器。
`【請求項8】 前記文書状態情報は、表示文書が切り替
`えられる際の表示中文書のスクロール位置並びにカーソ
`ル位置の情報と、当該文書の前記第2の形式の文書構造
`中の各項目の表示座標とを含むことを特徴とする請求項
`1、請求項3または請求項6に記載の情報処理機器。
`【発明の詳細な説明】
`【0001】
`【発明の属する技術分野】本発明は、主として複数のア
`プリケーションプログラムを並行して実行する、或いは
`アプリケーションを切り替えて実行する情報処理機器に
`係り、特に文書を切り替えて表示するのに好適な情報処
`理機器に関する。
`【0002】
`【従来の技術】ソフトウェア技術の進歩に伴い、一つの
`情報処理機器の上で同時に複数のアプリケーションプロ
`グラム(以下、単にアプリケーションと称する)を実行
`することができるΟS(オペレーティングシステム)が
`一般的になっている。例えば、一つのアプリケーション
`として表計算(スプレッドシート)を立ち上げ、それを
`終了させることなく別のアプリケーション、例えばメー
`ルシステムを同時に立ち上げることができる。
`【0003】これらの機能を情報処理機器上で実現する
`ためには、十分な量のメモリと高速な処理装置が必要で
`ある。例えば、複数のアプリケーションが同時にメモリ
`
`Motorola PX 1005_3
`
`
`
`5
`
`6
`
`(4)
`
`特開平10−21224
`
`に収まるためには、同時に走るアプリケーションの数と
`そのアプリケーションが消費するメモリの量を予め想定
`し、それに見合うだけのメモリを搭載する必要がある。
`【0004】しかし、不特定のアプリケーションに対
`し、必要なメモリ量を正確に見積もるのは困難である。
`そこで、必要以上のメモリを搭載することになる。とこ
`ろが、メモリは非常にコストが高いので、不用意にメモ
`リを増やすことは経済的に妥当ではない。
`【0005】そのため、コストの低いディスク装置など
`の二次記憶装置にメモリの一部のデータを退避し、必要
`に応じてメモリに取り込むことができる仮想記憶方式の
`技術が広く利用されている。
`【0006】しかし、仮想記憶方式の実装には、MMU
`(Memory Management Unit:メモリ管理ユニット)と呼
`ばれる特別なハードウェアが必要となる。一方、個人が
`持ち運びして使うことが一般的な、低価格を目指した携
`帯型の情報処理機器では、高価なメモリを多量に搭載し
`たり、MMUを必要とする仮想記憶方式を実装すること
`は、現実的ではない。そのため、この種の情報処理機器
`では、同時に複数のアプリケーションを走らせるのは不
`可能であるか、または同時に走ることができるアプリケ
`ーションの数を限定している。
`【0007】
`【発明が解決しようとする課題】このように、従来の技
`術においては、メモリが少ない、或いは仮想記憶方式が
`実装されていない情報処理機器では、同時に複数のアプ
`リケーションを走らせることは不可能であるか、或いは
`同時に走ることができるアプリケーションの数が限定さ
`れているため、ユーザが別のアプリケーションを新たに
`走らせたいときには、既に走っているアプリケーション
`の中から本来終了させる必要のないアプリケーションを
`選んで、そのアプリケーションを終了した後に、目的と
`する別のアプリケーションを走らせるといった方法を余
`儀なくされていた。
`【0008】更に、終了したアプリケーションでユーザ
`が行っていた作業を再開させるためには、当該アプリケ
`ーションを再起動し、終了した際の状態をユーザが再現
`させる必要があり、アプリケーション間の切り替えが非
`連続的であるという問題があった。
`【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
`でその目的は、メモリ容量が十分でなく、またMMUな
`どの特別のハードウェアを持たなくても、アプリケーシ
`ョンを完全に終了させることなく連続的にアプリケーシ
`ョン間の切り替えが行える情報処理機器を提供すること
`を目的とする。
`【0010】
`【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
`る情報処理機器は、ユーザからの入力を受け付ける入力
`手段と、文書を装置から独立した第1の形式(外部形
`式)で保存する文書保存手段と、この文書保存手段に保
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`存されている文書を解析し、当該文書の形式を第1の形
`式から装置内部で使用する画面表示に適した第2の形式
`(内部形式)に変換する文書解析手段と、上記第2の形
`式に変換された文書構造を管理する文書構造管理手段
`と、この文書構造管理手段により管理されている文書構
`造等をユーザに提示するのに用いられる表示手段と、上
`記文書構造管理手段の管理対象となる第2の形式の情報
`を再構成するのに必要な文書状態情報を保存しておくた
`めの文書状態保存手段とを備えており、上記文書構造管
`理手段は、表示中の文書とは別の文書への切り替えが要
`求された際には、それまで表示されていた文書の文書状
`態情報を生成して上記文書状態保存手段に保存する一
`方、上記要求された文書の文書状態情報が上記文書状態
`保存手段に保存されているならば、その文書状態情報に
`基づいて目的の文書を切り替え表示することを特徴とす
`る。
`【0011】このような情報処理機器においては、文書
`を切り替えて表示する際に、その時点において表示中の
`文書の状態を示す文書状態情報を生成して文書状態保存
`手段に保存しておくことにより、ユーザが指定した文書
`を表示する際に、当該文書の文書状態情報が既に文書状
`態保存手段に保存されている場合には、その文書状態情
`報をもとに当該文書が以前に切り替えられた際の状態を
`再現することが可能となる。
`【0012】このため、文書を切り替えて表示する際
`に、その時点において表示されている文書の第2の形式
`の文書構造を、後で再使用可能とするためにメモリ中に
`保存しておく必要がなく、メモリを節約できる。
`【0013】特に、文書状態情報として、表示文書が切
`り替えられる際の表示中文書のスクロール位置並びにカ
`ーソル位置の情報を持たせるならば、当該文書を再度表
`示する際には、文書保存手段内の当該文書の第1の形式
`から変換生成される第2の形式の文書構造と、その文書
`状態情報中のスクロール位置並びにカーソル位置から、
`以前に切り替えられた際の文書表示状態を確実に再現で
`きる。
`【0014】また、文書状態情報中に、上記スクロール
`位置並びにカーソル位置の情報に加えて、該当する文書
`の第2の形式の文書構造中の各項目の表示座標を持たせ
`るならば、この文書状態情報だけから、当該文書が以前
`に切り替えられた際の文書表示状態を、完全ではないも
`のの、ほぼ再現することが可能となる。この場合、文書
`保存手段内の該当する文書の第1の形式を第2の形式に
`変換する処理が必要ないため、より高速に目的の文書を
`切り替え表示することができる。
`【0015】次に、本発明の第2の観点に係る情報処理
`機器は、上記1の観点に係る情報処理機器における文書
`状態保存手段に代えて、上記文書構造管理手段により管
`理されている文書構造中の各項目の表示座標値を含む文
`書の概略表示用の文書表示情報を生成する文書表示情報
`
`Motorola PX 1005_4
`
`
`
`7
`
`8
`
`(5)
`
`特開平10−21224
`
`作成手段と、この文書表示情報作成手段により生成され
`た文書表示情報を保存しておくための表示文書保存手段
`と、上記表示手段に表示中の文書とは別の文書への切り
`替えが要求された際には、その要求された文書の文書表
`示情報が上記表示文書保存手段に保存されているなら
`ば、その文書表示情報をもとに当該文書の概略文書構造
`を表示するための概略文書構造表示データを生成し、当
`該表示データに基づいて目的文書の概略文書構造を切り
`替え表示する表示デー夕生成手段とを備える他、上記文
`書構造管理手段に以下の機能、即ち上記表示手段に表示
`中の文書とは別の文書への切り替えが要求された際に、
`その要求された文書の形式が上記文書解析手段により第
`2の形式に変換されるのを待って、その変換後の文書構
`造を表示手段に表示し、上記表示デー夕生成手段による
`概略文書構造表示から切り替える機能を持たせたことを
`特徴とする。
`【0016】このような情報処理機器においては、文書
`構造管理手段により管理されている文書の第2の形式の
`文書構造から、その文書構造中の各項目の表示座標値を
`含む文書の概略表示用の文書表示情報(概略表示情報)
`を生成して表示文書保存手段に保存しておくことによ
`り、ユーザが指定した文書を表示する際に、その文書の
`文書表示情報が既に表示文書保存手段に保存されている
`ならば、その文書表示情報に含まれている当該文書の各
`項目の座標値などの情報に基づき文書の概略を表示する
`ことができるため、文書の第1の形式を文書解析手段に
`より第2の形式に変換し、その第2の形式の文書構造を
`最初から表示するだけの場合に比べ、表示文書の切り替
`えを高速に行うことができる。しかも、文書の第2の形
`式の文書構造をメモリ中に保存しておく必要がないた
`め、メモリを節約できる。
`【0017】なお、この第2の観点に係る情報処理機器
`に、前記第1の観点に係る情報処理機器で適用されてい
`る文書状態保存手段を付加し、目的文書の文書表示情報
`を利用して当該文書の概略を表示する際に、当該文書の
`文書状態情報も利用することで、当該文書が以前に切り
`替えられた際の文書表示状態の概略を速やかに再現する
`ことが可能となる。
`【0018】次に、本発明の第3の観点に係る情報処理
`機器は、上記1の観点に係る情報処理機器における文書
`状態保存手段に代えて、上記文書構造管理手段により管
`理されている文書の文書構造に対して重ね書きの注釈を
`書き加えるための注釈手段と、この注釈手段により注釈
`が重ね書きされた注釈領域を上記文書構造管理手段によ
`り管理されている文書の文書構造中から抽出して、その
`抽出した注釈領域の文書構造部分を切り替え表示する注
`釈領域抽出手段とを備える他、上記文書構造管理手段に
`以下の機能、即ち上記注釈領域抽出手段により抽出され
`た注釈領域の表示の後、自身が管理している文書構造の
`表示に切り替える機能を持たせたことを特徴とする。
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`【0019】このような情報処理機器においては、文書
`を表示する際に、ユーザが注釈を重ね書きした領域を最
`初に表示することになるため、文書をめくりながら検索
`する際に、識別に必要となる情報が最初に表示される可
`能性が高まり、高速に検索できるようになる。
`【0020】なお、この第3の観点に係る情報処理機器
`に、前記第2の観点に係る情報処理機器で適用されてい
`る文書表示情報作成手段及び表示文書保存手段を付加
`し、この表示文書保存手段に目的の文書の文書表示情報
`が登録されている場合には、その文書表示情報から注釈
`領域を抽出して、その領域の部分、即ち注釈が存在する
`部分の概略を表示することも可能である。この場合、ユ
`ーザが注釈を重ね書きした領域が一層高速に表示でき
`る。
`【0021】また、第3の観点に係る情報処理機器に、
`前記第1の観点に係る情報処理機器で適用されている文
`書状態保存手段を付加し、表示文書を切り替える際に、
`その時点において表示中の文書の状態を示す文書状態情
`報を生成して保存しておき、その文書を再度表示する場
`合に、上記保存しておいた文書状態情報を利用して、そ
`の文書の内部形式を再構成し、その再構成後の内部形式
`から注釈領域を抽出して画面表示するようにしても構わ
`ない。この場合、文書が以前に切り替えられた際の状態
`をほぼ再現できるため、識別に必要となる情報が最初に
`表示される可能性を一層高めることができる。
`【0022】
`【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
`き、アプリケーションの種類として、文書(ページ)を
`表示するアプリケーションを適用する場合を例に、図面
`を参照して説明する。
`[第1の実施形態]図1は本発明の第1の実施形態に係
`る情報処理機器の機能構成を示すブロック図である。
`【0023】同図において、101はユーザからの入力
`を受け付けるキーボードやマウスなどからなる入力装
`置、102は入力されたコマンドを処理し対応する操作
`を実行する制御装置、103は表示(操作)の対象とな
`る文書の文書構造をメモリ(図示せず)中で管理する文
`書構造管理装置である。
`【0024】104は各種の文書を保存しておくファイ
`ル(文書ファイル)、105は文書ファイル104から
`文書を読み込んで、その構造を解析し、装置内部で使用
`する画面表示に適した形式に変換して文書構造管理装置
`103に渡す文書解析装置である。
`【0025】文書ファイル104には、各種の文書(ペ
`ージ)がある形式(第1の形式)で保存されている。こ
`の形式は、図1の装置に固有のものではないため、外部
`形式と呼ぶことにする。この文書の外部形式は、例えば
`SGML(Standard Generalized Markup Language)や
`WWW(World Wide Web)で用いられるHTML(Hype
`rtext Markup Language )などの形式である。図2にそ
`
`Motorola PX 1005_5
`
`
`
`9
`
`10
`
`(6)
`
`特開平10−21224
`
`の一例を示す。文書ファイル104に保存されている各
`文書は、ユニークに識別することができるIDを持つも
`のとする。以下、このIDを文書IDと呼ぶ。
`【0026】文書解析装置105は、文書解析装置10
`5に保存されている文書の外部形式の構文を解析し、文
`書構造管理装置103で処理するための画面表示に適し
`た形式(第2の形式)に変換する。この文書構造管理装
`置103で処理するための形式を、装置内部で使用する
`形式であることから、内部形式と呼ぶ。
`【0027】図2の文書を内部形式の構造に変換した例
`を図3に示す。この図3では、文字列部分や画像部分
`が、ブロツク300単位でポインタ310の列からなる
`線形リストで結合されている。各ポインタ310は、ブ
`ロック300毎に設けられ、対応するブロック300を
`指し示すポインタ情報と、次のブロック(300)のポ
`インタ(310)を指し示すポインタ情報とを持つ。な
`お、次のブロック(300)が存在しない場合、その旨
`を示す情報がポインタ情報に代えて用いられる。
`【0028】各ブロック300は、後述する表示装置1
`06に表示するときの表示位置を示すx座標301並び
`にy座標302と、文字列或いは画像などのデータ種類
`を識別するタグ(識別タグ)303と、実際の文字列デ
`ータ或いは画像データ(が格納されている画像ファイル
`のファイル名)が設定されているデータ部304から構
`成される。このような文書構造を文書ファイル104内
`の文書から生成する処理はー般的に時間のかかる処理で
`ある。
`【0029】図3の文書構造(文書の内部形式)を表示
`した場合の画面例を図4に示す。ここでは、画面上の指
`定された座標位置に文字列や画像などの内容が表示され
`ていることが分かる。与えられた文書の内部形式を表示
`する処理は、図3の例のように、座標値やデータが既に
`与えられているため高速に行える。
`【0030】再び図1を参照すると、106は文書構造
`管理装置103により管理されている内部形式の文書構
`造等を表示するための表示装置、107は文書構造管理
`装置103により管理される文書構造の情報のうち、全
`てまたは一部を再構成するのに必要な情報(以下、文書
`状態情報と称する)を文書単位で保存しておくための文
`書状態保存ファイルである。
`【0031】文書状態保存ファイル107に保存される
`文書状態情報は文書IDをキーとして検索できるような
`データ構造となっており、文書IDと、その文書IDを
`持つ文書が表示されていたときのスクロール位置並びに
`カーソル位置を含む。
`【0032】図5に、文書状態情報の一例を示す。図5
`の例では、文書IDが“123”である文書のスクロー
`ル位置が“25”であり、カーソル位置が“31”であ
`ることが示されている。文書IDが“456”である文
`書についても同様である。ここで、スクロール位置並び
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`にカーソル位置は、物理的な画面上の座標値であって
`も、論理的な文字列での位置であっても構わない。
`【0033】以上に述べた図1の構成のうち、制御装置
`102、文書構造管理装置103及び文書解析装置10
`5は、例えばパーソナルコンピュータなどの情報処理機
`器が一般に有するCPUと、当該CPUにより実行され
`る専用のソフトウェア(ソフトウェアプログラム)を用
`いて実現されるものである。なお、このソフトウェア
`は、磁気ディスク(フロッピーディスク)、光ディスク
`(CD−ROM,DVDなど)、半導体メモリなどの記
`憶媒体に格納して頒布可能である。また、文書ファイル
`104及び文書状態保存ファイル107は、磁気ディス
`ク(フロッピーディスク)等を用いて実現される。
`【0034】次に、図1の構成の動作を、図6のフロー
`チャートを参照して説明する。まずユーザが、入力装置
`101を用いて何らかのコマンドを入力すると(ステッ
`プ601)、制御装置102は、その入力コマンドの種
`類を調べ、表示文書IDを切り替えるコマンド(ページ
`を切り替えるコマンド)であるならば(ステップ60
`2)、文書構造管理装置103にその旨を通知する。
`【0035】すると文書構造管理装置103は、自身が
`内部(メモリ上)で保持・管理している現在表示中の文
`書の状態を示す図5に示したような文書状態情報、即ち
`現在表示中の文書の文書IDと、現在のスクロール位置
`並びにカーソル位置とを含む文書状態情報を生成し、文
`書状態保存ファイル107に保存する(ステップ60
`3)。この際、同じ文書IDを持つ文書状態情報が文書
`状態保存ファイル107に存在しないならば、上記生成
`した文書状態情報は、文書状態保存ファイル107内に
`新規登録され、同じ文書IDを持つ文書状態情報が既に
`登録されているならば、その既登録文書状態情報が、上
`記生成した最新の文書状態情報に更新される。
`【0036】また制御装置102は、文書解析装置10
`5に対し、入力コマンドの指定する文書の解析を要求す
`る。これにより文書解析装置105は、入力コマンドで
`指定された文書IDを持つ文書を文書ファイル104か
`ら読み込んで、その文書構造を図2の例のような外部形
`式から、図3の例のような内部形式に変換し、文書構造
`管理装置103に渡す(ステップ604)。
`【0037】すると文書構造管理装置103は、入力コ
`マンドで指定された文書IDを持つ文書に関する(図5
`に示したようなデータ構造の)文書状態情報が文書状態
`保存ファイル107に登録されているか否かを調べる
`(ステップ605)。
`【0038】もし、指定の文書IDを持つ文書、即ち新
`たに表示すべき文書の文書状態情報が既に登録されてい
`るならば、文書構造管理装置103は、その文書状態情
`報からスクロール位置の情報を取り出し、その値を文書
`解析装置105から渡された(図3に示したような)内
`部形式の文書構造の各y座標値からそれぞれ差し引く
`
`Motorola PX 1005_6
`
`
`
`11
`
`12
`
`(7)
`
`特開平10−21224
`
`(ステップ606)。ここで、文書の内部形式に従う文
`書表示は、y座標値が0の部分から行われることから、
`上記ステップ606の処理の結果、指定文書IDの文書
`が以前に切り替えられた際の文書表示状態を再現するこ
`とが可能となる。
`【0039】また文書構造管理装置103は、文書状態
`保存ファイル107に登録されている指定文書の文書状
`態情報からカーソル位置の情報を取り出し、そのカーソ
`ル位置にカーソルを移動させる(ステップ607)。
`【0040】そして文書構造管理装置103は、ステッ
`プ606の操作を施した文書の内部形式に従い、当該文
`書を表示装置106に表示する(608)。一方、指定
`の文書IDを持つ文書の文書状態情報が文書状態保存フ
`ァイル107に登録されていないならば、文書構造管理
`装置103は、文書解析装置105から渡された内部形
`式の文書構造を表示装置106に表示する(ステップS
`608)。この場合には、文書の先頭から表示され、カ
`ーソルも先頭位置(行)に表示される。
`【0041】なお、以上の説明では、文書の表示状態を
`再現するために、文書ファイル104に保存されている
`外部形式の指定文書と、文書状態保存ファイル107に
`登録されている指定文書に関する文書状態情報の両者を
`用いているが、必ずしも両者を用いる必要はない。例え
`ば文書の状態を完全に再現する必要がなければ、文書状
`態保存ファイル107に、表示文書が切り替えられる際
`の表示中文書のスクロール位置並びにカーソル位置に加
`えて、文書の内部形式で使われる項目と表示座標なども
`文書状態情報として保存するならば、この文書状態情報
`だけで、当該文書が以前に切り替えられた際の文書表示
`状態をほぼ再現することが可能となる。この場合、(文
`書ファイル104内の)外部形式の指定文書は必要な
`く、しかも文書解析装置105による構文解析並びに文
`書形式変換処理も必要ないため、より高速に目的の文書
`を切り替え表示することができる。
`[第2の実施形態]図7は本発明の第2の実施形態に係
`る情報処理機器の機能構成を示すブロック図である。
`【0042】同図において、701はユーザからの入力
`を受け付けるキーボードやマウスなどからなる入力装
`置、702は入力されたコマンドを処理し対応する操作
`を実行する制御装置、703は表示(操作)の対象とな
`る文書の文書構造をメモリ(図示せず)中で管理する文
`書構造管理装置である。
`【0043】704は各種の文書を保存しておくファイ
`ル(文書ファイル)、705は文書ファイル704から
`文書を読み込んで、その構造を解析し、外部形式から内
`部形式に変換して文書構造管理装置703に渡す文書解
`析装置である。
`【0044】706は文書構造管理装置703により管
`理されている内部形式の文書構造等を表示するための表
`示装置、707は文書構造管理装置703で管理されて
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`いる内部形式の文書構造を表示装置706に表示する際
`に、当該文書構造中の各項目の座標値を含む概略表示情
`報(ここでは、各項目の種類と、その項目の座標値を文
`書IDと共に持つ概略表示情報)を生成する文書表示情
`報作成装置である。ここで概略表示情報は、文書の概略
`(概略文書構造)を表示するための文書表示情報であ
`り、例えば、文書中の文字列の部分については、各文字
`をそれぞれ表示するのではなく、文字枠に相当する矩形
`だけを表示したり、連続した文字列を線分で表示したり
`するための情報である。また、画像については、高速に
`表示するために、色の数を減らしたものや、縮小した画
`像情報、或いは画像の大きさのみを示す画像輪郭図形が
`概略表示情報となる。本実施形態では、文字列について
`は、連続した文字列を幅(文字の高さに一致)のある線
`分(直線)で表し、画像については、画像の大きさのみ
`を表すための簡略化された概略表示情報が用いられるも
`のとする。
`【0045】708は文書表示情報作成装置707によ
`り生成された概略表示情報を文書(文書ID)単位で保
`存しておくめの表示文書保存ファイル、709は表示文
`書の切り替えに際し、表示すべき文書の概略表示情報が
`表示文書保存ファイル708内に保存されているなら
`ば、その文書の概略(概略文書構造)を画面表示する表
`示データ(概略文書構造表示データ)を生成し、当該表
`示データに基づいて表示装置706への概略文書構造表
`示を行う表示データ生成装置である。
`【0046】なお、本実施形態における入力装置70
`1、文書構造管理装置703、文書ファイル704、表
`示装置706は、それぞれ前記第1の実施形態における
`入力装置101、文書構造管理装置103、文書ファイ
`ル104、表示装置106と同様であり、また文書の外
`部形式と内部形式の意味するところも前記第1の実施形
`態におけるのと同様である。
`【0047】次に、図7の構成の動作を、図8のフロー
`チャートを参照して説明する。まずユーザが、入力装置
`701を用いて何らかのコマンドを入力すると(ステッ
`プ801)、制御装置702は、その入力コマンドの種
`類を調べ、表示文書IDを切り替えるコマンドであるな
`らば(ステップ802)、文書表示情報作成装置707
`にその旨を通知する。
`【0048】すると文書表示情報作成装置707は、文
`書構造管理装置703により保持・管理されている現在
`表示中の文書(即ち入力コマンドにより指定される文書
`への切り替えの対象となる現在表示中の文書)の内部形
`式をもとに、その内部形式で示されている文書構造中の
`各項目の座標値等を含む概略表示情報を生成し、表示文
`書保存ファイル708に保存する(ステップ803)。
`この際、同じ文書IDを持つ概略表示情報が表示文書保
`存ファイル708に存在しないならば、上記生成した概
`略表示情報は、表示文書保存ファイル708内に新規登
`
`Motorola PX 1005_7
`
`
`
`13
`
`14
`
`(8)
`
`特開平10−21224
`
`録され、同じ文書IDを持つ概略表示情報が既に登録さ
`れているならば、その既登録の概略表示情報が、上記生
`成した最新の概略表示情報に更新される。
`【0049】図9に、表示文書保存ファイル708に登
`録される概略表示情報のデータ構造例を示す。図9は、
`文書IDが“123”である文書(外部形式が図2で表
`され、表示画像が図4のようになる文書)の概略表示情
`報として、(幅のある)直線(線分)と画像がある例で
`ある。直線は開始位置のxy座標が(5,3)で長さが
`12のもの、xy座標が(5,50)で長さが12のも
`のなど合計4本の直線がある。画像は左上端のxy座標
`が(12,13)で大きさが40×30のものがある。
`【0050】このような概略表示情報の生成には、上記
`したように文書構造管理装置703により保持・管理さ
`れている文書の内部形式が利用されることから、その処
`理は高速に行える。
`【0051】さて、現在表示中の文書の概略表示情報が
`表示文書保存ファイル708に登録されると、制御装置
`102の制御のもとで、以下に述べるような、主として
`文書構造管理装置703による処理(ステップ804)
`と、文書表示情報作成装置707及び表示データ生成装
`置709による処理(ステップ805)とが同時に開始
`される。
`【0052】まずステップ805の処理について説明す
`る。文書表示情報作成装置707は、制御装置702か
`らの指示により、入力コマンドで指定された文書IDを
`持つ文書に関する(図9に示したようなデータ構造の)
`概略表示情報が表示文書保存ファイル708に登録され
`ているか否かを調べる(ステップ809)。
`【0053】もし、指定の文書IDを持つ文書に関する
`概略表示情報が登録されていないならば、文書表示情報
`作成装置707はその旨を制御装置702に通知し、ス
`テップS805の処理は終了となる。
`【0054】これに対し、指定の文書IDを持つ文書に
`関する概略表示情報が登録されているならば、文書表示
`情報作成装置707はその旨を制御装置702に通知す
`る。これを受けて制御装置702は表示データ生成装置
`709を起動する。
`【0055】すると表示データ生成装置709は、指定
`の文書IDを持つ文書(指定文書)に関する概略表示情
`報を表示文書保存ファイル708から読み込み(ステッ
`プ810)、その概略表示情報をもとに指定文書の文書
`構造の概略を表示するための概略文書構造表示データを
`生成して、表示装置706に表示する(ステップ81
`1)。
`【0056】以上がステップ805の処理である。次
`に、ステップ805の処理と並行して行われるステップ
`804の処理について説明する。
`【0057】ここでは、まず文書解析装置705が起動
`される。文書解析装置705は、制御装置702からの
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`指示により、入力コマンドで指定された文書IDを持つ
`文書を文書ファイル704から読み込んで、その文書構
`造を図2の例のような外部形式から、図3の例のような
`内部形式に変換し、文書構造管理装置703に渡す(ス
`テップ806)。
`【0058】文書構造管理装置703は、文書解析装置
`705から渡された文書の内部形式に従い、当該文書を
`表示装置706に表示する(ステップ807)。ここで
`の表示は、前記第1の実施形態において、指定の文書I
`Dを持つ文書の文書状態情報が文書状態保存ファイル1
`07に登録されていない場合と同様のものとなる。
`【0059】以上がステップ804の処理である。ここ
`で、指定文書の概略表示情報が表示文書保存ファイル7
`08に登録されている場合には、文書構造管理装置70
`3による文書の内部形式に従う文書表示が可能となるよ
`り先に、表示データ生成装置709による指定文書の概
`略文書構造表示が行われることは明らかである。
`【0060】そこで制御装置702は、文書構造管理装
`置703による文書の内部形式に従う文書表示が開始さ
`れると(ステップ807)、その時点で表示データ生成
`装置709の動作(ステップ805の処理)を強制的に
`終了させることで、概略文書構造表示から文書の内部形
`式に従う文書表示に切り替えさせる。すると文書構造管
`理装置703は、文書の内部形式に従う最終的な文書を
`表示装置706に表示する(ステップ808)。
`【0061】以上の結果、目的の文書を表示する場合
`に、図9に示したような、目的文書の概略表示情報が表
`示文書保存ファイル708に登録されているならば、ま
`ず、その概略表示情報をもとに図10のような文書の概
`略が表示され、次に図4のような実際の文書が表示され
`ることになる。図4のような文書表示をするためには文
`書の外部形式を文書ファイル704から読み込み、文書
`解析装置705で文書の内部形式に変換する必要がある
`が、その処理が終了するのを待たずに、まず図10のよ
`うな概略文書が表示されるため、文書(ページ)を高速
`にめくる効果が得られる。
`【0062】なお、以上の実施形態では、表示文書(ペ
`ージ)を切り替える際に、その時点において表示中の文
`書の概略表示情報を生成して表示文書保存ファイル70
`8に保存する場合について説明したが、前記第1の実施
`形態とは異なって、表示中の文書の状態を示す文書状態
`情報(スクロール位置、カーソル位置の情報)を保存し
`ない方式では、ステップ804の処理で文書の内部形式
`に従う文書表示を行った際に、その内部形式を利用して
`文書表示情報作成装置707にて文書の概略表示情報を
`生成し、表示文書保存ファイル708に保存するように
`しても構わない。
`【0063】この他、表示文書を切り替える際に、その
`時点において表示中の文書の状態を示す文書状態情報を
`生成して、概略表示情報と共に保存しておき、その文書
`
`Motorola PX 1005_8
`
`
`
`15
`
`16
`
`(9)
`
`特開平10−21224
`
`を再度表示する場合に、上記保存しておいた文書状態情
`報を上記ステップ805に相当する処理で利用すること
`で、元の文書表示状態の概略を速やかに再現することが
`可能となり、同様に上記保存しておいた文書状態情報を
`上記ステップ804に相当する処理で利用することで、
`元の文書表示状態を速やかに再現することが可能とな
`る。
`[第3の実施形態]図11は本発明の第3の実施形態に
`係る情報処理機器の機能構成を示すブロック図である。
`【0064】図11の情報処理機器は、図1中の入力装
`置101、制御装置102、文書構造管理装置103、
`文書ファイル104、文書解析装置105及び表示装置
`106に相当する、入力装置111、制御装置112、
`文書構造管理装置113、文書ファイル114、文書解
`析装置115及び表示装置116の他に、ユーザが文書
`に重ね書きした注釈(アノテーション)の情報を保存し
`ておく注釈ファイル117、文書構造管理装置113に
`よる管理対象となっている文書の内部形式(の文書構
`造)に対してユーザからの要求に従って重ね書きの注釈
`を書き加える注釈装置118、及び注釈が重ね書きされ
`た領域を文書中から抽出する注釈領域抽出装置119を
`備えて構成されている。
`【0065】図11の構成において、ユーザが入力装置
`111(内の例えば図示せぬペン)を用いて、表示装置
`116に表示されている文書に対して何らかの注釈を重
`ね書きするための操作を行うと、制御装置112により
`注釈装置118が起動される。
`【0066】すると注釈装置118は、入力装置111
`からの入力内容に従い、文書構造管理装置113により
`表示装置116に表示されている文書の内部形式に対し
`て、ユーザの要求した位置にユーザの要求した注釈の情
`報(例えば、注釈のパターンをベクトル列で表した情
`報)を重ね書きする。これにより、表示装置116に
`は、注釈が重ね書きされた文書が表示されることにな
`る。
`【0067】図12に、図4の文書に対して注釈が加え
`られた場合の表示例を示す。ここでは、ユーザにより手
`書きでマルが重ね書きされている様子が示されている。
`また、注釈装置118は、文書の内部形式に対して重ね
`書きした注釈の情報に、その注釈が重ね書きされた文書
`上の座標情報を付加し、対応する文書の文書IDと組に
`して注釈ファイル117に保存する。なお、この注釈情
`報の保存処理を、前記第2の実施形態における概略表示
`情報の保存と同様に、表示文書の切り替え時に行うよう
`にしても構わない。
`【0068】さて、図11の構成では、ユーザが入力装
`置111を用いて表示文書IDを切り替えるコマンドを
`入力すると、図6中のステップ604或いは図8中のス
`テップ806と同様の処理が行われる。ここでは、入力
`コマンドで指定された文書が文書ファイル114から文
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`書解析装置115に読み込まれ、その文書構造が図2の
`例のような外部形式から、図3の例のような内部形式に
`変換されて、文書構造管理装置113に渡される。これ
`により文書構造管理装置113は、表示中の文書を上記
`入力コマンドで指定された文書に切り替えるために、文
`書解析装置115から渡された指定文書の内部形式のデ
`ータ構造を(メモリ上に)保持する。
`【0069】このとき制御装置112により注釈装置1
`18が起動される。すると注釈装置118は、上記入力
`コマンドで指定された文書の注釈情報が注釈ファイル1
`17に保存されているか否かを調べ、保存されているな
`らば、その注釈情報を注釈ファイル117から取り出し
`て注釈領域抽出装置119に渡す。また注釈装置118
`は、文書構造管理装置113に保持されている指定文書
`の内部形式に対して、注釈ファイル117から取り出し
`た注釈情報の示す位置に、当該注釈情報の示す注釈を重
`ね書きする。
`【0070】注釈領域抽出装置119は、注釈装置11
`8から指定文書の注釈情報を受け取ると、当該注釈情報
`をもとに、文書構造管理装置113に保持されている指
`定文書の内部形式の中から、注釈が重ね書きされた部
`分、即ち注釈領域を抽出し、表示装置116に表示す
`る。ここで、注釈領域を抽出するには、文書構造管理装
`置113に保持されている図3のような文書の内部形式
`で表現された文書中の各項目の座標値と注釈が占める座
`標値を比較し、重なりがあるか否かを調べ、重なりがあ
`るものを取り出せばよい。
`【0071】図13に、図12のように注釈が加えられ
`た文書の注釈領域を抽出して、その部分だけを表示した
`文書の例を示す。さて、制御装置112は、注釈領域抽
`出装置119により注釈領域の部分が表示されてから予
`め定められた一定時間が経過すると、文書構造管理装置
`113に対して通常の文書表示を要求する。これにより
`文書構造管理装置113は、自身が保持している文書の
`内部形式に従い、該当する文書を表示装置116に表示
`する。
`【0072】以上に述べたように、本実施形態において
`は、文書を表示する際に、ユーザが注釈を重ね書きした
`領域を最初に表示することにより、文書をめくりながら
`検索する際に、識別に必要となる情報が最初に表示され
`る可能性が高まり、高速に検索できるようになる。
`【0073】なお、以上の実施形態では、表示文書を切
`り替える際に、文書の内部形式から注釈領域を抽出し
`て、その領域の部分を表示する場合について説明した
`が、これに限るものではない。例えば、図11の構成
`に、前記第2の実施形態で適用された図7中の文書表示
`情報作成装置707及び表示文書保存ファイル708を
`追加して、この表示文書保存ファイル708に目的の文
`書の概略表示情報が登録されている場合には、その概略
`表示情報から注釈領域を抽出して、その領域の部分、即
`
`Motorola PX 1005_9
`
`
`
`17
`
`18
`
`(10)
`
`特開平10−21224
`
`ち注釈が存在する部分の概略を表示するようにしても構
`わない。この場合、ユーザが注釈を重ね書きした領域が
`一層高速に表示できる。
`【0074】また、前記第1の実施形態と同様に、表示
`文書を切り替える際に、その時点において表示中の文書
`の状態を示す文書状態情報を文書構造管理装置113が
`生成して(図1中の文書状態保存ファイル107に相当
`する文書状態保存ファイルに)保存しておき、その文書
`を再度表示する場合に、上記保存しておいた文書状態情
`報を利用して、文書構造管理装置113がその文書の内
`部形式を再構成し、その再構成後の内部形式から注釈領
`域抽出装置119が注釈領域を抽出して画面表示するよ
`うにしても構わない。この場合、文書が以前に切り替え
`られた際の文書表示状態をほぼ再現できるため、識別に
`必要となる情報が最初に表示される可能性を一層高める
`ことができる。
`【0075】以上、本発明の実施形態につき、主として
`文書を切り替えて表示する場合を例に説明したが、本発
`明は、文書を切り替えて表示するときだけでなく、情報
`処理機器の電源を切った後に再び同じ文書を表示すると
`きにも応用可能である。即ち、従来このようなこと(一
`般にレジューム機構と呼ばれる)を行うためには、アプ
`リケーションが再実行できるようにするために、アプリ
`ケーションが占有しているメモリ領域を全て2次記憶に
`保存する必要があるか、またはメモリの情報が失われな
`いようにそのために必要な電力をメモリやCPUに与え
`続ける必要があった。本発明では、このようなことをす
`ることなく電源を切った後にも疑似的にアプリケーショ
`ンを再実行できるという効果がある。
`【0076】
`【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、文
`書を切り替えて表示する際に、その時点において表示中
`の文書の状態を示す文書状態情報を生成して保存してお
`くことにより、ユーザが指定した文書を表示する際に、
`当該文書の文書状態情報が既に保存されている場合に
`は、その文書状態情報をもとに当該文書が以前に切り替
`えられた際の文書表示状態を再現することができ、文書
`を切り替えて表示する際に、その時点において表示され
`ている文書の第2の形式(内部形式)の文書構造を、後
`で再使用可能とするためにメモリ中に保存しておく必要
`がなく、メモリを節約できる。特に、文書状態情報とし
`て、表示文書が切り替えられる際の表示中文書のスクロ
`ール位置並びにカーソル位置の情報を持たせるならば、
`当該文書を再度表示する際には、当該文書の第1の形式
`から変換生成される第2の形式の文書構造と、その文書
`状態情報中のスクロール位置並びにカーソル位置から、
`以前に切り替えられた際の文書表示状態を確実に再現で
`きる。また、文書状態情報中に該当する文書の第2の形
`式の文書構造中の各項目の表示座標も持たせるならば、
`この文書状態情報だけから、当該文書が以前に切り替え
`
`10
`
`20
`
`30
`
`40
`
`50
`
`られた際の文書表示状態を、完全ではないものの、ほぼ
`再現することが可能となる。この場合、該当する文書の
`第1の形式を第2の形式に変換する処理が必要ないた
`め、より高速に目的の文書を切り替え表示することがで
`きる。
`【0077】また、本発明によれば、文書構造管理手段
`により管理されている文書の第2の形式の文書構造か
`ら、その文書構造中の各項目の表示座標値を含む文書の
`概略表示用の文書表示情報(概略表示情報)を生成して
`保存しておくことにより、ユーザが指定した文書を表示
`する際に、その文書の文書表示情報が既に保存されてい
`るならば、その文書表示情報に含まれている当該文書の
`各項目の座標値などの情報に基づき文書の概略を表示す
`ることができるため、文書の第1の形式を第2の形式に
`変換し、その第2の形式の文書構造を最初から表示する
`だけの場合より、表示文書の切り替えを高速に行うこと
`ができる。しかも、文書の第2の形式の文書構造をメモ
`リ中に保存しておく必要がないため、メモリを節約でき
`る。
`【0078】また、本発明によれば、文書を表示する際
`に、ユーザが注釈を重ね書きした領域を最初に表示する
`ことができるため、文書をめくりながら検索する際に、
`識別に必要となる情報が最初に表示される可能性が高ま
`り、高速に検索できるようになる。
`【0079】このように本発明によれば、メモリ容量が
`十分でなく、またMMUなどの特別のハードウェアを持
`たなくても、アプリケーションを完全に終了させること
`なく、文書の切り替え表示に代表されるような、アプリ
`ケーション間の切り替えを連続的に行うことができる。
`【図面の簡単な説明】
`【図1】本発明の第1の実施形態に係る情報処理機器の
`機能構成を示すブロック図。
`【図2】文書の外部形式の一例を示す図。
`【図3】(図2中の外部形式に対する)文書の内部形式
`の一例を示す図。
`【図4】図3の内部形式に従って表示される文書の画面
`例を示す図。
`【図5】図1中の文書状態保存ファイル107に保存さ
`れる文書状態情報の一例を示す図。
`【図6】図1の構成の動作を説明するためのフローチャ
`ート。
`【図7】本発明の第2の実施形態に係る情報処理機器の
`機能構成を示すブロック図。
`【図8】図7の構成の動作を説明するためのフローチャ
`ート。
`【図9】図7中の表示文書保存ファイル708に登録さ
`れる概略表示情報の一例を示す図。
`【図10】概略表示情報に従う文書の概略表示例を示す
`図。
`【図11】本発明の第3の実施形態に係る情報処理機器
`
`Motorola PX 1005_10
`
`
`
`19
`
`20
`
`(11)
`
`特開平10−21224
`
`の機能構成を示すブロック図。
`【図12】図4の文書に対して注釈を加えた例を示す
`図。
`【図13】注釈領域の部分だけを抽出して表示した文書
`表示例を示す図。
`【符号の説明】
`101,111,701…入力装置、
`102,112,702…制御装置、
`103,113,703…文書構造管理装置(文書構造
`再構成手段)、
`104,114,704…文書ファイル(文書保存手
`
`段)、
`105,115,705…文書解析装置、
`106,116,706…表示装置、
`107…文書状態保存ファイル(文書状態保存手段)、
`117…注釈ファイル、
`118…注釈装置、
`119…注釈領域抽出装置、
`707…文書表示情報作成装置、
`708…表示文書保存ファイル(表示文書保存手段)、
`709…表示データ生成装置。
`
`10
`
`【図1】
`
`【図2】
`
`【図3】
`
`Motorola PX 1005_11
`
`
`
`(12)
`
`特開平10−21224
`
`【図4】
`
`【図5】
`
`【図6】
`
`【図12】
`
`【図13】
`
`Motorola PX 1005_12
`
`
`
`(13)
`
`特開平10−21224
`
`【図7】
`
`Motorola PX 1005_13
`
`
`
`(14)
`
`特開平10−21224
`
`【図8】
`
`【図9】
`
`【図10】
`
`Motorola PX 1005_14
`
`
`
`(15)
`
`特開平10−21224
`
`【図11】
`
`Motorola PX 1005_15
`
`
`
`Voice: 201-220-6785 Fax 2015612~7449
`
`GREGOR HARTMANN
`JAPANESE-ENGLISHiTRANSlATlON
`‘
`“
`, 137 OAK STREET
`RIDGEWOODNEWJERSEY 07450—2508
`
`TRANSLATION from Japanese to English
`
`CERTIFICATE OF TRANSLATION ACCURACY
`
`This day personally appeared before me Gregor Hartmann, who after being duly sworn
`deposes and states:
`
`that he is a translator of the Japanese and English languages, a professional provider of
`translations, accredited by the American Translators Association (Alexandria, VA) for
`Japanese to English translation;
`
`that he is thoroughly familiar with these languages and has carefully made and verified
`the attached translation from the original document in the Japanese language, to wit:
`
`JPA-l998-021224 (Tsutsumitake)
`Information Processing Device
`
`and that the attached translation is a true and correct English version of the original to I
`the best of his knowledge and belief.
`
`Gregor3Ljrgartmtmann,Translator
`
`Sworn to before me
`
`this date:7f M/J/
`
`ary Fig.112%
`
`I, (KW
`
`my. sen
`awssmm we
`Norm PUBUC sure op NEwgggsqggy
`My Comm Expires Aug/£3 2012
`
`Motorola PX 1005_16
`
`Motorola PX 1005_16
`
`
`
`
`
`
`(19) Japan Patent Office (JP)
`
`
`(12) Laid-Open Patent Application Gazette (A)
`
`
`(51) Int. Cl. 6
` G06F 17/21
`
`
`ID Code
`
`
`(11) Laid-open Application No. H10-21224
`(43) Date of Laid-open Publication: January 23, 1998
`Tech. Indic. Location
`JPO File No.
`FI
`
`G06F 15/20 580J
` 564P
` 570R
` 570G
`Examination: Not Requested No. of Claims: 8 OL (Total 15 pages)
`(71) Applicant: 000003079
`(21) Application No.: Patent Application H08-
`Toshiba Corp.
`170449
`72 Horikawa-cho, Saiwai-ku, Kawasaki
`(22) Application Date: June 28, 1996
`City, Kanagawa Prefecture
`
`(72) Inventor: Hideyuki TSUTSUMITAKE
`
`c/o Toshiba Yanagi Plant, 70 Yanagi-
`cho, Saiwai-ku, Kawasaki City,
`Kanagawa Prefecture
`(74) Agent: Takehiko SUZUE, Patent Agent
`(and six others)
`
`
`(54) Title of Invention: Information Processing Device
`
`(57) Abstract
`
`Problem: To enable continuous switching between applications without completely
`ending an application even if memory capacity is not enough and no special hardware such as an
`MMU is provided.
`
`Means of Solution: A document structure in an internal format that has been read out
`from a document file 104 and converted from an external format by a document analysis device
`105 is held in memory in a document structure management device 103, and used for display at a
`display device 106. When switching and displaying documents, the document structure
`management device 103 saves document state information, including the scroll position and the
`cursor position, indicating the state of the document being displayed at that point in time in a
`document state storage file 107. In addition, when switching and displaying documents, if
`document state information for the new document to be displayed is saved in the document state
`storage file 107, the document structure management device 103 switches and displays the target
`document on the basis of that document state information.
`
`
`
`
`1
`
`Motorola PX 1005_17
`
`
`
`
`
`
`Scope of Claims
`
`Claim 1: An information processing device comprising:
`
`an input means for receiving input from a user,
`
`a document storage means for storing documents in a first format that is device-
`independent,
`
`a document analysis means for analyzing a document stored in said document storage
`means and converting the format of that document from said first format to a second format
`suitable for screen display that is used by the device internally,
`
`a document structure management means for managing the document structure that has
`been converted to said second format by said document analysis means,
`
`a display means used to show the document structure, etc. that is managed by said
`document structure management means to the user, and
`
`a document state storage means for storing for later use the document state information
`needed to reconfigure said second-format information that is managed by said document
`structure management means;
`
`when there is a request to switch the document being displayed at said display means to
`another document, said document structure management means generates document state
`information for the document that has been displayed and saves it in said document state storage
`means, and if document state information on said requested document has been saved in said
`document state storage means, said document structure management means switches and
`displays the target document on the basis of that document state information.
`
`Claim 2
`
`An information processing device comprising:
`
`an input means for receiving input from a user,
`
`a document storage means for storing documents in a first format that is device-
`independent,
`
`a document analysis means for analyzing a document stored in said document storage
`means and converting the format of that document from said first format to a second format
`suitable for screen display that is used by the device internally,
`
`a document structure management means for managing the document structure that has
`been converted to said second format by said document analysis means,
`
`
`
`2
`
`Motorola PX 1005_18
`
`
`
`a display means used to show the document structure, etc. that is managed by said
`
`document structure management means to the user,
`
`a document display information creation means for creating document display
`information for summary display of a document, including display coordinate values for each
`item in the document structure that is managed by said document structure management means,
`
`a display document storage means for storing for later use document display information
`generated by said document display information creation means, and
`
`a display data generation means operating such that when there is a request to switch the
`document being displayed at said display means to another document, if document display
`information for the requested document has been saved in said display document storage means,
`summary document structure display data for displaying the summary document structure of that
`document is generated based on that document display information, and the summary document
`structure of the target document is switched and displayed on the basis of that display data;
`
`when there is a request to switch the document being displayed at said display means to
`another document, said document structure management means waits for the format of that
`requested document to be converted to said second format by said document analysis means,
`displays the post-conversion document structure at said display means, and switches from the
`summary document structure display by said display data generation means.
`
`Claim 3
`
`An information processing device comprising:
`
`an input means for receiving input from a user,
`
`a document storage means for storing documents in a first format that is device-
`independent,
`
`a document analysis means for analyzing a document stored in said document storage
`means and converting the format of that document from said first format to a second format
`suitable for screen display that is used by the device internally,
`
`a document structure management means for managing the document structure that has
`been converted to said second format by said document analysis means,
`
`a display means used to show the document structure, etc. that is managed by said
`document structure management means to the user,
`
`a document state storage means for storing for later use the document state information
`needed to reconfigure said second-format information that is managed by said document
`structure management means,
`
`a document display information creation means for creating document display
`information for summary display of a document, including display coordinate values for each
`item in the document structure that is managed by said document structure management means,
`
`a display document storage means for storing for later use document display information
`generated by said document display information creation means, and
`
`a display data generation means operating such that when there is a request to switch the
`document being displayed at said display